The Search for Extra Terrestrial Intelligence at UC Berkley
プライムフォーカスは何がイイんだい?  撮影機材

30cmF4ニュートン鏡筒と30cmF4プライムフォーカス鏡筒を比較
してみました。共に2インチコマコレ+K−1で撮影。

・30cmF4ニュートン鏡筒の斜鏡短径は88mmであり、4.5mmのオフセット
 によって主光束をほぼ利用している。しかしながら、光軸から
 外れるほどになだらかに光量が減光して行く。
 これは、短径88mmでは全光束を利用できないためである。
 30cmF4鏡筒で全光束を利用するためには短径120mmの斜鏡が必要
 となり、非現実的である。(イメージサークルφ44mm設定時)

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・30cmF4プライム鏡筒は斜鏡がないため、φ66mmのコマコレを使うと
 全光束を利用できる。(イメージサークルφ44mm設定時)
 2インチコマコレを使った時であっても、斜鏡使用時に比べて
 主光束から外れても減光せずフラットな光量を広範囲で維持できる。

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尚、画面のムラは液晶モニターが劣化しているためのものである。

GINJI-300FNの中央遮蔽はφ90mmであり、遮蔽率は29.5%である。
30cmF4プライムの場合、2インチコマコレでは最小でφ54mm程度
にすることができ、φ66mmのコマコレで全光束を使う場合でも
φ70mmで良いことになる。2インチ時には遮蔽率18%、φ70mmでも
23.3%と少ない。

以下に30cmF4光学系にてニュートン焦点とプライム焦点の比較を
行った。

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30cmF4プライム鏡筒の現在のセッティングは2インチの旧パラコアが
組込まれており、デジイチの利用を想定してφ150mmの円板が付いている。
それで撮影したのが上記画像だが、予想通りφ25mmまではほぼフラット
な光量であり美しい。

GINJI-300FNをプライムフォーカスに改造し、3インチのWynneコマコレを
組込み、φ70mm以下のフルサイズ冷却CCD(できれば36.5mm角)を使う
ことにより、φ52mm周辺まで周辺減光の少ないアストロカメラに変身
できそうです。

但し、Astro6Dを使うとケラレないものの、中央遮蔽を大きくしなければ
ならないので不利になります。

え〜〜、だから何だって話ですが・・・

観測所にある昭和機械の30cmF4プライム鏡筒を使い、K−1をAPS-Cクロップ
で運用すれば、ほぼ光量フラットな画像が撮れるってことは分かりました。
ASI-1600MM-Coolなどを使うと実にフラット光量なディープスカイ画像が
得られそうです。フィルターは手差しで構わない。

え〜、だから何だって話なんですが。

手持ちの冷却CCDはSONY ICX285ALチップなので2/3インチです。
これを300FNで使っている訳ですが、ほぼ全面で光量100%です。
ディープ・ディープスカイ撮像は今のままでも大丈夫そうです。
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タグ: PENTAX K-1 天体写真

300FN光軸調整最終章  撮影機材

GINJI-300FNの光軸調整がやっと納得できる状態になりました。

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いままでも十分に合っていたから良いと思っていましたが、カメラがK−1
になって一気にボロが出て来ました。

・等光度曲線が左に寄っていた。
・スパイダー中心線と光軸中心がズレている。
・どうも思ったっ通りの調整ができない。

フルフレームになるとごまかしが効かず、F4の光学系が少しでもズレて
いると気になって仕方がありません。
斜鏡も外してアレコレと精査していたら・・・
  |
  +−>なーんと! スパイダーがX−Y共に鏡筒センターから2mmも
       ズレていました。原因はスパイダーを斜鏡ユニットに固定
       する方法がそもそもイケマセン。

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いつかはスパイダーを作り直そうと思っていましたが、まあ当面はなんとか
なるだろうと思い手を付けていない部分でした。
相変わらずヤッテくれますねえ〜。

ついでに斜鏡のセンターマーカーとオフセットマーカーも正しく付け直し、
コリメーションアイピースとHotec SCA十字レーザコリメータ2"接眼部用
を使って正確に調整しました。

Hotec SCA十字レーザコリメータ2"接眼部用
http://hoshimiya.com/?pid=66635775

ちなみに、300FNの斜鏡オフセットはこうなっています。
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タグ: 天体写真 PENTAX K-1

Image Sync Ver,1.1.1でもだめだコリャ!  撮影機材

Google Playでの酷評もあって手を付けていなかったImage Sync
がVer,1.1.1となって通信環境が改善されたと言うので使ってみました。

IMAGE Transmitter2を使った撮影環境はケーブルだらけです。
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このソフトにもタイマーリモートコントローラ機能やマクロ実行機能
など、ユーティリティーとしてあるべき機能が全くありませんが、
それでもLVで16倍相当に拡大できるのでピント合わせだけには
利用できます。それで2万円越えですけど・・・

一方、Image SyncはWi-Fiでスマホアプリなのでケーブルレスです。
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まあ、一応期待して臨んだわけですけどね・・・
結論から言いますが、

全く使い物になりません!

もう、ど〜したらこんなに使っかいにくいアプリが出来るんでしょうか!?

一応接続までこぎつけてLV画像も出て撮影もできるようにはなりました。

しっかし、

・はじめ全く接続できなかった。
 Wi-Fi接続でK−1とは繋がっており、SSIDやパスも通っているくせに
 このアプリは”接続に失敗しました”を連発してくれます。
   |
   +−>散々いじくった結果、なんと、
      ”接続に失敗しました”メッセージが出ていても、実はつながって
      いたというオチです。
      未接続でもアプリを起動できるため、未接続だと了解した上で
      起動してみたら・・・接続されていました。

・いつの間にかK−1の電源が落とされて通信が終わっていることがある。

・LVでの拡大が一切できない!! 画面の横位置モードも使えない!!
 ただただ小さなエリアにLV画像を表示するだけ。
 ピンチ拡大もできない。
  |
  +−>要するに、ピントの確認は全く不可能ってことです。

・撮影した画像がスマホ側にリアルタイムで表示されない。
  |
  +−>カメラのSDカードに格納され、そのサムネイルを見るにも
     一旦画面をスワイプして画像更新ボタンをタッチしないと
     見られない。
      |
      +−>更に、悲しいかな。
         この状態でもたった2倍程度にしか拡大表示ができない!
         ピント、全く分かりませんって。

・K−1もImage Syncも一旦終わらせ、再起動させて接続を試みるも
 アレ?って感じで繋がらない・・・と、思っているといつの間にか
 パスワードチェックもなくつながっていたりする。
 パスワードを聞いてくる時もあるという不安定な動作。

ハア、

ここまで確認して萎えた。

こんなアプリに時間を費やしているほどヒマじゃないぜ!

もしもしリコーさん。

ど〜したらこんな使っかい憎いアプリを作れますかねえ?
せっかくのK−1が可哀想だわ。
メカが良いのは認めるけど、あまりにもソフトウェアをなめてませんか?
こんなんだったらリリースしない方が良いよ。
大至急改善した方が良いぞマジで。

珍しく怒ったぞお〜ガオー(; ・`д・´)

ここはひとつ、大滝秀治さまにお出まし頂くしかないでしょう。

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タグ: PENTAX K-1 天体写真

IMAGE Transmitter2の使い勝手について  撮影機材

天文ガイド8月号で西條善弘さんがK−1とIMAGE Transmitter2について
書かれていますね。K−1の評価は概ね私が感じていることと同じです。
IMAGE Transmitter2については実際に使っている人が殆どいないため、
私が人柱となってご報告を致します。天ガ記事と合わせてお読み頂くと
理解が深まるかと思います。

IMAGE Transmitter2使用中の図
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・K-1 , IMAGE Transmitter2共にアップデートパッチを当てること。

・Win10_64bit , Win7_64bit(32bit) 共に動作検証をパスした。

・LV画像を見ながら構図決め、約16倍程度の拡大画像でピント合わせが可能。

・バルブ撮影時、ISO、絞りの設定が可能。

・撮影画像はSD1、SD2、PCへの同時記録が可能。

・バルブ撮影はマウスでクリックしてシャッター開、もう一度クリックして閉
 なので1カットずつしか撮れない上、撮影時間も人間が決める必要がある。

・タイマーリモートコントローラ機能がない。
 但し、IMAGE Transmitter2を起動したまま市販のタイマーリモートコントローラ
 を使用することができた。これは今回の発見である!
  |
  +−>LVテザーでピントと構図決めを行い、LVをOFFしてタイマーリモート
       コントローラで普通に撮影できる。注意点は撮影間隔を30秒くらい
       空けないと画像転送が上手く行かずにK−1がフリーズする。
       その場合、バッテリーを抜かないと復活しないというオマケ付き。

・IMAGE Transmitter2とPDCU5は連動できる。
 連動させるという指定ができ、1カット撮影するごとにPDCU5へ画像が転送
 される。ここで100%拡大などもできるため、詳細な画像チェックが可能。

・画像転送を行う関係上バッテリーの減りが早い。
 できればACアダプターを使用したい。

ざっとこのような感じです。
ステラショットが対応してくれると有り難いですね!

それでも市販のタイマーリモートコントローラが同時に使えたのは発見でした。
これならばピントと構図をPCで確認後、いつも通りに撮影を行う手順が
成り立ちます。プライムフォーカスなどでは実用的です。

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<今回のテスト環境>

・PC:ThinkPad SL510 Celeron , Win7_32bit , 4GB Memory

・IMAGE Transmmitter2

・E-ZEUS(RS-232C仕様)<-> Buffalo USB-RS232C変換ケーブル
  <-> Buffaloセルフパワー4Port USB HUB <-> Buffalo USBリピーター5m

・K−1(4Port USB HUBへ接続)

・QHY5L-UM(4Port USB HUBへ接続)+ PHD_2.61

・FilterWheel(4Port USB HUBへ接続)但し未使用

・SUPER STAR X

この環境にて常時 SUPER STAR X、PHD_2.61、IMAGE Transmitter2を起動
させたまま、バッテリーが無くなるまでイロイロ検証できました。

4月28日の発売日からの連続検証にて、K−1のポテンシャルは
ほぼ解りました。センサーと画像エンジンはD810Aレベルの性能を持ち、
赤い星雲もかなり写る。ダイナミックレンジが広く画像処理耐性が高く、
フレキシブル・チルト式液晶パネルで防塵・防滴、耐寒-10℃。
念願のテザー撮影ができてGPSとアストロトレーサーも内蔵済み。
RRSで超解像画像が撮れて25万円で買える。

こりゃー凄いカメラですよ。

最近の冷却C-MOSカメラも気になりますが、K−1クラスのフルフレーム機
を使ってみると、デジイチと言うのは凄いのだと感じます。

とは言え・・・

ASI1600MM Coolが気になって仕方がない今日この頃。

ポチリヌス菌に感染しないよう、身の周りを塩素消毒しています。う〜


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タグ: PENTAX K-1 天体写真

梅雨の晴れ間にヘリポート_続き  天体写真

前記事では30.5cm + K-1でのお気楽JPEG撮影例を載せましたが、
RAWでまともに撮影したものもあります。
それがコレ↓

IC5067ペリカン星雲付近
30.5cmF4Newtonian + MPCCV + WideMountPK + PENTAX_K-1 ,
ISO3200 , 12X180s , 36min Total , Dark=6 , SkyFlat=6 ,
SI7によるデジ現諧調圧縮 , Photoshop_CCで仕上げ
2016/07/12 画像差替え
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トリミングなしです。
ピントは中心でバリピン合わせですので、周辺では多少甘くなっています。
しかし、ワイドマウントPK化したおかげで35mmフルフレーム機でも
ここまで写せるようになりました。

SkyFlatはこんな感じです。(超強調処理)
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IC5067はS2波長も多く含まれていますが良く出ています。
Hα領域の星雲は手前の青い輝星からの光を反射しており、表面が少し
青み掛って写るのが本当でしょう。ナローで撮るとO3の青系が盛大に
写る領域です。
以前10cmF6ニュートンで撮像したHubblePalette_NarrowBand画像がコレ。
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30.5cmF4 + 大面積冷却CCD + ナローバンド撮像を標高1500m以上で
やってみたいものです。ナローと言えどもO3は下界まで届きにくい
ですからねえ。

ところで、

こうやって見るとK-1の画像はK-5Usで撮った画像に近い発色になることが
わかります。K-5Usよりもダイナミックレンジが広いため、一見写って
いないように見えるのですが、炙り出せるのは最近のSONY素子を使った
D810Aと同じ感じだと思います。

それにしても、僅か3時間で6対象をここまで撮れてしまった。
まったく後処理泣かせなカメラが出たもんです。

追記_2016/07/14

上記のフラット画像を精査すると、やはり四隅のエリアはケラレています。
ここを引っ張り上げてまで平均化すると、せっかく写っている中心付近の
画像を落とす結果となってしまいます。
そこで、4:3の切り出しで処理をすればかなり改善されることが分かり
ました。下の画像はダーク減算のみを適用し、センター振り分けで4:3
とした画像をTiff_16bitで書き出し、同様に切り出したFlat画像を
使って補正したものです。SI7にセンター切り出しなどの処理があれば
RAWのまま出来るのですが、今回は仕方なくPhotoshop_CCでのTiff処理
となっています。
そもそも3:2と言う画角はムダが多く好きではありません。
天体写真の場合、本当なら1:1としたいところです。
この処理により、色抜けも減ってかなり見られる画像となりました。
30.5cmF4+MPCCV+ワイドマウントPKでは4:3切り出しがベストの
ようです。

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撮影日時:2016/07/06-07
撮影場所:三峰ヘリポート(標高850m)
天候:快晴・微風・結露なし
気温:19℃
星空指数:80
シーイング:3/5

撮像鏡筒:GINJI-300FN
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:なし
コマコレクター:MPCCV+ワイドマウントPK(改)

赤道儀:GN-26s改
ガイド:50mmF4ファインダーガイド鏡 + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.1

撮像時間:画像に併記
ダーク画像:画像に記載
フラット画像:画像に記載(SkyFlat)
フラット用ダーク画像:画像用ダークと同じ

ASCOM Platform 6.1 SP1-6.1.1.2627
撮像ソフト:IMAGE Transmitter2
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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タグ: 天体写真 PENTAX K-1




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