『痛いほどきみが好きなのに』
THE HOTTEST STATE
2006年アメリカ映画 117分
原作・脚本・監督:イーサン・ホーク
製作:アレクシス・アレグザニアン、木藤幸江
撮影:クリス・ノアー 音楽:ジェシー・ハリス
出演:マーク・ウェバー(ウィリアム・ハーディング)、カタリーナ・サンディノ・モレノ(サラ・ガルシア)、ソニア・ブラガ(ミセス・ガルシア)、イーサン・ホーク(ヴィンス)、ローラ・リニー(ジェシー)、ミシェル・ウィリアムズ(サマンサ)、ジェシー・ハリス(デイヴ・アフトン)、フランク・ホエーリー(ハリス)、リン・コーエン(ハリスの母親)、アレグザンドラ・ダダリオ(キム)、ダニエル・ロス(若き日のヴィンス)、アン・クラーク(若き日のジェシー)
NY。ウィリアムは若手俳優。気軽な恋愛も楽しみ、仕事もまずまず順調。それなりの日々を過ごしていた。21歳の誕生日を前に、ウィリアムは行きつけのバーで、一人の女性に出会う。名前はサラ、シンガーソングライター志望だ。NYに来たばかりだというサラは、偶然にもウィリアムのアパートの真向かいに仮住まいをしていた。運命を感じた二人は、出会ったその夜、キスを交わす。ウィリアムは自分でも信じられないぐらい彼女に恋をした。サラのアパート。引っ越したばかりの部屋にぽつんとおかれたベッドで、寝転んでじゃれあう二人。そのままセックスにもつれこみそうになるが、サラは拒む。どこか煮え切らないサラの態度に不安になるウィリアム。サラはウィリアムを母に紹介するため実家に連れて行く。母娘の漏れ聞いた会話から、サラの過去の失恋を知ったウィリアムは、新作映画の撮影旅行に便乗して彼女をメキシコへと誘う。誰も知りあいのいないメキシコの街で二人は、遂に結ばれる。そのままのめりこむように恋におち、すぐさま結婚を誓いあう二人。人生で最高に幸せな時間を過ごし、サラは先にNYへと戻っていった。撮影を終えてNYに帰ってきたウィリアムは、すぐさまサラの元へ行く。花束とお土産を抱えた彼を待っていたのはサラのよそよそしい態度。バンド仲間と練習を再開したサラは、歌手として自立するという夢と、ウィリアムへの恋の間で大きく揺れ動いていた。自分だけの時間が必要だと、しばらく距離を置くことを提案するサラ。あまりに急な態度の違いにウィリアムは動揺する。自棄になったウィリアムは、元彼女サマンサに会ってみるが、その軽い恋愛に逆にむなしさが募るだけだった。誕生日に久しぶりに母親に会うと、母には新しい恋人がいた。サラと同じようなことを言う母に、両親の離婚で父親がいないから、男の心得がわからないとぼやくウィリアム。ウィリアムにはどうしてもサラの気持ちがわからない。焦れば焦るほどサラとの溝は深まり、やり場のない感情をもてあましていく。【公式サイトより引用】
イーサン・ホークさんが1997年に発表した同名の自伝的小説を自ら映画化。
原題の"THE HOTTEST STATE"は直訳すれば「一番熱い州」で、ウィリアムが8歳まで過ごしたテキサス州のこと。彼が子供の頃に書いた詩にもそのフレーズが出てくる。
他方、stateには「状態」という意味もあるので、「最も熱い状態」という意味もあるのだろう。まさに映画の中のウィリアムはそのような状態でサラとの恋に燃え上がる。
サラのモデルは『リアリティ・バイツ』の主題歌「STAY」で脚光を浴びたリサ・ローブさんだとか。当時は元々、友人のイーサン・ホークさんの紹介で抜擢されたという話だったが、そういう仲だったのね(笑)。
作品としては特にどうということのない平凡なもの。
サラにしたって散々セックスを拒んでコンドームがなきゃダメとか言っておきながら、メキシコに行ったら自ら脱ぎ始めて「そのままでして!」ってどないやねん(笑)。
主人公がイーサン・ホークさん扮する父親に会いに行くというエピソードも消化不良気味。
ズッこけそうになったのは、エンディングで突如、日本語の歌がかかり始めたこと。
韓国映画では時折こういうパターンがあったが、アメリカ映画にまで…。
配給会社はいかに作品をブチ壊しにしているか気づかないのかねぇ。
★★