【リンクフリー】言葉に関してはコメントを・足跡は掲示板を御利用下さい。著作権は放棄していません。
作品種別から選択されると読みやすく表示されます ⇒ ⇒ ⇒
2007/5/17
信じて信じて
いまは小さな本当のあなた
働いて働いて
ほんの少しの本当の時間
隠されて隠されて
うんと大きな本当の自分
揺られて揺られて
いつか大きく本当の君に
いきぬいていきぬいて
いきぬいて
信じて働いて隠されても揺られても
いきぬいて
いきぬいて
いきぬいて
2007/5/15
聞こえてしまったんだ
愚かな君達よ
私に任せておけば良いのだ
難しい事など考えず
私に任せておけ
それなりに楽しめる用意はしてやる
それなりに励んで
それなりに生きておけ
愚民は愚民らしく
私に任せておけば良いのだ
聞こえてしまったんだ
吹き止まぬ風の向こう
声の主を探す
鳴り止まぬ連打の木魚
声の主を探す
全身を襲う砂交じりの風
声の主を探す
2007/5/12
何をなすべきかと駆け抜けた君が
石の下にじっと居るとは思えず
やっと辿り付いた墓標を早々に
私の行くべき道へと帰る
2007/5/12
全身を震わせ大声で
力の限りにはりあげて
君は誰を呼んでいる
夏にはまだ早くても
それまで待てぬと産まれたか
君は何を叫んでいる
限られた命の時間に
伝えたきが多いのか大きいのか
君の声は大きくなった
ミンミンミン
と蝉の短命
ミンミンミン
と蝉のごとく
ミンミンミンミン
民衆の声
2007/5/8
見知らぬ顔の群れが迫る
わかったようなつもりの僕に
お前の知った世界の向こうの
お前の知らない世界の住人ですと
僕の事など目もくれないで
見知らぬ顔の群れが通り過ぎる
2007/5/3
今日の日の青空は必然のメッセージ
先人の先人による憂いに馳せて
日々ひたすらに生き抜いた友に祝福を
日々もくもくと行き交う一人に祝福を
日本の青空に乾杯を
2007/5/3
まんまるの月が
薄ぼんやり揺れるのは
湿気た空気のせいか
込上げた私のせいか
束になって行き交う電線の
向うで揺らぐまんまるの月に
力無く立ちつくす
2007/4/30
鯉幟
いらかの波のまだ上で
大口開けて風くらう
君向かい風いともせず
望むところと陽も雨も
先人達のまだ上を
まなこ見開き泳ぎ抜き
いらかの波を突き抜けて
君鯉幟
いつか飛びゆけ
『鯉のぼり』は詩極さんのテーマ詩で書いたものです。
七五調に分類しようかとも思いましたが応援歌で。
甍irakaの波=古い日本家屋の屋根瓦が重なり合っている様子
2007/4/29
蜘蛛の巣だけは残された
悪巧みの主は果てたのか
鎖の向こうの鉄柵と鉄柱に
蜘蛛の巣だけは残された
主を失った罠の罪は深く
捕らえたものを目的なく苦しめた
捕らえられたものは苦しみの意味も知らぬまま
報いの無い時を一心に刻む
欲望が作らせた悪巧みは
懸命な命を捕らえ続ける
時には希望を時には勇気を
自由を
無責任な主は果てたのか
蜘蛛の巣だけは残された
欲望の果ての道理のなき罠の
蜘蛛の巣だけは残された
1 2 3 4 5 | 《前のページ |
次のページ》