僕らが出演させてもらっているライブ関連の飲み屋さんも不況の煽りで、
店主から聞こえてくる言葉にあまり景気のいいものは聞かれない…。
(飲み屋さん…ライブハウスと呼ぶにはカテゴリー的には飲み屋さんに
近いので、ここではそう呼ばせて頂く)
先日も、閉店するのではと噂された店がシステムを変更して継続すると
聞き、ホッと一安心したばかり。
僕らアマチュアにとっては真剣勝負の発表の場ではあるんだけど、そこ
はほとんどが店主含めて友人知人がワイワイやるところでもあり、修行
の場・経験値を上げる場、でもある。
やっぱりそういうお店が減少傾向にあることは純粋にさびしい。
そういう店の主の多くは皆ロマンがあって、優秀な若手ミュージシャン
を育てるという気概を持っていたり、芸術活動に勤しむ人達をバイトで
雇うことで支援したりの親分肌なところがある。
人間や音楽が心底好きじゃなかったら続かないよね。
個人的に何軒ものお店で演奏させてもらったし、これからもたくさんお
世話になると思う…。
いい関係を築いて、いい演奏をして、多くのお客さんに楽しんでもらう
というのが理想で、自分もいい大人なんだから、店側にも客側にも気配
りができる演奏家でありたいと常々思っている。
だけど、店主の態度によってがっかりさせられるような店にブッキング
を頼まれていたことも、、、かつてはあったんだよねぇ(笑)。
その店はオープン来、あるプロミュージシャンにプロデュースというか、
毎月の出演を依頼していた。
契約期間が1年間だったのか、2年目から自分にその依頼が来るように
なった。
店主はクオリティを下げても(?)コスト削減を目論んだのか、それに
自分達も利益目的の演奏活動ではないので、ギャラについてはプロの半
額以下で請け負っていた。
アマチュア仲間を毎回集め、とっかえひっかえで「平日」夜のブッキン
グを行なっていた。
この頃に出演してもらった多くのバンド仲間には本当に感謝している。
休みを取ったり、半休にしたり、色々と都合をつけて出演してくれた…。
自分としてはその店主の銀行借入書(運転資金=うん千万円)まで見せ
られていたので、気合いを入れて人集めをしたもんだよ。
「平日」夜にも係わらず、何とか店主のブッキング依頼に応えつつ、良
い関係が築けていると思った数年後のある日、店主から客の入りが少な
いと急にキレられ、それを境にブッキングの話もぷっつり途絶えてしま
った。
たぶん、その頃は他にブッキングを頼める優秀なバンドさんが新規に現
れたんだろう…。
だけど、いまビートルズコピーのバンドが出ていないところを見ると、
ビートルズを目当てにした客がその店には来ない、ということなのだろう。
それじゃあプロだろうがアマチュアだろうが、どんなにビートルズをがん
ばって演奏してみたところで、店側が満足するような売上げにはならな
いだろう。
それを自分のせいにされてもねぇ。
別にあんな怒った顔を見せなくても、普通に出演を断ってくれればキツか
った平日ブッキングから解放されるし、双方とも前向きな撤退ができたは
ずなのにね。
第一、自分からお願いして出演していたわけではないからね。
誠に残念でしたよ。
ところで、何年も前からお世話になっている飲み屋さんが、一時期、経
営的に調子が悪かったけど、最近元気を取り戻している。
彼の手法は、数多くのアマチュアミュージシャンを一日に抱き合わせで
出演させるというもの。
自分もかつてはピンでワンマン出演(これも請われて)していたけど、
最近では5組もの合同ライブに組み込まれ、しかもジャンルはバラバラ(笑)。
合同ライブに組み込まれる際には「こっちも商売でやってるからピンなん
て難しいんだよ」なんて毒を吐かれた。
しつこいようだけど、こちらも自分から出させてくれなんて一言も言っ
た覚えないからね。
長年、店をやってるとミュージシャンとの関係が元来どうだったかも分か
らなくなってしまうんだろうなぁ。
まぁそれだけ気心の知れた仲になれたと考えるべきなんだろうけど。
たとえ自分は罵倒されても、出演時間を大幅に削られたしてしても、出て
くれるなと言われない限り、喜んで出演したいと思っている。
お店の経営を支えるような演奏やクオリティ、集客なんかないけど、気持ち
的にはいつも店に貢献したいと思っている。
どんな形であれ、聴いてもらえる人がいて初めて音楽は完結すると思って
いるから。
お陰さまで、最近は多くの人とも知り合うことができてハッピーだ。
さぁ、今年は去年以上にガリガリ活動するぞっ。

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