「TIGER & BUNNY ORIGINAL SOUNDTRACK」
Disc 1:全26曲、合計時間50分。
Disc 2:全18曲、合計時間46分。(ボーカル曲「夏の恋はお疲れサマー」1曲を含む)
作曲は池頼広(いけよしひろ)さん。
「かみちゅ!」、「宇宙ショーへようこそ」に続いて3作品目の紹介になります。
どちらかというと、ドラマや映画の劇伴が本職のような印象がありますが、
アニメの劇伴も年に1作品程度の割合で手掛けられています。
バディもの作品で、主人公は子持ちのおっさんという渋い作品のはずなんですが、
なぜだか巷では女性の皆様に人気があったようで?
女性のファンがどの辺に惹かれていたのかよくわかりませんが、
バディもので池頼広さんが音楽を担当し、女性にも人気がある、
ちょうどドラマの「相棒」と共通する部分も多いですね。
主人公は、タイプは違えどおっさん&若者で、犯罪に対するお話ですし。
作品自体も、主人公が和なテイストであるところを除けば、全体的にハリウッド映画的な、
アニメというよりは実写作品を思わせるような作りになっていました。
2.5枚目なおっさん主人公が悪いやつらをぶったおすのはアレっぽいですし、
舞台も近未来とはいえ、マンハッタンをイメージさせられますし、そんなこんなで、
映画が好きで渋い主人公がダサかっこよく活躍するのを素敵と感じる人向きな作品でした。
しかし、単にヒーローがアクションして悪者を倒すという作品ではなく、
相棒であるバーナビーを中心としたサスペンスちっくな展開が中心にあるので、
見た目以上に中身がしっかりとしていた点も人気の理由だったのではないでしょうか。
このしっかりとしたドラマを支えていたのが池頼広さんの音楽で、
コミカルからシリアスへと変化していくつなぎの音楽が素晴らしかったです。
アニメよりドラマに近い印象はありますが、ドラマとアニメのちょうど中間ぐらいの、
ほどよいバランスの音楽に仕上がっていて、ちゃんとアニメとして見ごたえがあります。
この辺は、アニメもドラマもこなす池頼広さんならではという感じでしょうか。
一番のお気に入りは1枚目の24曲目「Power for the Future」です。
聴いているだけで、この先の展開を期待してしまう、そんな曲になっています。
静かにかっこいい曲、あとはなんだかちょっとオシャレな曲、そんなところが魅力的。
ライナーは6ページですが、パッケージ裏も含めて多めに劇中画が載せられています。
池頼広さんと、さとうけいいちさん(監督)の対談も、少しですけどありますので、
冊子にボリュームはないものの、なかなか良いサントラに仕上がっています。
ただ、OP/ED曲が含まれていないのが惜しい。
テレビサイズでいいので入れておいてほしかったな、とは思いました。

6