昨日のASEANで、ミャンマー首相と会談した福田首相は、「時間切れ」という理由で長井さんのカメラの返却に言及しなかったとNHKは報道しました。これで、返却の可能性はほとんど無くなったのではないでしょうか。
ASEANが有効な対応をとらなかったことに大きな失望が広がっています。先日来、ビルマの民主化活動の指導者による声明などが出されて国際社会からの支持が期待される一番有効な場でした。ただ、ビルマ政府は孤立化への道を歩んでいると言えるかもしれません。
(
http://h1.ripway.com/APPPB/The_88_Ltr_to_ASEAN_leaders-Nov_19.pdf)に声明が出ています。この声明を出した3人のなかのNilar Thein(ニーラーテイン)さんは、「88世代」と呼ばれるうちの一人で、同じ活動家リーダーの1人と結婚し、生後7ヶ月の女の子がいます。二人とも長らく獄につながれていました。今年8月の蜂起で夫はすぐに逮捕され、その後、所在が不明です。殺されたかもしれないといわれています。彼女は子供を親に預けて逃げました。二人の写真は日本語サイト(
http://www.burmainfo.org/essay/nilar_jimmy.html)に出ています。ニーラーテインからのメッセージ(日本語)が10月28日付で下記に出ています。(
http://www.burmainfo.org/politics/nilarthein20071028.html)長井さんの悲劇は、日本人と日本の社会が深く受け止めるべき問題だと考えられたからでしょう。決してビルマだけの問題ではなく、日本の問題でもあるということでしょう。
ビルマ政府に対し、ある程度距離を置いている日本が、その立場を有効に活用しなかったことは、世界から批判を通り越して、失望と嘲笑を招くのではないかと思います。
今日のDemocratic Voice of Burmaによると、先月、中国の戦車と軍事用機器がビルマ国境を越えてラングーンに向かったとのことです。飛行場での爆発や地雷を検知するためという名目だそうです。(
http://english.dvb.no/news.php?id=696)

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