本尊 聖観世音
宗派 臨済宗建長寺派
秩父市下影森348
交ア:影森駅より徒歩
10月1日の続き。
二十五番から二十六番も結構距離がある。しかも、気になる点が二点。
まず、円融寺の本堂(納経所がある場所)と、観音堂はかなりの距離がある。観音堂すなわち岩井堂は山のなか。かなりの難所であることは、事前にチェックした秩父札所関連のホームページでも語られていた。虫のいいやり方としては、納経所だけ行って観音堂はパスするというやり方もなくはない。
もう一つ気になっていたのは、今日の終了時間。午後2時前には東京茗荷谷に居なければならないわけですから、逆算すると11時過ぎには西武秩父にいないといけない。
そうなると二十六番付近最寄りの影森駅を使わなければならないが、そうそう電車があるわけがない。二十六番に行く途中で影森駅で時刻表をチェックした上で行動を決定するしかあるまい。
時間は9時過ぎ。早足気味に進むが大ポカ。途中、道を間違える。
でも、ここはちょっと分かりにくいんだよなぁ。久那小前信号交差点は皆さんもご注意を。(よく見ると標識があります)
早くもアゴが出た状態で、荒川を越える。その後、ちょっとした山道を越えて、ようやく影森駅。時刻表をチェックした結果、二十六番円融寺→岩井堂→二十七番大渕寺を巡って駅に帰ってきても間に合うと判明(理論上)。ガイドブック記載の所要時間を信じて再スタート。
まずは円融寺の納経所でご記帳してもらう。
急ぎ足で岩井堂へ。
なんと岩井堂に行く「道」というものはなくて、途中から昭和電工敷地内を通ることになる。まあ、昭和電工の方が後から出来たのだろうから当たり前と言えば当たり前だが、不思議な感じ。
敷地内を歩くことを数分、琴平神社の看板が見えてくる。この神社も昭和電工内を通るようになっているようだ。
その看板のすぐ手前で右に曲がり、いよいよ観音堂への道がスタート。
今回の巡礼最大の難所登場。
いきなり、森。
迫ってくる深さが、今まで見た秩父の森を遙かに上回るのを感じる。
神秘的な感じだ。
森に入ってすぐ、おばさまが佇んでいる。ちょっとお洒落したような服装。「これって、近道ないんですかね?」と訊かれるが、私の持っているガイドブックにはそんなものは載っていない。というか、目の前に広がる凄い森を貫く一本道が近道といえば近道か(笑)。その方は多分岩井堂は諦めたと思うのだが、行ってみて思う。正解かもと。少なくともあの服装、靴ではやめたほうがいい。
時間も気になるので、緩めの斜面を早足で進む。
左手かなり上にある琴平神社はお祭りをやっているようで、太鼓や笛の音が深い深い森に響き渡る。見渡す限り人影はない。この上なく宗教的雰囲気だ。
階段登場。
遙か彼方まで階段が一直線に続いているのが、ご覧になれるだろうか?
面堂んちかっつーの。
一瞬立ち止まって、笑ってしまいました。
急いでいたこともあるけれど、この階段が非常にきつかった。
かなり古いものらしく石段一個一個がガタガタである。
ネットで調べたところ、山形の山寺は995段。四国の岩屋寺は220段。この岩井堂は320段とのこと。それぞれ上ったことはあるけれど、きつさが違う。
まあ、山寺は圧倒的に長いわけだけれど、途中見所が何ヵ所かあって、(一応)休み休み行ける。
岩屋寺さんは坂道部分が長いので、階段数以上に大変。
ただ、どちらも山肌をジグザグに折り返しながら階段が連なっている。
その点、この岩井堂の場合はまっすぐな階段がただただ続くのが特徴。これはこれで、その単調さに圧倒されてきます。
上っても上っても階段が無くならない。
ようやく、見えてきました。岩井堂
そして、思いもしなかった驚愕の事態が!
なんと、恐くて観音堂に近づけない!
岩肌の洞窟に収まるように建物があるのだが、とても入れない!
人がいればなんて事もないのかも知れないが、今はとても無理!
こんなに苦労してきたのに。自分の修行の足りなさに呆れる。
観音堂手前で手を合わせて、読経。
今度、複数人でちゃんと行ってみたいと思います(笑)。
二十七番大渕寺へ。取って返すのではなく、山道の中をくの字型に進むことになる。
今回の巡礼最大の難所はまだまだ続く。
秩父三十四巡りを時系列順に次へ

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