大阪市営地下鉄・御堂筋線のホームで電車を待っていると、大抵は大阪市交通局の10系電車や21系電車が入線してくるのですが、たまに、同線と相互直通運転を行っている北大阪急行電鉄(通称:北急)の8000形電車が入線してきます。
10系や21系に比べると、8000形に乗り合わせる頻度は然程高くないため、個人的には、8000形が入線してくると内心「やったぁ!」と思います(笑)。
その外見も、私の主観では10系や21系よりも8000形の方が断然格好良く、車内の内装も阪急電車っぽくて素敵なので、大阪の地下鉄線内を走る電車の中では、実は北急の8000形が一番好きです。
下の写真がその北急8000形で、これは
先月大阪に旅行に行った際、御堂筋線 難波駅のホームで撮ったものです。
8000形は、開業以来使用されてきた北急2000形の後継形式として、昭和61年から9両編成車として製造され、北極星を意味する「ポールスター」の愛称を与えられて、登場以来、北急の南北線(千里中央〜江坂間、5.9km)と、相互乗り入れ先の大阪市営地下鉄・御堂筋線(江坂〜中百舌鳥間、24.5km)の両路線で運用されています。
デビューの翌年(昭和62年)には、新時代の地下鉄道用車両として省電力に著しいVVVFインバータ制御方式の採用、乗務員の保守安全確認の向上のためのモニタリングシステムの採用、アルミニウム製の車体による軽量化など、多くの新機軸が盛り込まれていることを高く評価されて、鉄道友の会から「ローレル賞」(前年に新しく製造された鉄道車両の中から、製作意図・技術・デザインなどが優れた車両に対して贈られる賞)を受賞しました。
そして平成8年からは、北急の相互乗り入れ先・御堂筋線が輸送力増強のため各編成を10両化したことに伴い、8000形も10両化され、現在、10両編成7本(70両)が運用されています。
内装は木目調の壁で、その雰囲気は阪急の車両とよく似ています。
ちなみに、北大阪急行電鉄株式会社は、千里ニュータウンと日本万国博覧会(大阪万博)の会場アクセスのために阪急電鉄と大阪府などが出資して昭和42年に設立された第三セクター会社で、阪急電鉄が株式の過半数を保有しており、阪急阪神東宝グループの一社となっています(8000形からどこか阪急の色が感じられるのはそのためです)。
また、全営業区間は5.9kmと短いものの、利用客は多く黒字経営で、昭和62年からは「準大手私鉄」に位置付けられています。