秋分の日、今年何度目かの掛川駅に降りた。今回の旅は両親も一緒。
新幹線を降りてここから大井川鉄道の始発駅、金谷へ向かった。
金谷からはSLと行きたい所だが今日の運転本数は一往復のみ「かわね路」のダイヤだけ。SLを待つとこの後の井川線の乗り継ぎが難しくなる。
と言うことで元・近鉄車で千頭に向かう。電車の博物館とも言われる大井川鉄道だが正直、もう少しキレイに使って欲しい。これは利用する我々お客さんが一番気をつけないといけないが停車時間に掃除くらいしようよ・・・と思った。
以前、会津鉄道に元・名鉄の8500系に会いに行った時も酷かった。洗面所の水が出ないは代わりにウエットタオルが置いてあったが乾いてパサパサ・・・座席もくたびれていてショックを受けた事がある。
さて千頭からは井川線のトロッコ列車。この井川線は以前、一駅だけ川根両国まで乗った事がある。この話は次回のブログで。
井川線、現在は「南アルプス・アプトライン」との愛称を持つように途中に日本で唯一のアプト区間がある。
千頭を出てゆっくりとしたスピードで山奥へ入っていく。以前乗った川根両国までは20年以上も昔の事でうっすらとしか記憶がない。川根両国に停車して車内から駅を見たが何となく風景が変わっていた。駅舎自体、昔は待合室みたいになってた場所が何やら運転司令室みたいな建物になっていた。
川根両国を出て車両は痩せた線路をキイキイ言わせながら進む。これがJR在来線と同じ1067ミリ幅と言うのが不思議に思える。何となく遊園地のおもちゃの電車に乗ってる感じだ。土本駅。駅の周りには4件程民家があるのみ。その内3件が土本さんと車掌さんが言っていた。線路横の道路は数年前に開通した道路でそれ以前は井川線に乗らないと町へ出れないと言う秘境駅だったらしい。少し前にテレビでこの駅前に住むおばあさんの事がテレビで取り上げられていたので窓から見てみようと思ったけどお留守のようでした。ちなみに毎朝の朝刊は井川線の車掌さんが配達するらしい。
右手に大井川を見ながら列車は進み、この路線の名物である。アプト区間へ。
アプトいちしろ駅着。後方に機関車連結の為に数分停車。乗客は降りて見学。
作業も終わり再び車内に戻ろうとして前方を見たら・・・かなりの勾配。
アプト式の機関車はこの区間をラックレールと呼ばれるレールに機関車の装備した歯車で登っていく。アプト区間は隣の長島ダム駅まで。この一区間の為にここだけ電化されていると言うのは贅沢な事です。
お楽しみのアプト区間は終わり残りは井川までのんびりと・・・と思っていたらこれが違う! このアプト区間と引き替えに廃止された旧井川線が車窓に時折見える。
(次のブログで紹介します。)
そして崖ギリギリに走る線路。湖の上の奥大井湖上駅、100メートルの高さを誇る関の沢鉄橋。高所恐怖症の僕には絶叫マシンなみの迫力の車窓。いい年した大人が車内で大騒ぎしている内に終点・井川に着いた。僕にとって井川駅は謎だった。一度降りてみたい駅のひとつだったが・・・これは鉄道模型をやられている人ならわかるが、このままレイアウトにしたい! と思う駅だ。
ホームに入る直前に分岐するレールがあり、そちらはトンネルへ消えていく。どうもダムの裏手へ延びているらしいが普段使わないときは柵が張られている。
駅前には小さなお土産屋が一軒。大したモノは売ってないが頑張って駅を守ってくれてます。階段を下りて細い道路に出ると夏に起きた崖崩れの跡が・・・
その道路の先が井川ダムになっている。で・・・民家らしきモノがないような?
お土産屋さんはここに住んでいるのか? と言う色んな疑問が出る駅。
でも・・・ここの住所は静岡市葵区。
帰りは逆ルートで千頭へ戻り、行きに乗れなかったSLに乗車。
久しぶりに汽笛の音を聞いた。
今回の反省・・・デジタル一眼を持って行ったのはいいが望遠持っていけば良かった。
凄い写真が撮れるポイントが何カ所かあったのに・・・勿体ない事をした。