〜前回までのあらすじ〜
遥か、遥か昔のニホンには自然神宗教が根付いていた。
そう、ここは読者達が住む日本とまた違う時間が流れる世界・・・。
強い動物や、山・川などが、神気をもったことで、
人の形を成して国を護り治めることで人間は生活を営んでいる。
その中の一つで、太陽神・天候神と呼ばれる蛇が形を成した国があった。
それが、蛇国(ダコク)。
蛇国は「御大蛇(ミダイジャ)様」が加護する
五穀豊穣・子孫繁栄を与える永久の国。
御大蛇様の血を受ける一族が彼の命を受けて、絶えず世代を紡いでいる。
その一族は、「蛇遣い」(ヘビツカイ)と呼ばれていた。
人が蛇神の血を受けて生まれた血族の男性のみに現れる蛇印がその呼び名の理由だった。
子孫繁栄は男性神を象徴することから男性にしか蛇印が宿らないと
始祖・御大蛇様がきめれれてからいく時が流れ・・・・
理を破る運命の双子が誕生した。
姉を波久(ハク)。
弟を古都(コト)。
姉は女人であるのに白蛇を宿し一族の力「永久」を引き継いだ。
弟は男性であったのに一族の力とは反する黒蛇印「破壊」を持った。
そう、それは古の兄弟の再来。
蛇国が形を成したばかりの頃・・・。
古の兄弟は兄を李咲(イサキ)・弟は御代(ミダイ)といい、
国を護るために蛇が人型を持った。
兄には破壊がやどり、弟には永久が宿っていた。
御大蛇が”御代”と呼ばれていた頃の輪廻が再び、巡り双子を惑わす。
李咲によって古の戦いで封印されている御大蛇は力を維持するため
女人を欲して永久の蛇国を紡ぐ。
双子の姉の波久も例外ではない。
むしろ望まれている「巫女」、と呼ばれる捕食対象者。
波久は16歳になれば、巫女となり召し上げられる。
来るべきときがくるまで、双子は古の兄弟の輪廻に翻弄される。
・・・・・・さあ、「蛇遣い」の夜が訪れる・・・。
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