ピンギキュラ・プリムリフロラは普及種ですが、意外に調子よく維持するのが困難な植物です。

葉が薄いため、かなりの湿度を必要とします。購入した時には、右側の株は黒ポットからはみ出るくらい元気はつらつとした苗でしたが、夏の暑さに葉先からみるみるうちに縮小し、調子を崩していました。腰水もしっかり与えていたものの、葉の裏全体が湿ったものに接していないと機嫌が悪く、結局生きたミズゴケを敷き詰めたプラケースに黒ポットを置いて管理して乗り切りました。
元来葉先から苗が誕生して増えていくので、葉が数枚になって親の葉自体が弱ってきたら早めに親の葉の一部とともに切り取ってミズゴケの中にしっかりと植え込んでいきます。周りのミズゴケにうずもれている小さな株はそうしてはずしたものです。
一方の左の苗もP.プリムリフィロラとして売られているもの。でも、葉の縁が波打つ右側のものとは明らかに性質が異なるものです。古くから栽培している人にとっては、右側のものが最初に導入されて、左側の方は新タイプという感覚を持っていると思います。
円形に子株が並んでいる姿がかわいいですね。栽培的には新タイプの方が葉が厚く、扱いやすいと思います。

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