『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
2008年日本映画 110分
監督:塚本連平 脚本:福田雄一 原作:ママチャリ
撮影:瀬川龍 美術:太田喜久男 編集:平川正治
音楽プロデューサー:志田博英 主題歌:FUNKY MONKEY BABYS「旅立ち」
出演:市原隼人(ママチャリ)、佐々木蔵之介(駐在さん)、麻生久美子 (加奈子)、石田卓也(西条)、加治将樹(孝昭)、賀来賢人(グレート井上)、脇知弘(千葉くん)、冨浦智嗣(ジェミー)、小柳友(辻村さん)、石野真子(ママチャリの母・たみ子)、豊田エリー(美奈子さん)、成嶋こと里(前園ミカ)、倉科カナ(和美)、水沢奈子(井上夕子)、竹中直人(親方)、宇田学(警官)、森崎博之(寺島先生)、【ゲスト出演】坂井真紀(白井恭子先生)、根岸季衣(バーバー吉田のばばあ)、志賀廣太郎(神主)、ガッツ石松(孝明の父)、安藤玉恵(孝昭の姉)、片桐はいり(みどり屋のおばちゃん)、酒井敏也(電気屋のおじさん)、宮地雅子(看護婦さん・川崎)、掟ポルシェ(花火師)
1979年、栃木県烏山町。イタズラの天才・ママチャリ、喧嘩の強いエロガッパ・西条、8人家族の孝昭、医者の息子で恋多きグレート井上、肉屋の息子でデブの千葉くんの高校生5人は駐在さんに宣戦布告をする。きっかけはバイクで通学していた西条がスピード違反で捕まり、学校を停学になったこと。ママチャリたちは猛スピードで自転車を漕いで測定器の前を横切り、スピード違反の取締りをしている駐在さんの邪魔をしようとするが、自転車も軽車両だとして寺島先生を呼び出されて失敗。その後、孝昭の後輩・ジェミーやダブリの辻村さんがくわわり喫茶店で作戦会議を練るが、みんなの関心はその店の美人店員に傾いて復讐どころではない。それでもママチャリは西条の愛読書である「月刊SM貴族」を派出所に置いて立ち去ろうとするが、喫茶店の美人店員に見つかる。落し物を届けに来たとごまかすママチャリだったが、彼女が駐在さんの妻・加奈子さんだと知ってショックを受ける。しかも駐在さんはママチャリにその雑誌名を読ませて彼女の前で恥をかかせる。ある時、ママチャリと井上は駐在さんが若い女性と親しげにしているところを見かけて憤慨する。ところが、その女性は東京の大学で星の研究をしている加奈子さんの妹・美奈子さんだった。夏休みを利用して星の観測に来たという美奈子さんに一目ぼれする井上。その後、ママチャリたちと駐在さんとのイタズラ合戦が続く中、西条がバイク事故で怪我をして入院する。西条は見舞いに来たママチャリたちに戸鳴市で行われる花火を盗んで病院から見える場所で打ち上げるように言う。それが心臓の持病で入院しているミカちゃんに手術を受けさせるためだと知ったママチャリは、必死で作戦を立てて仲間たちに協力を呼びかける。
現在も更新を続ける人気ブログ小説の映画化。
タイトルも意識しているのだろうが、これはもはや現代版『ぼくらの七日間戦争』(時代設定は本作の方が過去だが)。
前半は正直言って、予告篇の延長という感じで見所は麻生久美子さんのみだったが、ブログでも特に好評だったという「花火盗人」のエピソードに入ってからが面白くなった。
特に挿入歌で使われるFUNKY MONKEY BABYSの「ちっぽけな勇気」(ちなみにCDのジャケットは本作にも出演している脇知弘くん)が効果抜群。
これをバックに夕陽の中を自転車で全力疾走された日には、こちらも仲間っていいよねぇと素直に思えてしまうし、いつもと同じ演技の市原隼人くんですらいい表情してるねぇと思ってしまう。
ママチャリに好意を寄せている巨乳の和美やダブリで運転免許を持っている辻村さんが最後にちゃんと役割を与えられているあたりもいい。
青春映画はこうでないとね。
1979年が舞台ということで、合間合間にアテレコされた当時のCMが挿入される。
また、ママチャリの母親役が石野真子さんで、とあるシーンで「狼なんか怖くない」が流れるのはもはやお約束。しかも彼女が働いているコンビニエンスストアに「石野真子コンサート」のポスターが貼ってあるし(笑)。
本篇で描かれているのは700日のうちの108日。
こりゃ完全に続篇を狙ってるな(実際、続篇製作の署名運動がされているそうで)。
★★★

0