おっとっと広場を後にして、久しぶりに雑賀崎半島を回ることにした


近くの石切場と言うところにボクが初めて社会に出て就職した時の独身寮があり、今は空き地だが、そこから半島端の灯台によくジョギング

をしたものだ。
久しぶりにとくねくね道を上って灯台を目指した。
着くと、灯台の上で三脚を立てて高級なカメラ

で写真を撮っている方が一人いた。
挨拶代わりに「ボクも写真を撮りま〜す

」と言って、ポケットから出したデジカメで片手で景色をばしゃばしゃ撮ったら笑っていた。
目の前に双子島(ふたごじま)が綺麗に浮かんでいる

遠く対岸には四国徳島の火力発電所の煙突が見える、はずだがこの日は見えなかった。
今度は灯台を降りて管理人のおじさんと話し込んだ。何故か急に釣りの話で盛り上がり、訳あって積んでいた鮎釣り竿を見せてあげた。灯台の横で9メートルもの長竿を伸ばしてワイワイ話するボクらを、皆がなんだなんだ

みたいな目で見ていた。
おじさんは新しく車が入ってきたら駐車料金を取りに走っていくので商売は忘れていない。
おじさんに雑賀崎の見所を訊くと、全方向パノラマの爽快な眺望は言うまでもないが、崖から見下ろす豪快な青岩も忘れてはならないとのことだ。ボクは崖の方に行って覗き込んだが確かに眼下に広がる青岩の海に足がすくんでしまった

灯台横の石碑がずっと気になっていたのでおじさんに訊いてみたら「ここで沈む夕日を見ていたら帰るのが惜しくなる」と言う意味だと直ぐに返ってきた。さすが管理人だなと、続けて誰か名のある方の詩なのですか? ときいたら「知らん」と笑ってごまかされた

ちょっとボクみたいな所のあるおじさんだなと思った。
その石碑のところで母親と中学生くらいの女の子の家族連れに写真を撮ることを頼まれ、その方達の写真を撮って少し話をして雑賀崎灯台を後にした
昭和35年にできたと書かれてある雑賀崎灯台。
適当に撮ったのにけっこうきれいに写っていた双子島。
いかにも手作りといったぼこぼこの看板。おじさんがつくったのだろうか。
青岩の海。写真で見るよりか、実際はもっと強烈な落差があって間違いなくびびる。
石碑の周りにはきれいな花が咲いていた。
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