シャドウボクシングを華麗にこなしながら、ストリートを風のように駆け抜けるロイ=モイ。中央軟派会にはそんな選手がかつて存在した。彼の名付け親と言えば何を隠そうこの”覚”である。
私の胸の中には、私なりのロイ=モイの設定というのがいくつかあった。
それは、ロイ=モイがニューメキシコ州の酒場で呑んだくれて、ウィスキーの空き瓶片手に、ごろつき相手の喧嘩をしていた所をスカウトされてデビュー、というのものであった。
更に挙げると、
ロイ=モイはメキシカンの血が半分流れているので、身長が低い。
キューバ革命当時のチェ・ゲバラに心酔していて、部屋には大刷りのゲバラポスターが張ってある。
女性に対しては奥手で、女日照りの寂しさを埋める為の毎晩の日課である手淫癖をこころの奥では恥じている。
自分で切った爪を6歳の頃からひそかに収集しており、拳大の瓶に5本分たっぷりの爪を堆積させている。
少年時代、医師に「高機能性自閉症」と診断された事がある。
等々、確認するとじつに沢山の設定がある。
そして仮想のロイ=モイだけでなく、実物のロイ=モイも格闘技が趣味である。
その知識量は関根勤(ラビット関根)氏にも匹敵するというから、なかなかあなどれない。
そんな「にわか格闘ファン」かつ、熱狂的な”ロイ=モイ”ウォッチャーな覚が、ウェッブをサーフする内にYOUTUBEでとんでもない逸材を発見した。
鋭い眼光と両脇に硬く握り締められた拳。
ミルコ=クロコップを髣髴とさせる、敵に対して物怖じひとつせぬ、胸を張った美しいファイティングポーズ。
若かりし日の田村潔司を思い起こさせるような、相手を完全に凌駕するスピード。
全盛期の五味やKIDに劣らぬカリスマ性が、彼女の落ち着いたキャラクターの中に秘められている。
「段違い」な彼女ーーの試合はプロ対高校生や男性対女性の試合を観戦するかの様だ。
おまいらちょっと「
藤井恵」の試合をTUBEって来い。
大衆に崇拝されぬまま世代交代が近づく「神」。
軟派?そんなもの知るかw

2