今年はダリアが大変なことになっていますね。いや、私があまり関心がなかっただけなのかもしれませんが、少しブームが来ているようです。

これは「結納」という超巨大輪の品種で、花の直径は20センチはあります。実物を見るとかなりインパクトがあります。お店に置いてある花を写メで撮影している若い女性がいたほどです。ここまでの大輪が2500円〜3000円で鉢植えで出回っていることはなかなかの事件だと思います。
ツバキもそうなのですが、花の形や色合いが安定しないことは花卉園芸としては欠点なのでしょうが、植物栽培家にとってはよりきれいな花を咲かせるために手間のかけがいがあるので、却って好ましい性質です。この株も、咲き方によってはこんな色合いと形にもなります。

ダリアは園芸植物として、高貴さで他のキク科の植物と一線を画しています。花に華があるという感じでしょうか。菊の花は路地で咲いていてもきれいだな、と感じる程度ですが、ダリアが咲いていると心が豊かな気持ちになるのは私だけでしょうか。
このダリアブームの一因となったのが、今年の3月に出版された日本ダリア会編『ダリア百科』でしょう。

4200円と高価な本ですが、ダリアに関する写真と文化史の情報が満載です。誠文堂新光社から出されたこの本を含むこのシリーズは、食虫植物研究会の『世界の食虫植物写真集」が最初に作ったフォーマットから生まれたものです。もう少し値段が安くなればもっと売れるのに、と悔やまれます。
来年はさらに大型のダリアが出回ることと、楽しみにしています。

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