山口県光市の母子殺害事件を巡っては、いろんな面から社会的問題、司法の問題が議論されています。その一部はこのブログでもとり上げました。ここへきて、ようやく複数のマスメディアも被害者側からだけではなく、被告弁護団の主張や事実関係を記事にし始めました。重大事件を引き起こした被告へのバッシングはこれまでもありましたが、被告を弁護する弁護団への今ほどのバッシングは初めてですし、バッシングだけではなく広い社会的関心を呼び起こしました。その理由が何であれ、できる限り事実を知ることで、問題の本質を理解することが必要ではないかと考えています。6月公判のあとの弁護団記者会見は、フリージャーナリストの綿井健陽さんが動画を公開されていて、ここでも紹介しました。今度、7月公判後の記者会見の様子の前半がネットにアップされました。9回に分けて掲載される予定とのことですが、その内の5回分をInternet Explorerで見ることができます。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00348/v01642/
ここでは心理鑑定と精神鑑定について説明がされています。
光事件弁護団が作成した「Q&A(弁護団への疑問に答える)」は
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/0d076757138bc3e15ad60a04b184e8e4
にあります。
橋下徹弁護士がテレビのバラエティ番組で弁護団への懲戒請求をよびかけたところ、9月10日時点で4022件もの請求がおこなわれました。この請求一つ一つに弁護団は書類を作成しなければなりません。弁護団のうちの4人が「業務妨害」で橋下弁護士を訴えるという事態になり、さらにそのうちの1人、今枝仁弁護士が弁護活動について情報発信をしました。すでにその中味は、多くのブログサイトに掲載されていますが、そのうちの一つ、津久井進弁護士サイトにもあります。
http://tukui.blog55.fc2.com/blog-entry-489.html
この事件に関する一連の動きが司法制度の改変とつながって、どのような社会の変化にいきつくのか、注視する必要があると思います。この数日のニュースでも、「犯人には極刑を」という殺人事件の遺族のコメントが報道されています。犯罪を裁くことは司法の責任であり被害者救済は司法ではなく社会的になされるべきであるという考えが報道されることはありません。
犯罪被害者の会発起人の1人である地方議員が、その活動内容や会のあり方への疑問から、幹事を辞任した経緯が
http://www.k2.dion.ne.jp/~saiko/shibuya/zenshibuya/0409gi.htmに掲載されています。司法をめぐる多くの問題を全体として見る必要を強く感じます。
主権は国民にあるとした憲法の理念に沿って3権分立が国の基本とされてきたわけですが、その重大性をいま一度確認することが大切ではないかと考えます。

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