「TOSHIKI KADOMATSU 25th Anniversary Performance」
角松敏生ライブ
毎度の事ながらグッズ売り場は長蛇の列。開演に間に合うのかこれ?と思っていたら「今から並ばれても開演に間に合わないと思われますので・・・・・・(云々)」のような内容のアナウンス。ふむ、今日は流石に5時間以上はヤバイもんね。きっとキッチリ始まるんだろう。と、最初は思っていたんだが今この日記を書いている時点では「15:00くらいに始めてくれたら有難かったな」と思う。まぁ、終わってしまったのでそれはそれだが。
一曲目は『Realize』だっただろうか。最初の曲から泣いてしまう自分に戸惑う。ステージには青木さんが居た。写真とスピーカー。分かっているのに動く青木さんを探したくなる自分が居る。「青木さんの音じゃなきゃ駄目だ」と思う曲も音はすれども姿無しの状況に、ポッカリと心に穴が開いてしまっている事を知る。虚しさが残る。だって、演奏する姿が素敵だったんだもん(哀)。いや、駄目だ。こんなんじゃ。角松を始め、アーティストたちも頑張っているんだから。しかし詞の中の『生きる』とか『死ぬ』とか『居なくなって』とかいう内容に過剰に反応してしまう。
やっぱり今日は皆さん笑顔は無かったように感じた。無理に笑うよりもその方が良い。スピーカーから流れる青木さんの音を聴いただけで哀しみがこみ上げてくるわたしなんか問題にならないくらい辛いはずだから。なんというか、表現が悪いかも知れないが必死さを感じるような『演奏』。そんな風にわたしは感じた。耐えているような・・・・・・。
でもね、やっぱりわたしはライブが好き♪段々とノッてきて踊った、踊った(笑)。歌った、歌った。フィルム交えてのステージ構成。過去を振り返りながら続いていく曲の数々。個人的にはよくカラオケで歌う曲の数々(笑)。特に『The gentle sex』の『サヨナラはくちぐせ』。これが聴けたのが嬉しい。この曲、すごく好き♪CDの話になってしまうが、左のスピーカーから聴こえる角松のギターのフレーズが堪らん!二重三重にもなっている角松のハモリ。何故か主旋律よりもハモリを歌ってしまうのだ(笑)。実を言うとどれが主旋律か分からなくなってくる(馬鹿?)。青木さんのベース!本田さんのサックス!良い事尽くし!!無意識に青木、本田の音を選んで好きになっているらしい。実はこのアルバムでこの組み合わせってこの曲だけなんだよね。角松もこのアルバムを特別に気に入っていると語っていた。曲もさることながら良い音を記録してあるって事なんだろうね。
ゲストも大勢。ほぼ沖縄のアーティストといって良いかも知れない。大体飲み屋で知り合っているんだね(笑)。らしいね、ホント!それはそうと、内藤哲郎さんは相変わらずカッコイイ。太鼓を叩く姿が凛々しい。で、本田さんのフルートを横笛のように音を操っているテクニックに惚れ直した(素敵♪)。そして中川英二郎さんのトロンボーン。あっ、そっか。この方中川幸太郎さんの弟さんだ!!あー!!某アニメのサントラ盤を思い出した。今更ながらアニメのサントラとは思えないサントラだった。英二郎さんも参加。中川喜弘さん(お父さん)も参加っていう中川家の凄さを知るサントラ(笑)だった。『スクライドO.S.T.2』が特に良い。・・・・・・話が脱線しちゃった。つまり英二郎さんのトロンボーンも良かったってことが言いたい(笑)。
だけど気になったこともところどころ有った。角松が音程を外していた曲がいくつか。曲に聴こえなかった。部分的に音が弱い楽器とかも有ったし。そういう風に見えてしまっただけなのか、松原さんの演奏が不安気に感じたり。やっぱり青木さんのことでリハが完璧には行われなかったのだろうか。しかし当日に間に合わせただけでも凄いと思う。
青木さんの音は大好きだが、生演奏じゃないことで楽曲の制約が多かったとも思えた。通常のライブでは有るであろう、メンバー全員のソロも無かったし、制約の為にアレンジも同じ。別に責めている訳じゃない。ライブって生ものなんだとしみじみ思うのだ。想像以上に青木さんの存在が大きかったことを知った。頑張ったよ、みんな。
休憩を挟んでの角松の6時間ライブも前代未聞だが、実は前代未聞がまだあった。終電に間に合わなくなった観客が一斉に向かったのはタクシープール。ここには常時70台の車両がプールされている。それが待っているどころか次から次へと乗車し、過ぎ去って行く。「会社から『横浜アリーナにお客さんがたくさん居ますから向かってください』と言われて来てみたんだけど、有り得ない数でビックリしたんだよ。もう3往復目」たくさんと言ってもせいぜい1000人くらいと踏んでいたらしい。しかしどこまで続くのかと思うほどの行列。「横浜アリーナの殆どのお客さんとか言ってくれればそれなりに対処できたかもしれないのにねぇ」と運転手さん。しかし、このタクシープールは脇でJRの工事をしている関係も有り、以前はスムーズだった車の流れも折角空車があるのにも拘らず、その空車のタクシーで渋滞が起こるという何とも腑に落ちない結果になっている。「もう一箇所、乗り場があれば良いんですよね〜」「そうそう。あとね、待っているより歩いて交差点で待っていた方が直ぐ乗れたはずだよ。空車のタクシーなんてそこら中に走っているんだから」が〜ん・・・・・・。そうだ、その手が有ったんだ。馬鹿みたいに2時間も待っていることなんてしなきゃ良かった。「その方がこっちも待っている時間とか無くて良いしね」「そうですよねぇ」今度こんな事が有ったらその手で行こう。「それにしても新横浜ってタクシーが多いんですね」「うん、そうだねぇ。でも今日みたいのは初めてだよ。今迄に無いね」「前代未聞ですか?」「そう。いくらアリーナって言ってもそんなにこの時間に残っていると思わないよ」だよねー。「なーに、最初から終電が無くなるってみんな分かってたの?」「えー、終電に間に合わなくなる可能性があるという御触れはありましたけどね・・・・・・」「その情報、事前に知っていればねぇ」今日も相当儲かったらしいが、事前に知っていればもっとこの運転手さんの勤めている会社は儲かっただろう。「横浜のホテルとタクシーは大儲けだな」「そうですね、こっちはキツイですけど(笑)」とまぁ、軽く取材のように聞きながら楽しくホテルへ向かった。「これも何かの縁ですから」と、持っていたお菓子をあげたら美味しそうに食べていた。気の良い運転手さんだった。
事前に連絡しておいたが、門限に間に合わなかったにも関わらず待っていてくれたホテルの方にも感謝!
角松、25周年おめでとう。青木さん、いままでありがとう。

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