工事のために半年間使えなかった市民農園が夏に再開された。
準備のいい人は、待ちかねたように家で育てた苗を植えたが、ものぐさな私はナス
とトマトの苗をもらい、ゴーヤは家で育てた苗を植え、種はニンジンやミックス菜を蒔いた。
苗から植えたナスやトマト、ゴーヤはなんとか育った。しかし、タネからのレタス
や菜っ葉類やニンジンは、全然育たない。2回とも失敗。
種を蒔いた時期が暑すぎたせいかもしれないと思ったが、一番の問題は市が新たに
入れた「土」であると気づいた。
農園再開に向けて市(農政課)は全区画に新たに土を入れたが、休耕田、つまり田
んぼの土を入れたという。田んぼの土だから「いい土」だと聞いていた。
しかし、私は知識がなかったが「田んぼと畑では土が違う」ことを身を持って実感。
田んぼの土は、稲が育つ間はずっと水を張っておく保水性が必要だから粘土質の土
がいい。一方、畑は保水と水はけの両方がいい土がいいのだが、粘土質の土は水を
吸いにくく、水はけも悪い。乾くとカチンカチンに固くなってしまい、畑には向か
ない。
タネから蒔いた場合、ニンジンやレタスのような小さな種にとっては粘土質の土は
重くて固いために芽を出すことができないのではないか。
ついにニンジンやレタスに見切りをつけ、2つの畝を掘り返してみて気づいたの
は、「ミミズが一匹もいない」こと。
昨年まではこんなことはなかった。気味が悪いくらい太いミミズが何匹もいた。
ミミズがいると土の通気性がよくなり、根の張りもよくなり、作物がよく育つ。
ミミズがいないということは土が悪いことの証明。農政課を信用せずに堆肥をもっ
と入れておけばよかった。
堆肥をよくいれた他の畝から這い出したミミズを見つけたので、新しく作った畝に
もぐりこませた。これでうまくミミズが増えてくれるといいが。
農政課の人間は田んぼと畑の土の違いも知らないのだろうか。
畑仲間では「何もしない、知らない農政課」という定評が固まっている
農政課にはいい人、畑にはいいミミズを望みたいものだ。
写真の椅子は日曜大工で作った4作目(畑用)。手前の岩のような石が農園から
ゴロゴロ出てくる。


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