「警部、宇宙人の大使が死にました」
「なにっ」
「ノックして返事がないので、ドアを開けたら、大使が床に倒れていました。近くに花瓶が割れて転がっていました。特に外傷は認められなかったのですが、心臓は動いていませんでした」
「セキュリティはどうなってたんだっ」
「ドアの外には警備の者が立ち、窓は開閉できないものでした。警備の者に聞いたら、あやしい人物は誰も入らなかったということでした」
「誰も入らないのになぜ死んでるんだ」
「わかりません」
「誰かが殺したのか」
「わかりません」
「やつの仲間と連絡をとるんだ。地球の外に宇宙船が待機中だろ」
「連絡していますが、通じません。何かが起きたのかも…」
「もうしばらく様子を見るんだ。連絡を続けさせろ」
「もしかしたら地球上のウィルスにやられたのかも」
「もしかしたら我々の知らないウィルスかもな。我々地球人を全滅させるような」
「えっ」
「とにかく死体を隔離しろ。この宇宙人と接触のあった者も全員隔離だ」
「となると我々も」
「当然だろ。このビル内の者は外に出すな。このビル内でそのまま調査は続行だ」
「誰かが倒れるまでですね」
「そうだな」
「もう3日も宇宙船の彼らと連絡が取れません」
「だからやつらとのコンタクトに反対だったんだ。突然やってきた得体の知れないやつらと」
「やはり地球上のウィルスに感染したんでしょうか」
「もしくは新種のウィルスな。とにかく検死だ。へんな伝染病で、地球上に蔓延したらたいへんなことになる」
「検死の結果ですが、特に異常は検出されませんでした」
「解剖してしらべたんだろうな」
「はい、もうすみからすみまで」
「となると一体…」
「あ、地球外の宇宙人とやっと連絡がとれました」
「…もうしわけないです…睡眠が急にきてしまって…私たち○×△星人は、あなた方にしたら4日くらい寝る必要があって…突然睡眠に入ります…連絡できずにすみませんでした…心臓も停止して睡眠します…」
「…おい、検死したんだよな、大使…」
「…大使は起きないようです…」
「…我々が殺してしまったのか…」
---(05.11.5)
一言…これで宇宙人週間は終了、って早すぎ…。

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