「かみちゅ! オリジナル・サウンドトラック」
アニメの作品には、それぞれ
色や
香りがあって、それらは、監督や脚本、絵や動きの作画、
声優さんの声と演技、といったもので決まってくると思うのですが、
そういう作品の色や香りを決定づけるものが音楽であることも多く、
そういう音楽を、自分の中では良い劇伴曲、という位置付けにしています。
そういう良い劇伴曲のひとつがこれ、「かみちゅ!」の音楽です。
神様や妖怪がたくさん出てくるオカルト系の話なのですが、基本的に怖さゼロです。(笑)
人外のものを含めた、やさしいお話、それが「かみちゅ!」の世界なのですが、
その世界の色や香り、作品全体を包み込む空気感、といった目に見えない特別な魅力、
それを決定づけているのがこの劇伴曲です。
すごくゆるやかに、やさしく音楽が響き、人外のものたちに対して、
決して異質な気持ちを感じさせません。
何に対しても優しくなれる、そんな作品の雰囲気を、音楽によって作り出しています。
作曲は池頼広さん。
全24曲、合計時間1時間。(TVサイズOP/ED曲を含む)
曲数が控えめな上、同じ曲のアレンジも多いので、物足りなさを感じそうなものなのですが、
聴いてみるとまったくそんなことはなく、ものすごくバラエティー豊かに感じます。
おそらくその原因は、1曲1曲の中身が濃いからなのでしょう。
1曲をループさせて聴いていても、ループしたことに気がつかないような、
中身がぎっしり詰まった曲が多いのです。
サントラの帯に、
「かみちゅ!」は音楽もしみる!
とあるのですが、まさにそのとおり。
聴いていると、じっくりその音楽が体に染み込んでいき、すごく心地よいです。
熱く激しくカッコイイ曲は、何度聴いても聴き飽きないのですが、けっこう疲れます。
血沸き、肉踊ってしまいますからね。
「かみちゅ!」の音楽は、そういう部分はあまりないのですが、ほんわかぽかぽか、
なんだか楽しい、なんだかうれしい、そんな気分にさせてくれます。
冬のすごく晴れた日に、ひなたで気持ちよさそうに寝ている猫、
そんな状態にさせてくれる音楽と言えば、なんとなくわかります?(^-^

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