ごくありふれた植物になってしまったティランジア・イオナンサ。ティランジア(エアープランツ)の世界では最も普及している種でお米のような存在、ムシトリスミレで言うならばP.エセリアナのような存在です。が、そのベーシックな美しさは納得できるものです。

力いっぱい葉を広げても、その直径は3センチ程度。ごく小さな植物です。その中心から紫色の筒状の花を咲かせます。が、あまりの地味さに花の時期だけ葉が赤く色づいて花粉のありかを強調します。
今ではほんの数百円で売られていて、花屋さんに並ぶ時には花を咲かせて赤くなっているのでついつい買ってしまうのですが、翌年以降に花が咲いても以前ほど赤くなってはくれません。
エアプランツも育ててからもう10年以上が経つものの、自宅で満足な色が出たことはなかったのです。最初は良い色が出ないのは、品種が悪いのかと思って、発色の良い色のものを買い重ねてみたものの、やはり良い色がでません。これは育て方が悪いということが確定していました。
どのようにすれば目の醒めるような赤い色になるのか、未だに試行錯誤です。でも、特に工夫もしないのに、時にこんな色を見せてくれる株が出てくるので、人の整える栽培環境など、些細なことなのかもしれません。
温室の窓際にあったので、良く日に当たり最近の寒い風にもさらされ、寒暖の差が付いていたことが勝因かもしれません。食虫植物の赤い発色も未だに謎が多く、コントロールできていません。種類は違っても赤い色の発色には共通点があるはずなので、ひとつひとつ経験を積んでいくことしかないと思っています。

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