
私マイクスタンディングは 2月24日の新聞書評欄でこの本を知る
書評を熟読しただけで共感し興奮するが だけど多分マイクにも納得できない言い分があるだろうことを察し 本屋へ行くが1月25日の初版初刷在庫は市内のどこにもなく 2刷版を予約して待って やっと今日から読むことに
読書日記として逐次書き込みますので 古い日付けの最後尾2008.3.30からお目通しください
或いは 日付順に並び替えたページをマイクのHPに作りましたので こちらをお読みください
http://mike12.web.fc2.com/jishibrog1.htm
自死という生き方 覚悟して逝った哲学者
須原一秀 双葉社 1890円
晴朗で健全で 平常心で決行される自死がありうる
65歳の春 ひとつの「哲学的事業」として著者が決行した自死
そのために書かれた遺稿「新葉隠」と 浅羽通明による解説を収録する
〈須原一秀〉1940〜2006 大阪生まれ 社会思想研究家
自身の哲学的事業として自死を遂げる 著書に「高学歴男性におくる弱腰矯正読本」「超越錯覚」ほか
1章 三島由紀夫、伊丹十三、ソクラテス、それぞれの不可解
2章 なぜ彼らは死んだのか?
3章 「未練」と「苦痛」と「恐怖」
4章 死の能動的受容と受動的受容
5章 自然死と事故死と人工死
6章 武士道と老人道
7章 弊害について
8章 キューブラー・ロス―キリスト教徒の苦境
9章 補助的考察
10章 雑感と日常
予約してから今日までは書評サイトを読んで マイクのHPのBBS(古人のパワー)にこの本の期待と思いを少しは書き込んだ
私は 2月10日のコンテンポラリーダンス公演のための練習と 日頃のエアロの歳甲斐もないやり過ぎで きついヘルニヤになって要手術レベルの激痛の毎日
一カ月断酒謹慎で様子をみるべきとのことで 死に体 瀕死状態である
激痛は本当に 自死や安楽死を考えさせるくらい辛い
明日3月31日に手術の判断をすることになっているが 結果はともあれ我が身は否応でも自死寸前を体験し 自死を考えさせられる状態にある
そこで先ず読書し 読後感をここに記し そのあとマイクの思いなどを整理してみようかと思ったので このブログを立ち上げる事となりました
このブログにご意見を またマイクのHPにリンクして下さるようお願いします
マイクスタンディングのHP
http://www7.ocn.ne.jp/~mike-st/
HPのBBSのひとつ 古人のパワーのBBS
http://8602.teacup.com/mikekodaijin/bbs
マイクの腰痛日記になってしまったブログ
http://sky.ap.teacup.com/mike-st/
2008.3.30
初めに話した書評を 下記に転記します
大阪府立大 森岡正博教授 2008.2.24 京都新聞 より
これは真の論争の書だ
自殺について考察した本だが 社会思想研究家だった著者の須原さんは 人生を肯定したうえでの明るい自死は望ましいものであると本書で結論づけたのちに 二〇〇六年四月 身体も精神も健康なままで実際に自死した
六五歳であった
自死の直前まで書きつづられた本書の内容は力強く 自分の哲学をそのまま実行し得た者だけがもつすがすがしさを湛(たた)えている
今の風潮を考えれば この本は社会的には丁重に黙殺されるかも知れないが しかし人間の生と死に関心をもつ者はぜひ読んでおくべきであろう
人生で誰でも経験できるような「幸せの極み」を幾度か体験したがゆえに 「自分は確かに生きた」と日々身体で納得しており 今死んだとしても何の後悔もなく死ねると確信している人が 実際に自死すること
須原さんは そのような死に方のことを 絶望の自殺と区別して 「自決」と呼んで 擁護しようとしている
須原さんは 自決を前にした自分自身の気持ちを点検して 人生に対する未練も 死に対する恐怖も おのずと消滅していって 気にならなくなったという
自決する人間の精神は まったく暗いものではない
なぜなら 「死ぬべきときには死ねる」という確信があれば 気持ちに雄大さと明るさが備わってくるからである
「そこまでの確信があるのならば 別に自決しなくても 最後まで生きればいいではないか」という反論にたいして 須原さんは 痰(たん)でのどを詰まらせて苦しみのうちに窒息するというような死の迎え方よりも チャンスが到来したときみずから間髪を入れずに自決するほうが望ましいのだと主張する
須原さんが念頭においているのは 人生の大半を経験し終えた老年者の自決である
自決の仲間作りも提唱している
ここまで確信に満ちた自決の実行者を われわれは正しく批判できるのか
本書は現代人ののどに突きつけられた刃(やいば)である
大変美しく書かれている
しかし読後のマイクには 勿体なさを拭い切れず そこに人権や社会性についての社会思想研究家の心を読み取ることはできなかった
書棚に備えておくだけでは済まない大事なこの事業のこれからに マイクの遠からないその時のために望みを託したい
2008.4.20の「書評に魅せられて」で この日に一応読後感を終えた
その後ブログを2年間放置しましたが 自死問題や老人問題が話題になることが多くなり もう一度考えるべき時期が到来したと判断し 2010.4.10より再開しました
この日は この本に正しく刺激されてマイク自身の死に方を決めてしまったことをページにしたことを紹介するものでした
「私の自死道」 2010.7.9 哲学カフェで講演もした
http://www7.ocn.ne.jp/~mike-st/jishidou.htm
この後は 色々出版される老人の死に関する本や情報を紹介したりして マイクの考えを深めてゆこうとブログを継続しています
ボチボチとお読み頂き コメントかHPからのメールでご意見いただければ幸いです

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