「オーム」という言葉を知っていますか?
いいえ、新興宗教の話ではありません。
「オーム」はインドにおいては祈りの言葉として、ごく普通に使われています。
キリスト教でいえば「アーメン」
仏教でいえば「南無」にあたります。
そういえば、音も似ていますよね。
サンスクリット語でこの「オーム」を表す文字は象徴的で形も美しいため、インドの車にはステッカーとして張ってあったり、モチーフとしてインテリアとしても装飾品としても用いられています。
2年ほど前にインドに行ったときに、18金で作られたオームのペンダントトップを買いました。
帰国して金のチェーンに通して使っていたのですがチェーンがすぐに切れる・・・。何度なおしても切れる・・・。それまでに切れることなんてなかったのに切れる・・・。
物が物だけになんだか怖いですよね。
そこでチェーンを替えてみようと思いました。
使おうとしたチェーンは私が大学に入ったお祝いにと亡くなった父が買ってくれたものです。
学生であった当時の私には18金のチェーンは貴重なアクセサリーでした。
とても気に入っていたので毎日身につけて通学していました。
デザインは「さざなみ」といわれるカットをほどこしたパーツが入っているごく細いチェーンです。古いですよね。
でも、オームのトップの形状が日本の規格と違うのでうまく入りません。
知恵の輪のようにして入らないかとあれこれやっていると、あるときふっと入りました。いったん入ってしまうともうどうやってはずしていいのかわからない状態です。
なのに、なんだかとてもしっくり。
その日から、このオームのトップとチェーンはいつも一対として使っています。
元気のない私を励まし、頑張った私を癒してくれます。
インドで買ったオームと亡くなった父。不思議なコラボです。

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