南方熊楠・萃点の思想―未来のパラダイム転換に向けて

2018/7/18  11:04 | 投稿者: masuko

 南方熊楠さんに興味を持ちだしてから、鶴見和子さんがその研究者であることは知っていたけれど、

 敷居が高いように思い、手を付けずにいたが、

 今回読んでみて、意外に読みやすく、また鶴見和子さんのお人柄も面白く感じられたし、熊楠さんがどういう人だったかという事に関しても収穫が大きかった。

 まずは鶴見和子さんとは? ウィキより

 鶴見和子:1918年6月10日、東京府麻布区で、父・祐輔と母・愛子(後藤新平の娘)の間に、4人きょうだいの1番目(長女)として生まれる

 弟は哲学者の鶴見俊輔

 社会学者。上智大学名誉教授。国際関係論などを講じたが、専攻は比較社会学。南方熊楠や柳田國男の研究、地域住民の手による発展を論じた「内発的発展論」などでも知られる。

 1995年12月に脳出血で倒れて左片麻痺となり、車椅子生活を送りながらも、これまで書かれた著作をまとめた『鶴見和子曼荼羅』(全9巻)や、生涯の中で関わりのあった様々な人物や学問上の関心が照応する相手との対談をまとめた『鶴見和子 対話まんだら』というシリーズを藤原書店より刊行。

 2006年7月31日に大腸がんのため88歳で没した


 この本は脳溢血で倒れる前に書いたものと、倒れた5年後に松居竜吾さんと対談したもので構成されている。

 対談ではとても深いお話をされていて「南方曼荼羅」とは何かという部分で松居さんから新しい学びがあったようであとがきでそのことに触れている。

 熊楠が生涯に読んだ本というのは彼の記録から相当わかっているようで、

 どういう学者の考え方を彼が知っていたのか、さらに誰と誰を知っていてそれを比較し、ミックスし、参考にして別の視点で考え・・・あるいは家庭環境の中で、少年期に・・・○○の考えを自然に身に付け・・・そういう流れの中で彼の曼荼羅の考えは出来上がっていったのでははないか・・・みたいな考察を松居さんと一緒にしていて学者の研究っていうのはこういうことなんだなあと感心した。

 さらに鶴見さんの

 熊楠を研究することを自分の研究(内発的発展論?)の手がかりとして(未来に、社会に)役立てていきたい、命のある限りこのことを考えていく・・・

 という学者魂も知ることができた。
 

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