アイだよアイ。
やっぱね、
藍に愛を感じるね、なんてったってジャパン・ブルー Japan Blue だよ。
爪の間が真っ青になるけど、藍染めの染液はアンモニア臭というか結構とんでもない臭気を放って、うっかりすると近所から異臭騒ぎが起きそうな勢いだけど、幾日も掛けて重ね染めして何とも粋なあの落ち着いた小粋な青に染め上がると、背中のこわばりも手のひらにできたマメもまた良しとしようかなんて気分になるのだよね。
去年染めた六尺が好評だったんで、今年は越中も染めてみたのだよ。
濃い色の方は縹(はなだ)、薄い色は浅葱(あさぎ)と呼ばれてる。
染めるのにどっちが手間だと思います?
って言うか、どっちがたくさんの回数染めるか?
まぁ、そんな風に聞かれたら、どっちが答えかわかりますよね。
A(^_^;
もちろん、正解は薄い色の方、浅葱です。
藍染めの染液は、藍を建てたばかりの時が一番濃く染まるんですよ。
何回か染めていくうちに、だんだん染める力が弱まって、最後の方に染液に浸ける布ほど淡い色に染まるようになるんです。
淡い色を安定した発色で染めるには、薄い色を何回も繰り返し染め付ける必要がある。
今回の染色では、始めに濃い色の方を染めて、それから薄い色。
で、染液を建て直してからまた同じ事を繰り返す。
草木染めって、化学染料で染めるのと違って、すっごくライブなところがあるんだよね。
ホント、染色液一つとっても、生き物相手にしてるって実感があるって言っても、全然誇張じゃない感じ。
濃い縹色の方は4回、淡い浅葱色の方は6回染色しています。
もちろんその間風に通して発色させたり、洗って乾かしたりの作業も入ります。
藍染めが好きな理由にはいくつかありますが、夏場の野良仕事には欠かせない機能があるってのが魅力の一つでもありますね。
昔から、藍で濃く染めた布や紙は虫を寄せつけないと言われ、ヘビなども近寄らないために、
野良着やモンペ、足袋など仕事着に藍染めが用いられてきました。もちろん蚊やブヨにも刺されにくくなるんで、山歩きには必需品って感じです。
もともと殺菌効果が強い植物ですから、あせもやかぶれ、皮膚病にも殺菌効果があり、何より汗臭さを消してくれるっていうか、加齢臭がしないってな利点があるんですよ。
とりあえず、今日のところはこの辺で。