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投稿者:泉
博物館の「誰かが捨てた」と言う意見、ちょっと当たっているかなと。
ただ、縄文時代に超高級品だった黒曜石を矢尻製作の残りクズといえど無造作に棄てると言うことはとても考えにくいですね。

万座毛は、非常に古い時代からの聖地だったはずなので、黒曜石はその場所に納められたと考えた方が妥当なのでは?と、妄想しています。
火曜日あたり何とか時間をひねり出して上野に足を伸ばしてこようかと。
わくわく

P.S.
「角が研磨されずに残っているため、流されてきたものではないうえに、時代としては新しい」というコメントについて。

比重から考えて、コールタールのように流されたり漂ってきたりと言うことは考えにくいですね。

「角が研磨されずに残っている」のは、縄文遺跡などで発見される鋭利な矢尻でもおなじこと。その程度のタイムスパンで風化するような代物なら、そもそも矢尻なんか発見されようもないと言うことに。
A(^_^;

割れ口が鋭利だからと言って、戦後の物だと考えるのも何だかなぁです。
投稿者:泉
昨日は、画材を買いに行った後疲れちゃったのと時間的に遅くなっちゃったのとで、結局上野の博物館には行かずに帰ってゆっくりしてました。
サンプルを見せたからわかると思うけど、あんなコールタールがあったら大笑いでしょ?
A(^_^;

記事の中で紹介した腰岳(佐賀県)産の黒曜石である可能性が一番高いと思うんだ。
もし別の産地由来だったら、それこそ大発見!
って、まだ取らぬタヌキのだけどさ。

*****************
昭和52年(1977)の仲泊遺跡が最初である。鈴木正男により分析され、腰岳(佐賀県)産の黒曜石と判定された(『仲泊遺跡』1977所収)
投稿者:fuming
上野の反応は、どうでしたか?
コメント欄にこんなに続きがあったとは・・・^^;
投稿者:泉
僕の返信も。
**************
何度もお手数おかけします。
ご参考までに。

1)ガラス質の部分とそうでない部分がある
2)気泡ができている
3)高温で熔かされた

以上の特徴はいずれも黒曜石の特徴ですね。
むしろ気泡の少ないものは産地が限られています。

鋭く欠けている部分以外の黒曜石原石の外観はこちらで。
佐賀県腰岳産黒曜石
http://db.yamahaku.pref.yamaguchi.lg.jp/script/detail.php?no=783

和田峠の黒曜石原石(表面の穴がわかりやすい)
http://plaza.rakuten.co.jp/szokatimes/diary/200905030000/

冷山の黒曜石特有の小気泡を含んだもの
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/7258/ohanashi9/407.html

黒曜石のクローズアップ。白い斑点は長石の結晶や球顆状の内包物。右上に特に大きいものが見える。
黒曜石は水分が多く、加熱すると水分が発泡して多孔質の白い石になる。
http://www2.ueda.ne.jp/~moa/nagawaob.html

北海道の黒曜石は気泡が出ない良質なものであるため、大きな製品の製作が可能である。
http://material.miyazaki-c.ed.jp/ipa/sandaimaruyamaiseki/ibutu_kouekihin/kokuyouseki/IPA-san1020.htm

黒曜石の場合、800℃位に熱せられるとアメのように軟らかくなります。同時に結晶水(H2O)が水蒸気となって膨張し、気泡(球状の空気の小部屋<セル>)をつくります。この部屋は各々独立しています。→独立気泡
http://www.fuyo-p.co.jp/paraito/kokusindef01.html


4)角が研磨されずに残っている
最初のメールにも書きましたが、霧ヶ峰の御射山遺跡周辺の散策路に多量に散乱している黒曜石のかけらが、全く同じ形状的特徴を備えていました。

御射山遺跡
http://kirigamine-fund.jp/kirigamine/index05.html

日本の黒曜石産地と古代縄文期の黒曜石(石鏃)の移動について
http://www.tiny.jp/~arugacom/suwakou/kokuyose.html

黒曜石の露頭
http://blog.kodai-bunmei.net/blog/2009/05/000803.html

黒曜石の原産地推定と年代測定(概論)
黒曜石の年代測定法@---水和層測定法
黒曜石の年代測定法A---フィショントラック法
http://www16.ocn.ne.jp/~srtk-gp/shiratakiGPHP2008/kokuyouseki-shiryo.htm

とりいそぎ、おもなURLのみ。
**************
投稿者:泉
県立博物館・美術館の学芸員からの第2報が届きました。
何とか調査を進める方向に軌道修正したようですが.....
A(^_^;

ちょっと抜粋。
**************
黒曜石の件ですが、採取は泉さんがブログに掲載していた場所で行いました。
ちょうど研究会があったのでサンプルを鑑定してもらいました。
そこでの鑑定の結果をまとめると、以下のようになります。
「コールタールとは断言できない(アスファルトとそうでないで意見が分かれた)が、黒曜石ではないだろう」「実際は調査しないとわからない」でした。理由は、
�コールタールよりは重い。別の物質の可能性がある。
�ガラス質の部分とそうでない部分がある。理由がわからない。
�気泡ができているので、かなり高温で熔かされた可能性がある。
�角が研磨されずに残っているため、流されてきたものではないうえに、時代としては新しいと考えられる。
などで、結論としては「不明」でした。

上記より、現在成分を分析(依頼)しています。
また、「焼き物」だとか「海から打ち上げられた」「誰かが捨てた」「沖縄戦争での遺物」「隕石?」など、いろいろな意見が出ました。
そこで、成分分析の如何によらす。この物質が万座毛で採取されることは事実なので、調査を行いたいと思います。
**************
投稿者:泉
ちなみに、植生調査なんかでもそうなんだけど、産地を保護する意味で正確な地点は一般には公表しないのがマナーなんですよね。

まぁ、僕なんかが黒曜石だって言い張っても何の役にも立たないから、取り敢えずまた時間を作って上野まで行ってくることにしましょう。
で、これだけ自信たっぷりに書いておいて、コールタールだったら大笑いなんだけど、どうやって間違えるんだ?

まぁねぇ、トンチキな思い違いの問い合わせもあとを絶たないんだろうから、わからないでもないんだけれど......。
投稿者:泉
普通常識的に考えても調査に入る前に、発見地点についての問い合わせがあると思っていたんだけれどそれも無しだったんで、大丈夫かしらん?って思ってたんだけど、やっぱりなんだかなぁ〜な返事が来ました。

このレベルなんだね。
仕方がないので上野の博物館にサンプルを持ち込むことにします。

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泉さんへ。
博物館の●●です。
万座毛の黒曜石の件ですが、現地で確認してきました。
残念ですが、黒曜石ではありませんでした。見た目はそっくりですが、アスファルトに使用されるコールタールの塊でした。おそらく、駐車場を作ったときのものが、風雨で流されて、ちょうどその場所に堆積したと考えられます。

 黒曜石であれば大発見でしたが・・・・残念です。
しかし、今回は私も勉強になりました。ありがとうございます。
また、お会いできることを楽しみにしています。
**************

で、それに対する僕の返事。
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ご苦労様です。
最初に疑うのは、もちろんコールタールですね。
僕は自然観察の本も書いていて、モースの硬度計も持っています。
拾ってきたサンプルを確認しましたが、見事なガラス質で欠け方も典型的な貝殻状です。

地形的にも駐車場からかなり離れた地点で、コウライシバ群落の下でしたから工事のコールタールの塊を棄てるような場所でもありません。

コールタールの塊は、どのあたりで発見したのでしょうか?
Googleの航空写真で確認しても駐車場から200mは離れていて途中地形が落ち込んだあともう一度高台になっているその先ですから、「風雨で流されて、ちょうどその場所に堆積」するにはあまりに不自然な位置です。
念のため僕が黒曜石を見つけた場所を写真に落として添付します。

また、必要であれば、現地で拾ったサンプルをお送りすることも出来ますよ。
**************

律儀立ててわざわざ時間をひねり出し、遠回りしてまでも地元の博物館にと思ったんだけれど、はじめから上野に持っていくべきだったかな。
コールタ−ルだなんて、バカにしてる!!!
A(^_^;


投稿者:泉
沖縄県立博物館・美術館の学芸員からお返事が来ました。

ちょっと抜粋
*************
写真ではなんとも言えないのですが、確かに黒曜石です。
そこで、県立博物館では対応が厳しいので、現地の恩納村博物館に、調査を依頼しました。
今後新たなことがわかれば、結果を報告したいと思います。
今回の情報提供ありがとうございました。
*************

恩納村博物館のホームページ、無いみたいですねぇ.....
あとで電話してみよう。
投稿者:泉
昨日さっそく沖縄県立博物館に行ってきました。
http://www.museums.pref.okinawa.jp/index.html

あいにく、学芸員の方が出払っていたので後で連絡してもらうことに。
今後の展開が楽しみです。

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