『ハーブ』
허브
2007年韓国映画 113分
脚本・監督:ホ・インム
脚本:イ・ジェユン、キム・グンチョル、ソン・ヒョンフィ、パク・ミヨン、シン・ヨンジュ、チョン・ソウォン
撮影:ユン・ホンシク 音楽:チョ・ソンウ
出演:カン・ヘジョン(チャ・サンウン)、ペ・ジョンオク(サンウンの母キム・ヒョンスク)、チョン・ギョンホ(イ・ジョンボム)、イ・ミヨン(ヒョンスクの友人ミジャ)、イ・ウォンジョン(チャン巡査)、イ・ヨンユ(ヨンナン)、イ・ビョンヒョン(スンウォン)、シム・テユン(ジョンボムの同僚ハンモ)、チョン・ユン(同フデ)、ヤン・ヘミン(不良少女1)、チョン・ウヒ(同2)、イ・ウネ(同3)、チョン・ジン(トランポリンのおじさん)
精神年齢が7歳のままの“精神遅滞障害者”であるチャ・サンウンは、遊園地の面接を受ける。1年前のこと。園芸店を営む母ヒョンスクと2人暮らしのサンウンは、着ぐるみで子供たちのいたずらに手を焼いていた警官イ・ジョンボムに出会う。童話の世界に憧れていたサンウンはジョンボムの顔を見て王子様だと思い込み、20歳の誕生日にもらったポラロイドカメラでその後姿を写す。翌日、街でサンウンを見かけたジョンボムは、彼女を国際弁護士だと思い込み、猛アタックをかける。“同世代”の友人ヨンナンに反対されながらも、ジョンボムと付き合い始めるサンウン。ところが、サンウンが障害者であることに気づいたジョンボムは、彼女と連絡を取らなくなる。同級生のスンウォンと付き合い始めたヨンナンは彼女の相談にも知らんぷり。直接、警察署に出向くが冷たく追い返されたサンウンは、トランポリンをして気を紛らせる。するとそこへサンウンの言葉に自分の身勝手さを反省したジョンボムがやってくる。その最中、2人組の泥棒を見かけた2人は協力して逮捕するが、先輩のチャン巡査に手柄を取られてしまう。一方、ミジャに付き合って病院に行ったヒョンスクは自分の体ががんに蝕まれ、余命が残りわずかであることを知らされる。帰宅すると、サンウンがジョンボムと一緒にいた。数日前、ジョンボムに違反切符を切られたヒョンスクはジョンボムに殴りかかる。ジョンボムの後を追い、家を飛び出すサンウン。ヒョンスクは娘をつかまえて工事中のビルの屋上に行き、一緒に死のうと言い出してミジャに止められる。数日後、サンウンの姿が見えなくなり、ジョンボムはソウルランドに彼女を探しに行き、不良少女たちに絡まれていたサンウンを体を張って守る。ヒョンスクはそんなジョンボムを見て心を開いていくが、倒れて入院する。
韓流シネマ・フェスティバル2008上映作品。
『裸足のギボン』と言い、本作と言い、韓国映画の障害者モノは手堅い。
演じるは
『トンマッコルへようこそ』でも純粋無垢な少女を演じていたカン・ヘジョンさん。
喋り方や声のトーンなんかはまさに少女。
時折、外見さえ少女と見紛うほど。
演技形態を含め、貫地谷しほりさんに似ていた。
ちなみに本国では整形疑惑が出て、事務所は歯列矯正しただけと否定したそうだけど、確かに随分変わったような…(笑)。
母親が亡くなるという展開は、序盤、ミジャにつきあって病院に行った時点で早々に読めてしまったが、それでも母親がサンウンにこれからやることを約束させたり、言われた通りに自転車に乗れるように練習したりするあたりでうるうるしてしまう。
ただ、退院した母親とハーブ畑を見に行くくだりはどうかなぁ。
母親が宿のベッドで苦しんでいるのに、今すぐ畑を見に行かなきゃいけないと言い出して、自転車で2人乗りをするのはさすがにムチャがありすぎ。
サンウンを助けてくれる人はもういないということを表したかったのかも知れないが…。
それとジョンボムはどうなのよ。
サンウンが障害者と知って距離を置くのはまだしも、警察署に持ってきたプレゼントを手で払いのけたり、後半、誕生日の母親に作るわかめスープの材料を買いに来た(韓国では誕生日にわかめスープを食べる習慣がある)サンウンに対するスーパーの店員の態度にキレて店のものを破壊したり…。
こんな奴が警官やってていいの?
大人びた喋り方をするヨンナンの方が男を見る目はあるかも(笑)。
キスシーンで店の電気がついたり花びらが宙に浮かんだりする演出は韓国映画ならでは。
小人のシンデレラや白雪姫が登場してサンウンと話をするシーンもあり。
『恋の罠』でも小人が出てきたけど、流行ってるんだろうか(笑)。
★★★