教室についた。教室が凍りつく。でももう馴れた。
机にむかう。いつも通り椅子の上の画鋲をひとつひとつとる。
「ねぇもうやめようよ・・・。」
「そうよ。やめようよ。」
クラスの女子がこそこそと話す。確か加奈の親友だっけ?渡辺だったと思う。あとひとりは分かんない。えっと・・・吉田だっけ?
「君がいじめられたいなら、やめていいよ^^」
皆藤?だっけ?氷の王子とか女子は言ってたな・・・。
そして、
俺をいじめている中心人物。
どーでもいいけど。
画鋲を拾い終えた。指に画鋲が刺さった気がする。
''ガラッ'’加奈が息切れしながらドアをあける。
「みんなぁ!画鋲が学校からなくなってきてるの!知らないかな?」
加奈が俺を見た。
画鋲を差し出した。加奈はためいきをついた。
「なんでこんなのあるの?画鋲好きだったっけ?」
「椅子に画鋲があったから・・・」
「はあ?!あんた、それいじめでしょ?!ちょッッもゥッッ・・・みんな光のこときらいなの?」
加奈の尋常ではない態度にクラスがしんとした。皆藤はそっぽをむく。
「あっ血がでてる!」
僕の指を見てなめる。なまあたたかい。
「あッッ!!!!!!」
皆藤が驚いてこっちを見る。
「なぁに?皆藤君?」
加奈が留加を鋭い目つきでにらむ。
クラスがまた静まり返る。
「結局出てこないんだ。犯人は弱虫なのね。内申点が下がるのが怖いの?」
加奈が泣きながら教室をでる。
皆藤が俺を見て舌打ちをする。
なんで泣いたんだろう?
幼なじみがいじめられているのがカッコ悪くて泣いたのか?
それとも
学級委員長がいじめに気づかなかったからカッコ悪かったのか?