2017/1/23

NHKよさこい労連の団体交渉  

〇高知も「冷えてるぞね〜(ブルッ)!」
 NHKよさこい労連の団体交渉を終えて外に出てみたら、ブルッと震える「6℃」。
 風も強かった。
 交渉の中身は、30キロ以上じゃないと交通費が支給されないという不合理極まりない制度の改善。

NHK:「毎年4月に契約を結び、その中で適切に決めております」という回答。

組合:「昨年の4月は、それでいいんですよ。私たちが言っているのは、今年4月からの新たな適切な契約のことです」

組合:「30キロ超えたら払うというのは、かかった経費は弁済するという基本的な考え方に基づいていると思う。それは、こちらも良しとします。問題は、その支払い基準。そこの改善を求めている。ところで30キロ以上の支払い基準(30キロを超えた場合、1キロ当たり〇〇円という)の計算式を教えてくれますか」

NHK:「今は手元にありません。ところで何のためにしりたいのですか」
 外と同じく、「お寒い」回答であった。(ゴメンナサイ。営業部長、課長さん言葉がきつかったかな)


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タグ: NHK 高知県 よさこい

2017/1/23

安倍首相とトランプ氏の「瓜二つ」性  

〇「ただ批判に明け暮れたり、言論の府である国会の中でプラカードを掲げても、何も生まれません。」
 安倍首相の20日の施政方針演説のこのくだりは、トランプ米大統領の次のことばと同じ口調だ。
 「我々はこれ以上、話すだけで行動を起こさない政治家を、常に不満を並べ立てるもののそれについて何もしようとしない政治家を受け入れることはない。無駄話をする時間は終わった。行動を起こす時間がやってきたのだ」。
 敵をテッレル貼りで攻撃する!
 意見の相違のある人たちの主張を聞かないことへの開き直り。
 都合の良い言葉の羅列。
 「瓜二つ」だ。
 「(沖縄の基地移転問題で)威勢のよい言葉だけを並べても、現実は一ミリも変わりません」とうそぶきながら、米軍基地の強化に手を貸していること、オスプレイの墜落事故やその後の事故原因の解明なしの訓練再開には、頬かむり。
 国債発行残高の4割を日銀に買わせても実行できなかった「デフレからの脱却」の失敗についても知らん振り
 「言論の府」であるべき立法府を、悪法の製造機関、強行採決の場にしてしまった自己の責任を相手のせいにし、原因と結果を逆に描き出してしまう。
 正に、国会を「詐欺商法」の陳列場にしている

▽驕れる者久しからず。驕れる者もそれを怖れるが故に、己の驕りを固定してしまう仕組みを作ろうと試みる。それが、独裁。
いま、日本はその門口に立っている。
「久しからず」は、天から降って来るものではない。
だから、市民と野党は共闘なのだ、と思います。

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2017/1/22

高知自治労連新春旗開き 風刺溢れる出し物  

〇1月21日夕刻、高知自治労連の中央委員会初日後の新春旗開きに参加しました。
 過労死シンポと同じ会場。共済会館の4F。時間差ですが、お隣の会場。
 筒井啓二委員長のあいさつの後、乾杯の音頭を取らせていただきました。
 短いスピーチ
 
「昨年は、参議院選挙があるなど激動の年でした。
しかし、今年はそれにもまして激動の年になります。先ほど20日に通常国会が開会になったという話がありました。同時に20日に第45代アメリカ合衆国大統領にトランプ氏が就任しました。就任演説を聞くと、大統領当選後2カ月以上たっても何も変わっていない。ツイッターで発信したことをやる大統領だということが明確になりました。
 国内の製造業を守る、雇用を守る。ドル安政策になる。それと対で日本では、円高株安になる。それを基調に乱高下するでしょう。
 憲法9条改正を目指す安倍首相は、株価をにらみながら、即ちそれと連動する内閣支持率を見ながら解散総選挙の時期を睨んでいる。
 衆議院選挙でも野党共闘を実現する先頭に我々労働組合が立とうではありませんか。
 また、昼にはこの会場で『過労死シンポ』をやっておりました。連合高知、県労連がともにパネラーを務めました。
 昨年は、こども食堂の運動が県下的に広がりました。この運動は、2008年の『年越し派遣村』以上の一大社会運動になる予感がします。それは何故か。この運動は主に女性が担っているからです。女性には、横展開の力がある。男はどちらかというと縦展開。
 この後、女性部の出し物があると思いますが、女性の横のつながりのパワー、発想力はすごい。
 その女性パワーも含め、私たち労働組合が野党共闘と貧困、格差、過労自殺をなくす運動の先頭に立とうではありませんか」

(女性部の出し物。旺盛な風刺精神は、健全なる魂の証。高知自治労連には、ふつふつと才能が湧いている。風刺の泉から、同時に社会変革の力がわき出る。)

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2017/1/22

過労死防止シンポジウム  

〇1月21日は、午後から高知弁護士会主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」にパネラーとして参加した。会場は共済会館。
 まず、高知労働局の稲葉基準部長から、2014年に過労死等防止対策推進法が制定されて以降の厚労省が進める「過労死防止のための施策」について報告があった。
 つづいて、高知弁護士会の貧困問題対策委員長の谷脇弁護士から、「過労死の実態と予防に向けて」という演題で、電通の過労自殺問題を中心に講演があった。
 休憩を挟んで遺族の会から2名の方が胸の内を話され、2度とこのような被害を出さないようにしてほしいと訴えられた。
 つづいて、連合高知と県労連から現場報告を行った。連合高知は池澤事務局長、県労連は私が報告した。

〇(私の報告の概要)正直過労自殺の相談はそう多くない。年1件あるかないか。というのも実際そうなってしまってから労働組合としてできることは限られる。どうしても弁護士につないで、協力できることをするということになる。つい先日も、そういうケースがあった。ご両親の無念に胸が押しつぶされそうになった。
 それでは、労働組合は何をやるのか。それは、過労自殺にならないように防止すること。2つあると思う。1つは組合のある職場で、労働協約をきちんと締結する。36協定で縛り守らせる。安全衛生委員会活動を活発に行う。
 ところが、先程遺族のお父さんは特別条項付き36協定など法律の不備を指摘されたが、それもあるが本来ストッパーの役割を果たすべき労働組合が、アクセル役になっている。特別条項で年間の残業時間を1000時間、1800時間と定めている大企業労組もある。自責の念に駆られる。
 もう1つの役割は、未組織の労働者の相談活動を活発に行うこと。労組の組織率は、17.3%で史上最低。大企業と公務員を除くと圧倒的多数の職場に組合がない。相談窓口を知らせ、労働者の相談に寄り添うこと。
 県労連には年間270件の相談が寄せられている。3割が非正規労働者からの相談。今の特徴は多かった解雇事件が減って、全体の1割を切っている。増えているのが、賃金・残業代未払いで25%。パワハラなどのメンタルヘルスが、16%。労働時間10%。
 過労死の温床は、@長時間労働とAパワハラであると言えるのではないか
(次に相談事例を6つ紹介した。その中で問題提起的な事例として労働者の母親と祖父からの相談を紹介した)
 労働者本人からの相談は稀。むしろ両親、特に母親、まれに孫のことが心配だと言う相談もある
 本人にはプライドがあり、親に心配を掛けたくないという気持ち。一人前の人間として認められたいと言う承認欲求。他の兄弟姉妹との張り合い。世間の目もあるかもしれない。
 その本人の思いを飛び越えて、会社に申し入れたり、問い合わせたりするのはまずいのではないか。まず、本人と向き合い悩みに寄り添う。過剰な期待の表明は控える。・・・。
 労働組合として他の団体とも協力して相談活動を活発に行うことを引き続き取り組みたい(2009年からのあったか村相談会の取組みの紹介、多重債務の被害者の会の「うろこの会」と連携した自殺対策相談会の取り組みなどを紹介)。
 それとやはり過重労働に追い込まれている労働者の妻、夫、両親、祖父祖母との連携が出来ないか工夫して取り組みたい。これは、検討課題。
 また、36協定に認められた特別条項の廃止強制力のない厚労省の残業目安を労働基準法に盛り込むか、政令で強制力のあるものにすることも必要

 TV局などマスコミ多数取材に来ていた。電通問題もあり、この機に異常な日本社会の長時間労働の是正の機運を盛り上げて行く必要があると感じた。

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2017/1/20

戦争法廃止19日行動  

〇昨夜19日に中央公園北口で開催した「戦争法廃止を求める19日集会」は、なかなか面白かった。
 まずは、もう恒例になった歌声で体と心をほぐした。「一人の小さな手」を秦泉寺さんの指導で歌い和んだ。
 メインスピーカーは、高知大学で現代史を教えている小幡さん
 「あの戦前の悲惨な戦争になぜ日本は突き進んだのか。正に無責任体制の中で誰も決定しない、誰も反対しない、だれも責任を取らない形で進んでいった。理念なき政治、方向性なき政治。いまの安倍政治も同類ではないか」
 「それなのに何故、安倍政治が続いているのか。それは、野党の側が受け皿になりえていないからだと思う。野党のみなさんにお願いしたい。明確な対案を市民や国民に示してもらいたい。私たち市民も意見をだし行動をして行く」と述べました。
 
 また、権力犯罪の告発活動を行う小松さんが飛び入りで発言。昨年8月高知市内で少年(高校3年生)が自転車で警察官に衝突し、死亡させた事件は、警察官が少年を制止しようと急に前に立ちはだかったために起きた交通事故。少年に故意はなかった。それを傷害致死と公務執行妨害で裁判にかけている。白バイ事件と同じ、構図であり、権力犯罪だ、と訴えた。

 もう一人、元監督監の大野さんが、「死まで追い込む日本社会は狂っている。ブラック社会そのもの。経営者に労基法違反についての認識があまりにも薄い。自殺に至るまで働かせるのは刑法の殺人罪に値する。メンタルに追い込むことは、傷害罪だ。残業代未払いは、窃盗罪だ。労基法違反にも刑罰が付いている。労働者も共犯者にならない意思を持つことが必要」と訴えた。

 また、共産党の松本さんは、「党大会を18日までの4日間、伊豆で開催した。そこに民進党、社民党、自由党、沖縄の風の代表に出席いただき激励を頂いた。正に歴史的な出来事。野党共闘への決意みなぎる契機となった」と感動を伝えました。

 その後、若者の先導でデモ行進を行いました。2人の若者は全教の「ゆいま〜る」にも参加。「飲み明かそう。話をしよう。勉強しよう。平成の自由民権運動」「日本は変わる。日本を変える。立ち上がろう」というコールは、帯屋町を通る若者にも共感を広げていました。


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2017/1/19

江の口養護学校移転問題で教育長へ再交渉申し入れ  

〇1月18日、障高連の松本誠司さんと一緒に県教委の特別支援教育課に行ってきました。
 橋本典子課長と松田真一チーフが対応してくださいました。
 要件は、昨年11月29日に江の口養護学校の移転に伴う特別支援学校の問題で教育長と話し合いをした際、積み残しになっていた問題を再整理し、再度の話し合いを申し入れるためでした。
 南海トラフの巨大地震による津波対策で日赤病院が移転を計画。それに隣接する江の口養護学校も移転を迫られ、日赤病院とは切り離され大原町の県教育センター分館の敷地に移転する計画が出されました。ところが、寄宿舎を併設するスペースがないとして、寄宿舎のみ県立盲学校の敷地に建設する計画に。江の口養護にとっても、盲学校側にとっても教育内容の低下につながるとの懸念が起きています。
 また、十分な説明が保護者や教職員になされていないとの不満もくすぶっています
 現在、プロポーザルで企業を公募している段階です。まだまだ、計画変更は可能な段階です。
 要求を再整理するため関係者が2回集まり、討議を重ねてきました。私も2回目の集まりに参加しました。夜遅くまで熱心な討議がされ、いろいろな角度から検討がなされました。
 知らないことだらけで、勉強することばかりでしたが、国民大運動の県交渉がこのような形で関係者の運動につながることはありがたいことです。
 まずは、保護者や教職員向けのビラを作って現状を知ってもらおうということになりました。
教育長との話し合いが、実現することを願っています。

⇒ 関連資料

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2017/1/19

包摂型社会へ  

同じコンセプト
 その心は?
 包摂型の社会
 誰もが居場所がある。他者を尊重し、自らも尊重される。存在そのものに価値がある。ただ、存在するだけで価値がある。
 供給サイドの政策に対する対案
 経営者のことは経営者に任せておけ。「利益」(追及)が自己革新を生み、需要にも目を向け、賢い経営者はプロテスタンティズムや論語を理解し、「四方よしの経営」に至る(売り手よし、買い手よし、世間よし、働き手よし)。
 その結果の劣敗に対するサポートは、1つには供給サイドから励まし、知恵を付け、金を出すこと。しかし、決め手は需要サイドの包摂政策。そのネットで救い、安心型の社会ですくい取る。
 2段構構えの社会構造。非競争の土台。その上に競争型の上部構造(を積む)。誰もが、居場所があり、力が発揮できる。
 競争したい人には競争を、したくない人には非競争(包摂)を

子ども食堂こうちFB https://www.facebook.com/kodomoshokudo.kochi/?hc_ref=SEARCH
ボランティア募集中

映画「さとにきたらえいやん」。
2月3日(金)、4日(土)。
@10:30〜、A13:30〜、B16:00〜、C19:00〜
会場:自由民権記念館ホール
前売り1000円。当日1300円

映画「校庭に東風吹いて」試写会
2月23日(木) 18:00〜
高知城ホール3F 県教組会議室

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2017/1/19

3・13重税反対県集会  

〇昨日17日、重税反対高知県中央集会実行委員会を開催し、3月13日の税金の集団申告に合わせて開催する高知県中央集会について話し合いました。
県中央集会は3月13日、13時から会場は、県民文化ホール・グリーンです。集会後、高知税務署までデモ行進を行います。
また、事前に税務署交渉も行ないます。マイナンバー問題も一つの課題。

各自治体が個人が勤める企業に送る「住民税の特別徴収書」に各個人のマイナンバーを記載する動きが自治体で広がっています。今のところ高知市は記載しないという方針ですが、それ以外では記載する方針であると思われます。そこで、各個人が居住の自治体宛てに記載しないでほしいという個人署名を提出する運動をしています。

県下各地での集会の開催状況は次の通りです。

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2017/1/18

明徳義塾労組 賃金表作成交渉  

〇1月17日は、私学教組明徳義塾労組の団体交渉。
 2013年12月の組合結成以来の懸案事項の「賃金表」の作成がいよいよ大詰め。学校法人側から案が出され、やり取りを行った。
 昨日確認したのは、@出されている案は固まったものではなく、理事会にも諮る必要があり、組合との話し合いと合意も必要であること。法人、組合双方が初任給の引き上げについては、問題意識を共有していること。A表だけではなく前歴評価等運用基準があって初めて完成となる。その案は3月の理事会前に作り、組合にも提示すること。
 法人側は、今年7月の理事会、来年3月の理事会を経て、来年4月実施を目指す日程を示したが、組合側は、前倒しの作業を要求。来年4月妥結の場合には今年4月遡り実施を求めた。
その他、職場内での組合活動、掲示板の設置等についても話し合いを行い、法人側が検討の上、速やかに組合側に回答することになった。

〇明徳義塾と言えば、朝青龍横峯さくら松山英樹など有名スポーツ選手を輩出し、甲子園の常連校として有名。
 意外と知られていないのが、生徒は勿論、教職員も原則寮生活が基本であること。そこから朝礼、夕礼の慣行や独特の賃金・手当の体系が行われてきた。子弟を明徳で教育する場合の手当の制度もある(同時に手当相当額の負担金がくっついている)。
 私が、「経営には理念が必要であり、その共有が経営のカギを握る」とこれまでの交渉で強調してきたことが、法人側のお気に召したのか、独特の賃金体系を根拠づける「論拠」として昨日も再々引用されたのには閉口した。

〇現在は、通いの教職員も増えてきた。ところが、宇佐大橋を降りたところで道が2つに分かれる。右に折れ浦の内湾に添って細道を通るコース。もう1つは橋を降りそのままスカインを通るコース。
 右手に折れ細道を通るコースが、20分は早い。しかし、良いことには裏がある。年に何人かは車を海に落とすという。あるいは、脱輪するか。落としたらレッカー車を呼ばないといけない。車も傷む。脱輪した場合に、近所の人が手助けしてくれる幸運に恵まれれば、レッカー車の厄介にならなくて済む。
 迷うところだ。

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2017/1/18

全教の「ゆいま〜る」  

〇1月17日、高知県革新懇の代表世話人会が行われ、そこで全教・高知県教組の坂本書記長が、昨年12月に沖縄で開催された全教の「ゆいま〜る」について報告した。
 全教が、「未来をひらくプロジェクト」として開催したもので沖縄で「見て 聞いて 学び つながろう」をコンセプトに、全国から1091人が参加した。高知からは32人。
 全体の4割は青年。高知の参加者の18人は青年であった。
 坂本書記長は、「年末の時期に誰が沖縄まで行くんだと、親組合から10人の目標を提示したら、青年部から枠をはめないでほしい、と反撃された。実行委員会を3回開き、沖縄や平和について学び、討論した。映画『高江ー森が泣いている』をみんなで観たときには、あまりの衝撃で参加者から長い間声が出なかった。実際沖縄に行って、それぞれが直に沖縄の歴史や基地の現実に触れ、感じ、討論して成長して行ったように感じる。それぞれが、これという一枚の写真を選びコメントし、スライドショーも作って報告会なども行っている。まとめの報告集を作る作業をしているが、売れるものにし次の資金にしようという声もある。毎月、5千円ずつためて、また、沖縄に行こうという動きもある。『ゆいま〜る』を契機に、参加した青年が周りにも働きかけ次の担い手になってゆく手ごたえがある」と語りました。

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2017/1/18

旧陸軍「弾薬庫」の保存運動  

旧日本陸軍44連隊は、現在の高知大学の敷地を含む場所にあった。戦後そのほとんどが高知大学に売却されたが、東北部の一画だけは造幣局が購入し、2011年3月まで出張所を置いていた。

 出張所の閉鎖に伴い地域住民有志が、旧弾薬庫の保存を高知市に求めていた。2015年3月、財務省高知財務事務所が跡地の売却方針を出したため、高知市が高知大学に委託する形で調査が行われ、昨年「調査報告書」が出された。
 出張所として利用されていた「弾薬庫」と「講堂」はともに歴史的価値の高い建築物であることが分かった。
 昨年5月21日には報告会が、高知大学の近くの朝倉ふれあいセンターで開かれ、調査に携わった大学等の関係者、地域住民が集い、保存への機運が高まっていた。
http://sky.ap.teacup.com/kochiroren/1521.html
 しかし、財務省に保存の視点はなく、売却方針を変えていない。そこで住民有志が、「保存する会」を作り高知市長に対して保存を求める署名活動をおこなっているもの。
 協力していただける方は、「草の家」(電話088-875-1275)までご一報ください。

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2017/1/18

沖縄連帯について  

〇沖縄問題に関する2つの学習会を紹介します。

 ところで、以前から、「沖縄連帯」という言葉にどこか違和感を持ってきた。
 沖縄の柵封体制、琉球処分などの歴史や文化、政治体制、そして戦前戦後の本土とは異なる状況をきちんと知ることの大切さを否定するものではないし、沖縄の独特の文化には強く惹かれるものがある。
 だが、一方それを強いてきた権力との関係では、本土の人間も沖縄と同じ立場にいる。
 辺野古の海、高江の森で行われていることは、私たちの近未来である。特定秘密保護法、通信傍受法、そして共謀罪法案。その網の目に絡め取られようとしている状況は、多少の時間差はあれ同じだ。
 沖縄の闘いを知ることは、私たちの権力に対する向き合い方を知る(学ぶ)ことであり、対権力という視点では同じ立場にいるという連帯感であるという気がする。

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2017/1/17

映画『ハンナ・アーレント』  

〇映画『ハンナ・アーレント』が日本で公開されたのは、2013年の10月、会場の岩波ホールは連日、行列ができる程の盛況だったという。
中高年が列をなした「面白さ」の秘密は、最後の8分間のハンナの特別講義だとの評論家のもっぱらの評価。

(アイヒマンを)罰するという選択肢も、許す選択肢もない。彼は検察に次のように反論した。『自発的に行ったことは何もない。善悪を問わず、自分の意志は介在しない。命令に従っただけなのだ』と。世界最大の悪は、平凡な人間が行う悪なのです。そんな人には動機もなく、信念も邪推も悪魔的な意図もない。(彼のような犯罪者は)人間であることを拒絶した者なのです」
「アイヒマンは、人間の大切な資質を放棄しました。思考する能力です。その結果、モラルまで判断不能となった。思考ができなくなると、平凡な人間が残虐行為に走るのです。思考の嵐≠ェもたらすのは、善悪を区別する能力であり、美醜を見分ける力です。私が望むのは、考えることで人間が強くなることです。危機的状況にあっても、考え抜くことで破滅に至らぬように」

huluでこの映画を観ながら私は気分が悪くなった。あまりにも浅い視点に
 確かに挿入された裁判の実写のアイヒマンは、生気がない凡庸な人間であり、信念も意思も持たない単なる「小役人」に見える。
ここからは、職務に忠実で命令に従っただけの「凡庸な者」の「凡庸な悪」しが見えてこない。
 確かに、これは誰の心にも「アイヒマン」が存在することを、また、誰もが「アイヒマン」に、即ち、「凡庸なる悪人」になりうることを警告するものであろう。そして、それを防ぐために「考え抜くこと」の重要性を指摘した点は「評価に値する」かもしれない。
しかし、それだけ(であれば、正に凡庸だ)。
 ベルリン陥落を前にしたヒットラーでさえも凡庸な道を選んだ。ましてや、彼の配下であり、逃亡生活15年余りのアイヒマンが凡庸に見えない訳がない(「凡庸さ」の発見が発見の名に値するとしたら、その権勢の頂点においてであろう)。
そこに「発見」はない、想像に難くない事実。そこからくみ取るべきは、別にあるはず。

 善良なる人間が、何故、「凡庸なる悪人」になるのか。その過程はどのようなものか。また、「善良なる悪人」になる人とそうでない人を区別する境は何なのか。それを防ぐ道は、「考え抜く」ことだけなのか。
 自分の中の「アイヒマン」を自覚し、凡庸なる自分を認識し、(そうなりたくなければ)そうならないための対抗手段を普段から見つけ備えておくべきだ。
 個人レベルで言えば、考え抜くことであるかもしれないが、一番大切なことはその時も「権力との対抗関係」で考えることだと思う。
 正しさ、公平さ、中立性、それらの位置取りを保つ座標軸は、権力との距離感、向き合う姿勢。そして、いざという時に対抗しうる「力」を持つこと。
そのための組織、組織と個人間のつながり、共通する価値観、行動を共にすること。

この映画で見逃せない場面は、アイヒマンが裁判官に「自分の両親を殺せと命令されたら殺していたか」と問われる場面。アイヒマンは、「悪が証明されていたら」と条件を付けた。
 人間である以上は、命令と実行との間には、「判断」「思考」が介在する。それが、例え深いものでなくとも、最初から答えが結論付けられていたとしても。また、最後には、脊髄反応にまで慣らされていたとしても。
 その過程を飛ばし、アイヒマンの行為を「善悪を問わず、自分の意志は介在しない」と結論付けてしまっては、「考え抜くこと」の意味も効果も、アイヒマンにならなかった人たちの存在も全く理解されない。
 何より、今そのような場面に直面しつつある世界と日本の政治状況に対峙できない。
 恐らく、最後の段階では良心との亀裂に耐えきれず、考えないという選択をする。しかも、その選択という行為を巧妙に隠しながら。してしまったことを隠しながら、「仕方なかった」「たとえ自分一人が抵抗しても社会全体が変わるわけではない」と「必然」にでっちあげる。
そこで教訓は、人間を追い詰めるそういう状況をつくらないということ。未然に防ぐということ。
 自己の弱さを自覚し、弱い自分がさらけ出されない、社会に強制されない状況を保つこと。
 その作らせない力を得るため、行動を統一すること。

 私たちは、自分たちがただ命令で動く存在ではないことを、自ら考える存在であることを、その根源的な尊厳を守るために闘う存在であることを、その力を仲間とともに持つことを示さなければならない。(そのことを感じさせないこの映画は、〇作だ)

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2017/1/13

ミロク労組第39回定期大会  

〇昨日12日は、夕方からミロク労組の第39回定期大会に呼ばれました。
 最初に藤川勝幸執行委員長が、会社の概況が好調に推移しているのは労働者の頑張りがあったればこそ。トランプ氏が大統領になって波乱要素もあるが、組合員と家族の生活を守るため頑張って行きたい、と力強くあいさつ
 その後に、概要次のように県労連を代表してあいさつをさせてもらいました。

2016年は激動の年でした。3つの大きな出来事がありました。
@7月の参議院選挙
A英国のEU離脱決定
B次期米大統領にトランプ氏決定
これらの動きに言えることは、3点。
@貿易の保護主義化
A民族的な排外主義
B大衆迎合、大衆操作のポピュリズム政治の横行
この流れが、世界的に進んだ(厳密には、A、Bが進み、@が懸念される)1年でした。安倍政権は、ポピュリズム政治典型であり、敵を作り、言葉だけで大衆を操り動かす政治です。

この芋の葉っぱを手繰って行くと2つの芋(出来事)にたどり着きます。
1つは、2003年のアメリカを中心とするイラク戦争。フセインが大量破壊兵器を持っているということで戦争を仕掛けました。これにより、民族対立、宗教・宗派対立が引き起こされ、難民がヨーロッパに押し寄せ、テロが引き起こされた。
2つ目は、2008年のリーマンショック。これは、世界的な恐慌で共通して@財政出動とA金融緩和政策が取られました。これにより、各国で格差が拡大し、貧困が広がりました。
冒頭の3つの出来事は、この2つの出来事の帰結であり、副作用です。

〇トランプ氏が、1月20日に第45代アメリカ大統領に就任します。
 昨日11日に、11月9日の大統領選挙後初めての記者会見が開かれました。ここで明らかになったことは、@2か月間で何も変わっていないということ、Aアメリカ大統領、世界のリーダーになる準備が出来ていない、ということでした。
相変わらず、ツイッターで過激な発言を繰り返し、トランプ・ショック、ツイッター・ショックと言われています。
 メキシコに工場建設を進める計画があると言うことで、トヨタ自動車がツイッターの槍玉にあげられ、トヨタの株が3%下落しました。
 トヨタは、慌ててアメリカ国内で1,000億ドル(1兆1600億円)を投資すると提案し、攻撃をかわすのに躍起です。

〇この1年は、トランプにかき回される1年になりそうです。
 それには、原因があってトランプの政策は、良い言葉で言えば「ハイブリッド」、悪い言葉で言えば「ごった煮」の政策ということです。
 共和党は、基本的に「小さな政府」の政策です。政府はできるだけ介入しない、ということです。オバマ・ケアの廃止などを行おうとしています。
 しかし、トランプ氏は「大きな政府」の政策もやろうとしています。減税や投資です。
 また、金融緩和を進める一方製造業に関しては保護主義を取るなど政策に一貫性がありません。
 就任後は、安全な円が買われ「円高」となりました。その後、「ハネムーン」相場の前触れでドル高・株高になりました。そして、いま、過激な言動が収まらないと言うことで「ドル安」にふれています。
 この1年、為替と株は乱高下を繰り返すでしょう。
 また、「円高デメリット銘柄」と「中国関連銘柄」は、トランプ氏の発言やツイッターでのつぶやきで、乱高下の憂き目を見ることになりそうです。
波乱含みなのは経済だけではありません。対中国政策、対中東政策の展開いかんでは軍事的にも大きな波乱がありそうです。

〇次に、これが安倍政治にどう影響するのかということです。
 安倍首相がやりたいことは、憲法9条の明文改憲。その改憲ロードには、赤いじゅうたんが必要です。それは何か。高い支持率です。安倍内閣は、株価連動内閣であり、支持率を稼ぐためには、株が高くなければならない。
 安倍首相は、「国民の生活が第一」ではなく、「自民党の(選挙での)勝利が第一」。この基準で、解散の時期を伺っている。
 そこで必要なのが、参議院での共闘を基礎に、衆議院でも共闘すること。しっかりした共闘が必要です。
 もう1つは、「政策の深掘り」。とりわけ通常国会の焦点になる「働き方改革」です。その嘘を暴くと同時に、職場でしっかりした組合活動を行うことが必要。
 ミロク労組のみなさんは、その点では本当に職場に根を張った活動をされています。
 これからも一緒にがんばりましょう。

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2017/1/12

県域JA統合にあたっての声明  

〇1月11日の国民大運動高知県実行委員会(軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を国民大運動高知県実行委員会)の会議で県農民組合から「県域JA統合にあたっての声明」が紹介された。

安倍農政改革(地域農業を切捨てTPP対応の儲かる農業への転換)の突破口(テコ)が、農協解体攻撃。農業より製造業という姿勢で、農業の輸入自由化を推進する。それに反対する「抵抗勢力」として農協を攻撃し解体を進める。補助金の「アメ」も併用する。これが、安倍内閣の農業政策。
東北各県のJAは、参議院選挙で回答を示した

ところが、高知県のJAは、この攻撃を「JA統合」で乗り切ろうという姿勢。そして、今回の統合となった。JA高知市、JA土佐くろしお、JA馬路は参加しなかった。

県農民組合は、JAが、農業協同組合の原点(「自立・自主・自律」、「組合員が主人公」)に立ち、農業指導の強化など家族農業の発展、地域を支える公益的機能の強化につながることを期待するとしている。

高収益の品目の推進、6次産業化は必要だが、輸出増など「攻めの農業」を強調しすぎると家族農業の切捨て、地域を支える公益的機能の低下をもたらす。
今回のJA統合が、農家の声が反映され、組合員との紐帯を強化し、高知県農業の発展につながることを願わずにはいられない。

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