




今日はちょっと寝坊して7時にテントを出た。天気は朝から良く晴れており、一日十分持つ感じ。今日は今回のツーリングのメーンエベント、【田代相馬林道】が待っている。秋田〜青森をつなぐ峰越林道であり、青森側は荒れているらしい。
国道7号からの入口があまりに近かったので見落としてしまいタイムロス。素直に「早口ダム」方向に進む。迷ったら左に左に進むと、ダートが現れ林道標識が現れる。もとは【早口林道】と呼ばれていたらしい。途中通行止め看板があるが、「やませダム」と繋がるところが崩れているようだ。「ロケット燃料燃焼実験場」って何?いつかじっくりと訪ねて見たいものだ。ようやく【峰越林道田代相馬線】の標識が現れる。「峰越〜」の部分がそそられる。ダムを過ぎて峠らしい部分があるが県境はまだ先のようだ。下っていくと【長慶林道】などいくつか分岐があるが、距離はたいしたことない。橋を渡り登坂の途中に再び通行止め看板があり、右に分岐がある。路面はしっかりしているようなので、放置されることはないだろう。草が迫ってくる中上りきるとそこが「長慶峠」だった。





県境とは思えないほどあっさりしていたが、道はまだまだ続く。草の張り出しはさらに酷くなり、路面の轍すら見えない。あわせてかなりの急傾斜になった。真ん中の草ボウボウのところを走らざるを得ないが、轍は雨に流されてどうなっているかわからないのでこの方が安全だ。時折現れる九十九折のカーブはガレガレになっている。ここを登ってくる車があるのだろうか?信じられなかった。
草に埋もれながら下っていると、路肩に気になるものが・・・直径60センチほどの傘のような植物。そうオオブキである。ここはコロボックル伝説の地である。汗をかきかき下っていると、自分がとても小さなものになったような気がしてきた。
ようやく葉っぱ地帯を抜けるとちょっと広場状のスペースが現れたので小休止。振り返ると「峰越連絡林道田代相馬線」の立派な看板があった。あわせて通行止めの看板も。かっては大いに期待されていたのだろうが、今は青森側は放置プレイのようだ。まだまだ続くこの先も相変わらずの草むら状態だ。
下りの傾斜はややゆるくなり、樹林地帯っぽくなったが、遥か下を流れる川に沿っているらしく、ところどころ崩落している。岩や木の根が流されて道を塞いでいるところもある。四輪にはかなり厳しく、自分もツーリング仕様だったら絶対通れないと思われるが、それでもタイヤの跡がまだ残っているので、物好きがいるようだ。
ようやく安心して走れるところまで下ってきたら、本線に通行止めの看板があり、右手の山に登って行く道が迂回路のようだ。どこに抜けるのか案内がまったくなく、今までの状況を考えると不安が残るが、引き返すほうがもっと大変だろう。迂回路はしっかりした山道であり、うねうねと上っていくと見晴らしのよいポイントもあり、弘前と思われる町並みも見える。地図を見ると「湯口」方面に向かっているようだ。
材木の積み出し作業をしている現場を過ぎると採石場が現れた。「関係者以外立ち入り禁止」の看板も多く、こちら側から入れると思う人はいないだろう。ツーリングマップルではダート35.9キロとなっているが、遠回りしたので40キロ以上あったと思われる。




採石場を過ぎればリンゴ畑が続き、今までの険しかった林道が嘘のようだ。ようやく出たところは「星と森のロマントピア」の看板のある分岐、ここが目印だ。一応、念のため【田代相馬林道】の相馬側入口を確認する。なかなか味のある林道標識だが、しばらく行くと大規模な法面工事をしていた。十分通れそうな感じだが、きっと通したくないのだろう。
次は美山湖まで行って【県道西目屋〜二ツ井線】を目指す。が、大規模工事で通行止めだった。 これには参った。こんなどこからも遠いところで通行止めでは行くところがない。弘前に戻る途中のJAの食堂で天ぷらそばをすすりながら(立ち食いそばと同じだなぁ)、秋田側から西チャレンジするとともに、沿線をぶらぶらすることに決めた。
まずは「アップルロード」。りんご畑の中をひた走る舗装オンリーの道だが風情がある。渋滞時の迂回路にも良さそうだ。国道7号に出てから脇道がないか探すが、あっと驚くようなショートカットはない。湯ノ沢温泉の奥で鉱山跡を発見したり、矢立温泉の脇にプチダートを発見したりしながら進む。途中線路を渡った先に道路らしきものが見えるので行ってみたら、いきなり幅20メートルほどのダートになリ、突き進むと工事中の舗装路が現れた国道につなぐ工事のようだった。



県道68号に出たので山中をぐるぐる回りながら野営地の脇を抜け藤里町を目指す。秋田側の県道317号はダートはなくなっており、県境の「釣瓶落峠」のトンネルまですべて舗装されていた。ツーリングマップルにあるとおりなかなかすごい景色なのだが、がっくり感が強く感動できなかった。
支線の林道にいくつか入ってみたがまともに走れる感じではない。規制時のゲートまで戻ってみたら左手に林道が口をあけている。【一ノ坂林道】と看板がある。期待しないで入ったが結構距離があり、時間が押していなければ楽しく走れたかもしれない。
もう今回のツーリングの日程はほぼ終わっており、明日の朝も早いのでコンビニでビールとつまみを買い、早々に眠ってしまった。
4日目といっていいのだろうか…最終日は午前2時に起きて、濡れたままのテントを畳み、真っ暗な中を出発した。来たときのコースを逆にたどるだけだが、森吉〜阿仁町〜西木村の山岳地帯はずっと濃い霧に包まれており、距離が伸びない。村山市に入ったあたりで霧も晴れ夜も空けた。こんなときは「すきや」の牛丼がうまい。
その後は順調&快適なツーリングであるが、ただひとつ、都心近くになってからミスコースをしてしまい、熊谷近辺でバイクの温度計で41度を越す猛暑に見舞われたことがつらかった。(食堂で食べた冷やし中華がぬるかったのも悲しい)苦行の末夕方には帰り着いた。総走行距離2253キロ。

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