「『恐竜と隣人のポルカ K/T BOUNDARY』」
演劇道
PARCO PRODUCE
『恐竜と隣人のポルカ K/T BOUNDARY』
KYORYU TO RINJIN NO POLKA ケー・ティー・バウンダリー
【名古屋公演】
2008年6月19日(木)
愛知厚生年金会館
S席:8,000円 A席:7,000円
作・演出:後藤ひろひと
美術:池田ともゆき 音楽:石田雄一 照明:吉川ひろ子
音響:原田耕児 ヘアメイク:西川直子 衣裳:藤井享子
演出助手:高野玲 舞台監督:林和宏
出演:寺脇康文(戸田幸夫)、手塚とおる(熊谷柿一郎)、水野真紀(戸田千春)、竹内都子(熊谷亜矢子)、森本亮治(戸田翔太)、大和田美帆(熊谷桃子)、石野真子(石野真子)、兵動大樹(ディレクター島之内)、後藤ひろひと(柴栄先生)、鈴木悟史(ウィスラーズ)、藤桃子(ウィスラーズ)
声の出演:池田成志、川平慈英、中井美穂、ラフーボ アリサ、王健(ワン・ジェン)
とある郊外の住宅街に並んで暮らしている戸田家と熊谷家。戸田家はイベント会社に勤務する幸夫と千春の夫婦にプー太郎の息子・翔太の3人家族。熊谷家は柿一郎と妹の亜矢子が2人で暮らし、柿一郎の娘で大学生の桃子は
離れて暮らしていた。ある日、花壇作りのために庭に穴を掘っていた幸夫は、恐竜の化石を発見する。「トダノドン」と名づけて一攫千金を夢見る幸夫だったが、話がこじれることを恐れて幼馴染の柿一郎には秘密にしておくことにする。ところが、幸夫の不審な動きに気づいた柿一郎はテレビの恐竜番組に投書、自分の庭から恐竜の化石が出ると持ちかける。レポーターの石野真子が本物かどうかを疑いかけていたディレクターの島之内は、石野真子の大ファンだという柿一郎なら見抜けるはずと熊谷家で撮影をすることに。幸夫にとっても永遠のアイドルである石野真子が隣家に入っていくのを見てショックを受ける幸夫。恐竜博士の柴栄先生に鑑定を依頼して本物の化石だと言われて有頂天になるが、熊谷家の庭からも化石が発見される。
後藤ひろひとさんの新作は、『Shuffle』に続いて石野真子さんが本人役で出演。
タイトルにある「K/T BOUDNARY(境界線)」とは白亜紀と第三紀の境目で、恐竜が絶滅した時期。その地層からは恐竜の化石が数多く発見されているそうで、戸田家・熊谷家のある住宅地もそうした地層に建てられているという設定。
また、舞台上では下手に熊谷家、上手に戸田家があり、玄関扉には「
KUMAGAI」、「
TODA」とそれぞれ頭文字が大きく書かれている。つまりはこれがもう一つのK/T BOUDNARYという次第。
後藤ひろひとさんの場合、何か特殊な設定をつけくわえることが多いのだが、本作は正統派のストレートコメディ。
2時間、きっちり笑わせてもらった。
柿一郎と亜矢子を夫婦ではなく兄妹にしたのはなぜだろうとか(実際、夫婦と思い込んでいる人もいた模様)、桃子が最初から家にいなかったのはなぜだろうとか気になるところもあったけど、あまり考えてはないだろうな(笑)。
石野真子さんが実に可愛らしい。
恐竜の化石をめぐるドタバタもどこへやら、最後は「ンなアホな!?」という彼女の秘密がメインになってしまうし(笑)。
『ガラスの仮面』で北島マヤ役に抜擢された大和田美帆さんもいい感じ。
親の七光りではなさそうやね。