2017年8月21日 アメリカ横断皆既日蝕 遠征者向けリンク集  空&宇宙

 2017年8月21日(日本時間22日)にアメリカを横断する皆既日蝕が起こります。

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credit:NASA


 今回の日蝕は日本では22日(火)深夜〜早朝の時間帯にあたり、全く見ることが出来ません。
 ライヴ中継も沢山ありますが、午前1時〜5時頃にかけてとなり、お留守番組には辛い時間帯…でも、楽しみですね!

 アメリカ大陸の西の太平洋上に落ちた太陽の影は、オレゴン州→モンタナ州南部をかすめ→アイダホ州→ワイオミング州→ネブラスカ州→アイオワ州南部をかすめ→カンザス州→ミズーリ州→イリノイ州マリオン市付近で最大継続時間→ケンタッキー州ホプキンスビルで最大食→テネシー州→ジョージア州→ノースカロライナ州→サウスカロライナ州を経て、大西洋上へと去っていきます。

 まさしく「アメリカ横断皆既日蝕」なのです!

 皆既になる時間は場所によって違いますが、地球全体でみると、
 現地では8月21日(月)ですが、日本時間は22日(火)になります。

 皆既蝕の始まり 1:48:34(日本時間)/16:48:34(UT21日)
 最大蝕の終わり 3:25:35(日本時間)/18:25:35
 皆既蝕の終わり 5:02:33(日本時間)/20:02:33

 各地の詳しい時間は、以下を参照のこと。
 地図上の任意の場所をクリックすると、その場所の予報時間が出ます。


アメリカで日蝕が見られる場所
 地域別詳細マップ
 文字情報が良い場合には、州別の時刻など一覧表


Total Eclipse August 21 2017
 NASAサイトで、英文ですが一大情報集積所になっています。


【遠征者向け情報】

 遠征される方々は天気、山火事、道路渋滞など気になることと思います。
 以下、使えそうなサイトをいくつかご紹介します。


日蝕帯の交通渋滞予報


各地道路状況(通行止め、道路工事、ライヴカムなど)
 アメリカでは道路関係は電話番号「511」で情報を得ることが出来たり、通報が出来る…のだったと思いますが、全米をカヴァーする共通のサイトが見つからず。
 見つけられなかっただけかも知れません。m(_ _)m
 遠征される方が多いと思われる3州をピックアップ
(モンタナ州も入れたほうが良かったかな?)

 ・オレゴン州
 ・アイダホ州
 ・ワイオミング州

US Sepertment of Transportation Federal Highway Asministration
 Total Solar Eclipse - August 21, 2017 - Transportation Information



皆既日食「史上最悪の渋滞も」100万人移動か 読売新聞
14州の多くでは渋滞緩和のため21日は道路工事をしない計画だという。
州政府などは、空が急激に暗くなる皆既日食の時間帯は路肩に車を止めず、観察する場合は、事前に安全な場所に車を止めるよう要請している。道路上の電光掲示板で「空が暗くなっても、ブレーキを踏まないで」と呼びかける予定だ。


北米の山火事の状況 (注意報、警報発令地)


Windy
 日蝕特設サイトが出来ていました。
 地図上に皆既帯が描かれ、気象データと一緒に見ることが出来ます。
 雲量、風、雨量、気温、天気、ウェブカムなどが表示出来て、便利!


天気図ファインダー
 州ごとに表示も出来て、そしてピンポイントの天気予報なども動画で表示することも出来ます。
 (ない訳ではないですが)一般的な天気予報サイトでは余り見かけない「天気図」や雲や雨の現況が見やすく、風向きもあります。
 精度が分かりませんが、結構使えるかも知れませんね。


National Weather Service
 日蝕特設サイトで、気象レーダー(雲量)と皆既帯をレイヤー表示しているので、天気状況を掴みやすいでしょう。


雲の様子や山火事の煙の流れを見る衛星画像
 大本はNOAAサイトですが、そちらよりも拡大されているので分かりやすいかも。
 動画表示にすると、雲や煙の流れ具合が分かりますが、データは重めでしょうか。


世界のライヴカメラ
 地図をズームインしていくと、各地のライヴカメラへのリンクが出ます。
 道路や空港の監視カメラ、公共施設、個人のものなどさまざまで、必ずしも空が写っているとは限りませんが。
 いくつかご紹介します。

 ・オレゴン州マドラス郊外 Warm Springs近くの道路監視カメラ
 ・アイダホ州ボイシ近くのダウンタウン
 ・ワイオミング州グランドティトン・モラン山
 ・ワイオミング州キャスパーの道路監視カメラ
 ・ミズーリ州カンザスシティの道路監視カメラ
 ・ミズーリ州セントルイスのダウンタウン


 これらをまとめて一枚にレイヤー出来たら便利ですが…。
 お役に立てば幸いです。


 山火事に関しては概ね縮小傾向だと思われましたが、日蝕24時間前の情報では、オレゴン州の西方面では煙霧で空が霞んでいる場所があるそうです。

 道路に関しては、冬季に道路工事が出来ない気候の地域では夏季繁忙期ですが工事をする所も多く、通行止め(火災によるものもあるよう)や交互通行でかなり長い時間待たされることがあります。
(夏のアラスカでは、街中ではないですが交互通行で一か所で30〜40分くらい待たされ、200kmほどの間にそれが何度もあったために、通常の倍近い時間がかかりました。)
 野生動物が道路に出てきて見物渋滞も発生することがあります。

※日蝕当日は渋滞を防ぐために、皆既日蝕の見られる14州の多くの地域では道路工事はしないそうです。


 国立公園内でも…

公衆トイレが予想以上に少ない模様
 環境保全の観点からかも知れませんが、休憩所でも小さな簡易トイレがいくつかだけの場所も多く、特に女性は用が足せる場所では利用しておくことをお勧め。
 日蝕対応で、簡易トイレが増設されている可能性はありますが…。

駐車場が軒並み小さい
 人気観光地であるグランドティトンは皆既帯下に位置しますが、いくつかある駐車場はどれも小さく台数が止められないので、その点は十分考慮。
(イエローストーンのある駐車場はは逆に巨大で、どこに車を留めたかわからなくなるほど…だそう)

 渋滞だけではなく、事故が起こることもあり得ますし、最低限の水や食料の確保をして、熱中症対策、ガソリン補給の目途、トイレ問題なども事前チェックが望ましいと思います。
 直射日光下は灼けるような暑さでも、高地や砂漠では朝夕はフリースが必要なくらいに冷え込みますので、熱中症や日射病対策の他にも、防寒対策もお忘れなく。

 影響が最小限でありますように。


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credit:NASA SDO/HMI


 しばらく静かだった太陽面ですが、現在、黒点群があります。
 日蝕時には子午線を超えたくらいになるでしょうか?
 黒点があるとピント出しも楽になりますし、部分食中にもアクセントになったり楽しめて良いですよね。


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 晴天祈願!(-人-)
 遠征される皆様、お天気に恵まれて素晴らしい日蝕日和になりますように!☆彡
 安全な旅と皆様の観測成功を心からお祈りすると共に、お土産話と写真やビデオなど、楽しみにしていますっ!!!

 Good Skies! & Bon Voyage!! ☆彡


お留守番向き情報ページ→ライヴ中継情報、NHKの速報特番放送予定


 以下はSNSなどには書き込んだのですが、こちらへの投稿が遠征前に間に合わず…今後の備忘録として。m(_ _)m


*** 撮影時のTips ***

【機材の熱対策】
 今回は真夏の暑い時期の日蝕ですが、人間の熱対策と共に、機材の熱対策も万全に!
 機材が熱を帯びるのを防ぐために、部分日蝕の時には撮影をせずにレスキューシートなどでグルグル巻きにしておいたり、カメラは取り外して日陰に置いておく…という方もおられますね。
 直射日光下に(特に黒っぽい)機材を置いたままにしておくと、かなり熱くなって触れないほどになったり、最悪は熱暴走して撮影不能になることがありますので、何らかの対策は講じられた方が良いと思います。

 ・100均の保冷袋
 ・レスキューシート
 ・断熱シートやマット

 これらは(ほとんど)銀色でキラキラと眩しいのが難点ですが、遮光・断熱性は結構良いようで、手軽に入手できることや加工も楽なので、多くの方が使われますね。(^o^)


【機材の日よけ】

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1991.7.11 メキシコ ラ・パスにて

 画像のように、鏡筒の先に強度のある厚紙(※)で日よけを作って、機材に影を作るようにしています。
 紙が薄かったり大きすぎると風が強い場合に煽られてダメですが、これは結構効果があると思います。
 光軸上に影が落ちるので、取り付けたカメラなどにも有効です。

※厚紙と言っても板のようなもので、「イラストレーション・ボード」という5mm以上の厚みのものを使いました。最近では画材屋さんでなくとも、100円ショップでも入手できると思います。

 画像は1991年のハワイーメキシコ日蝕の時のものですから、かれこれ四半世紀以上前の年期物になりますが、その後も使っています。
(カメラには長尺ラックを付けて長巻フィルム(200コマでしたっけ?)を入れました。これを望遠鏡に付けて、2セット用意。2台並べてバシャバシャと時間差で撮影。長い皆既継続時間でしたので、36コマしか撮れないフィルムでは厳しいということでだったのですが、皆既中にフィルム交換も出来ました!機材にこんなのを投入しているから、「日蝕貧乏」になっちゃうんですよね。T_T)
 2009年には、100均ショップで入手した発泡スチロールとプラスティックの合板のような物で、カメラ望遠レンズ用に作り直しました。
(2009年の画像は私が写っていて&友人撮影のものなので、確認しないと掲載が…^_^;)


【電子機器の熱対策】
 最近はパソコンやタブレットで撮影制御される方も多いと思いますが、それらの日よけや断熱はどのようにされていますか?

 2009年に洋上での日蝕撮影で(ほぼ黒い太陽は真上だったので)対角魚眼でグルリの日蝕焼けと本影錐のインターバル撮影をパソコンで制御しようとトライしました。
 事前のテストではシステムは問題なく動いたのですが、肝心のパソコンが熱暴走してしまって撮影失敗。(T_T)

 甲板は鋼板の場所もあったのですが、照り返しが怖かったのでウッドデッキの場所に陣取り、パソコンは日よけと保冷材も添えていました。ビニール製のクーラーバッグも使った記憶もありますが(それに保冷剤を入れたような)、記録画像が見当たらなくて記憶が曖昧です。
 船上だったので部屋の冷蔵庫を使うことが出来て何度も取り換えることも可能でしたが、小さな冷蔵庫では作れる保冷材には限りがあり、そして機材よりも私の方を冷やさないといけなかったので、冷却が足りなかったのかも知れません。


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日蝕貧乏組
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