中学時代は、吐き気の覚える病みに満ちた世界の手の上。
12年間で自ら近づいて来た【自分】が哀れな音を立てて崩れた。
担任の頭はおかしい。
男子達の態度が激変。
私の心に黒い霧がかかり始め、血を浴びて堕落してった。
毎日手首を血が出る、傷付けられる何かでボロボロにする。
まだ「リストカット」「自傷行為」なんて知らないピュアな頭が腐り始める。
「ねぇ、なんでそんな事してんの?」
「自分が壊れる感覚を消すため。」
「じゃあ、自分が壊れるの阻止できんの?」
「分からない。」
「じゃあ止めれば?」
「うるさい。だまれ!!」
「お前、天才でもないし、異常人にすらなれねーのね、哀れ(笑」
「・・・・・ぅっさい・・」
私を取り巻く全てが、冷たく、厳しく、痛い。
「なんで?今までの私にはこんな仕打ちみたいな事なかった」
「だ・か・らぁ、今こうやって身体に叩きつけてやるんだよ」
「なんの為に?こんな、自分を壊されなきゃいけないの?」
「・・・・・・・・・・・・」
「教えてよ!!!!!!!!!!」
「・・・・・・・・・・・」
過ちは何処に?私は何の為に?
手首の傷が大きくなってきた蒸し暑い夏の日。
私は、私を取り巻く全てが嫌いになった。
自分の世界に逃げ込む。
「ねぇ、今度は思い切って動脈まで切れるかな?そしたら終われるんだ。」
「切っちゃえ。こんな苦しみもう充分だ。死んでいいよ。」
「だよね、私頑張れなかったけど死んだら楽になれるよね」
「うん、頑張れなかった数を右手に込めてみれば、天国に近づくよ。」
そんな会話が心の中、頭の中で始まった。
昼間なのに暗い部屋、私だけの世界。
いつも邪魔に入る人間が居る、おばあちゃんだ。
小さい頃、母子家庭だった母の代わりに、私の面倒を見てくれる優しいおばあちゃん。
なのに、何でこんな憎しみまじりな感情が生まれてくるんだ。
「ウザイ、ウザイ、構うな、来るな、あっち行け!!!!!」
・・・・・その内おばあちゃんへの言葉の暴力をし始めた。
おばあちゃんは泣いた。
私には理解できない涙だった。それでもウザかった。
泣くおばあちゃんが分からなく、食卓を逃げ出して暗闇の自分の世界へ逃げた。
「大嫌い。みんな嫌い。自分が嫌い。死ねばいい。みんな死ねばいい。」
「それができないなら、自分だけでも死ねばいい」
中学校で自傷行為が激しくなる私に一人の先生がカウンセラーを紹介した。
それが、N先生との出会い。
夏も終わらない、暑い日差しの中海に向かう私は半袖に血が滲んだサポーターをしていた。
ピリピリする痛みに、夏の暑さで出る汗が染みてズキズキ。
私はそれが只々心地よかった。
古いビルの倉庫みたいな場所でカウンセリングは始まった。
只、自傷行為を否定しないその人に少しずつ心を開いてく私。
自分の想いを伝えられる唯一の人。
私は最初タメライながら素直に話す。
「死にたい。」
「バカ言ってるんじゃないわよ!!!!!!」
そんなじゃなくて。
「死にたい。」
「そう、何でそう想うの?」
「辛いから、自分が嫌いだから。生きたくないから。死にたい」
私もそうとう精神的に来ていたんだろう、中学時代はよく覚えてない。
それでも、精神科に通いだした事は覚えてる。
処方される薬に、目を煌かせて、まるでちっちゃい子供が宝石みたいなドロップを眺めるように。
私の頭の中で決まりごとが自動的に決まった。
「薬を貯めて、まとめて飲んだら死ねるのか、試したい。試そう。」
「これで死ねたら悔いはないからね。」

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