阿部和重著「ピストルズ」を読みました。
分厚い本で、寝転がって読むには、
手首が痛くなります。
読む前のふれこみでは、
中上健次だ、とか、
書かれてありましたけれど、
読み始めてみると、
耽美という感じは、
三島由紀夫とか澁澤龍彦みたいだな、と、
それから、村上龍みたいだな、と、
最終では、
いや、これは以前の文学と比較するのは、
間違いで、
音楽と比較するべきだろうと、
思いました。
その音楽は何かはわかりませんけれど。
ここには、中上健次の作品にある、
神話は、
あるようで、
ないです。
村上春樹は、
ナチュラルでぶっ飛んでゆく感じがありますけれど、
この作品はあくまで合成麻薬の世界。
先日、友達と阿部和重の話をしてて、
「インディヴィジュアル プロジェクション」とか、良いね、
とか、「無情の世界」も良かった、
って言っていたのですけれど、
この「ピストルズ」は、それを超えてます。
阿部和重の暴力性は、
何か本能を呼ばれるようで、
僕は好きです。
ピストルズというタイトルからは、
セックスピストルズを連想しました。
でも、植物(雌しべ)のことでした。
小説のおもしろさ、
というか、
醍醐味は、
村上春樹でもそうですけれど、
長編だなと今回も思いました。
良かったな。
先日、もう何回目かの、
中原昌也著「KKKベストセラー」を、
読んだのですけれど、
この二人は、
音楽だな、
と思います。
音楽って何だ、
といわれても、
困るのだけれど。
読み終えて、
「うわーおもしろかったあ!」
って僕は発しました。

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