今日(4月15日)、京阪電気鉄道株式会社から、
中之島線(中之島駅〜天満橋駅間、約3km)開業に関する各種の最新情報が発表されました。
全区間が地下線である中之島線の建設工事は現在順調に進んでおり、既に昨年10月31日に全区間でシールドトンネルが貫通し、今年3月21日には全区間でレールの敷設も完了しています。今年の8月からは試運転列車を走らせて乗務員の習熟訓練も開始される事になっており、そして同線開業の日も、ついに今日、正式に発表されました。
平成20年10月19日(日曜日)です!
以下、同線開業に関する各種情報を、項目別に以下にまとめさせて頂きます。
≪ダイヤ改正≫
中之島線の開業日(10月19日)より、京阪線(京阪本線・中之島線・
鴨東線・交野線・宇治線)では全面的なダイヤ改正が実施され、中之島駅〜出町柳駅間を直通運転で結ぶ新種別「快速急行」(特急に準じる優等列車)が新たに設定されます。
この快速急行の停車駅は、中之島、渡辺橋、大江橋、なにわ橋、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、
祇園四条(現・四条)、三条、出町柳の17駅(但し始発駅・終着駅も含む)で、中之島駅〜出町柳駅間は約65分で結びます。
新ダイヤの詳細はまだ未定ですが、ダイヤ改正後(平日昼間時)、新設の中之島駅からは1時間に8本の列車(うち2本が出町柳駅行き快速急行)が運転され、また、現在の大阪方面終着駅である淀屋橋駅からは1時間に16本の列車(うち4本が出町柳駅行き特急)が運転される事は既に確定しているようです。
また、列車の種別に関係なく、中之島線内では全ての列車が同線内の各駅(4駅)に停車します。
≪新型車両≫
中之島線の開業に併せて
新型車両が新造されると発表されてから、一年間も全く続報の発表がありませんでしたが、今日、やっと新型車両についての詳細が発表されました。
中之島線の開業に伴い新たに設定される快速急行には、新造される川崎重工製の新型車両(8両編成×6本=48両)が投入され、同線開業のシンボルとなるこの新型車両の形式は「3000系」と発表されました。これにより、現在3000系を名乗っている一編成は8000系に編入されます。
それにしても、新型車両がまさか3000系を名乗ることになるとは、多分誰も予想していなかったでしょうね(笑)、近年の傾向として、京阪線の電車は新造される度にその形式番号の数字が1000づつ加算されていたので、私は、次の新造電車は11000系になるのかなと単純に思っていました(笑)。
新3000系の車内は、車端部はロングシートとなりますが、扉間には1列+2列配置の転換クロスシートが採用され、また、京阪の車両としては初めてLCD(液晶ディスプレイ)が扉上に設置され、停車駅などの旅客案内情報や天気予報、ニュースなどが表示されます。パネルヒーター付きの車いすスペースも、全車両に設置されるそうです。
新3000系の外観は、次項に貼付のイメージ図(一番右側の編成です)を御参照下さい。
≪カラーリング変更≫
新3000系のカラーリングは、従来の京阪電車とは異なる配色が採用されますが、中之島線開業を契機として、京阪では新型車両だけでなく京阪線(京阪本線・中之島線・鴨東線・交野線・宇治線)の既存車両も全てカラーデザインを一新します。
京阪電車の塗色は、特急用車両が昭和26年に上半分が黄色(マンダリン・オレンジ)で下半分が赤色(カーマイン・レッド)、一般車両が昭和32年に上半分が若草色(ライト・グリーン)で下半分が青緑色(ダーク・グリーン)に定まって以来、半世紀近くに亘って大きく変更することなく現在に至っていますが、今回のカラー変更では、京阪線の全車両を以下の3種に分けた上で、それぞれカラーの変更を行います。
【1】 2ドア・クロスシートの特急用車両(8000系、現3000系)
【2】 3ドア・セミクロスシートの中之島直通優等車両(新3000系)
【3】 3ドア・ロングシートの一般車両(3000系、8000系を除く京阪線の全ての車両)
既存車両は、今月から順次塗装の変更に取り掛かり、1編成目が5月から京阪線で営業運転を開始するのを皮切りに、平成24年までに全車両の塗装変更を完了します。
【1】 2ドア・クロスシートの特急用車両
対象車両は88両で、配色は、上部が赤色(エレガント・レッド)、帯線が金色(エレガント・ゴールド)、下部が黄色(エレガント・イエロー)となり、京阪特急の伝統色である黄色と赤色を残しながらそれを反転するカラーリングとなります。
コンセプトは、「京阪線でもっともグレードが高い車両であり、雅やかなハレの気分で、京都へゆったり旅をするクロスシート車両です。赤色、黄色、金色の組み合わせで、十二単や紅葉、祝祭、金蒔絵などエレガントなイメージを連想させるカラーデザインです」とのことです。
【2】 3ドア・セミクロスシートの中之島直通優等車両
対象車両は48両で、配色は、上部が紺色(エレガント・ブルー)、帯線が銀色(スマート・シルバー)、下部が白色(アーバン・ホワイト)となり、水都大阪をイメージした紺色がメインカラーとして採用されます。
コンセプトは、「特急用に次いでグレードが高く、快適な空間を提供する車両で、粋な車両で快速移動するセミクロスシート車両です。特急用車両の雅やかな雰囲気に対し、水都の中心、中之島の粋なスマートさを意識させるカラーです。紺色は堂島川、土佐堀川を含む淀川水系の流れをイメージさせると同時に、京のれんや紺袴など、伝統と格式を感じさせる色でもあります。また、銀色の帯や白色は、都市のきらめきを表すと同時に、石庭における川の流れを表しています。紺色と銀色、白色の組み合わせで、風流かつ現代的な感覚を表現するカラーデザインです」とのことです。
【3】 3ドア・ロングシートの一般車両
対象車両は574両で、配色は、上部が濃緑色(レスト・グリーン)、帯線が黄緑色(フレッシュ・グリーン)、下部が白色(アーバン・ホワイト)となり、京阪電車の伝統色である緑色を残しながら、下半分に白色を新たに取り入れるカラーリングとなります。
コンセプトは、「京阪線の一般的な車両で、沿線の各駅を結ぶロングシート車両です。緑色は、樟葉〜淀間に代表される緑あふれる沿線風景に重なるとともに、成長・発展・若々しさといった京阪の企業カラーを象徴しています。京阪の伝統色であるグリーンに白色を織り交ぜることで、現代的感覚をプラスするカラーデザインです」とのことです。