兄弟漫才コンビ「中川家」でツッコミを担当し、最近では鉄道マニアとしても知られている中川家礼二さんが責任編集長を務めた『
笑う鉄道 関西私鉄読本』という本(本体価格1,500円、全184ページ)が、今月1日、ヨシモトブックスから発売され、私も買って読んでみました。
結論からいうと、個人的にはなかなか面白かったです。
そもそも関西の私鉄だけをテーマにした本という時点で、ワタシ的にはもう“即買い”なのですが(笑)。
この本は、鉄道車両についての細かいウンチクの本ではないので、所謂マニアの方にはちょっと物足りない部分も感じられるかもしれませんが(内容的には、鉄道マニア向けというよりは、むしろ一般向けの本です)、しかし関西の5大私鉄(この本の掲載順に京阪、近鉄、阪神、南海、阪急)の持つそれぞれの特徴やカラーが地元・関西人の目からリアルに描かれており、「関西に思い入れのある非関西人」の私としてはこれはなかなか興味深かったです。
また、中川家礼二さんは幼少時からよく京阪を利用していた事から、特に京阪には強い思い入れがあるようで、その個人的な思い入れから巻頭で京阪に多くのページを割いているのも、同じ京阪好きの私としては凄く好感が持てました(笑)。本の表紙も京阪電車ですし(笑)。
この本を読んだ後、とりあえず京阪の普通電車に乗って、各駅を下車しながらゆっくりと旅をしてみたくなりました。
また、この本の中の「笑える関西私鉄座談会」というコーナーでは、鉄道マニアの3人が関西の私鉄を褒めたり貶したり好き放題に語り合っているのですが(笑)、それらの多くは一般の鉄道解説書には書かれていない事ばかりで、私にとっては新鮮でした。
例えば、「近鉄って缶ビールと柿ピーのイメージがある」「大和西大寺のスジを引いた(ダイヤを組んだ)人は天才」「ラピートは、停車駅がちょっと違うだけで別にαとかβとか、カッコよく表現しなくてもいいのに」「阪急は東京でいうと東急。乗客に酔っ払いが少ない」「阪急電車は男性週刊誌の中吊り広告が原則的に禁止」「近鉄はクロスシートにこだわる」「近鉄乗り入れ用の阪神の車両(1000系)のカラーはちょっと近鉄っぽい」「京阪はやっぱり複々線。先頭車両から見る複々線の光景は他では見られない」「京阪のテレビカーって昔サザエさんのオープニングにも登場したことある」…など。
とりあえず関西の私鉄好きなら、間違いなく“即買い”の本です。