有り得ないとしか思えない機械類の不具合が見落とされ、加速的に事態が悪化していく様は、ギャグかコントを見ているかのようだ。その滑稽さの度合いは、事故が巨大になり、深刻になるほど高くなり、爆笑ものになる。しかし、大抵のオチは、飛行機は墜落し、工場は爆発し、原子炉は溶融していき、たくさんの人が犠牲になる、とても笑えないものだ。
この本の一貫した主張は、「事故を起こすのは人、事故を防ぐのも人」だろう。最近、よくいわれる失敗学だ。
読んでいると、成功例から学べることは、実はあまりないのではと感じられてくる。

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