「臨検に加担、北朝鮮暴発の可能性」山崎拓氏が慎重論
2006年10月14日19時24分
自民党安全保障調査会の山崎拓会長は14日、鹿児島市内の会合で、国連安保理の北朝鮮制裁決議案に関連し「臨検(船舶検査)に日本が加担した場合、北朝鮮は宣戦布告と見なして暴発する可能性がある。国民の生命と財産に相当な被害が出ることを覚悟しなければならない」と述べ、米軍などによる船舶検査への支援は慎重に検討すべきだとの認識を示した。
http://www.asahi.com/politics/update/1014/005.html
|
■アンチ靖国派のトンデモ理論
アンチ靖国派という段階でかなり香ばしいわけですが、山崎拓さんの論理を分析するとこうなります。
(1)日本が船舶検査に協力する戦争になる(可能性がある)。
(2)日本が船舶検査に協力しなければ戦争にならない。
(3)日本が船舶検査に協力することは北朝鮮に対する宣戦布告に等しい。
(4)アメリカその他の国による船舶検査は宣戦布告にならない。
さすがにこの論理は無理がありますよね。
北朝鮮が武力行使に走るとすれば、それは「経済制裁によって国が持たなくなった時」でしょう。船舶検査に日本が協力するかどうかは全く関係がありません。
また、北朝鮮が日本に攻撃した瞬間、日米安保障条約によってアメリカが参戦することになります。北朝鮮が日本だけを攻撃するというのは不可能です。北朝鮮からみれば、軍事的に「日米は一体」なのですから、日本が船舶検査に参加したから云々ということはありません。
以上のように、日本が船舶検査に参加・協力したら北朝鮮が暴発するという論理は、かなりトンデモと言えるでしょう。自分が考えていることを箇条書きにすればい分ると思いますがね。
■経済制裁から戦争へ
戦争に至るまでにはいくつかの段階があります。
経済制裁というのは戦争に至る前の段階になります。逆に言うと、国連の枠組みで経済制裁が決議されるということは
、「戦争に至っても仕方が無い」という国際社会の意思表示となります。
常識的に考えると、北朝鮮の攻撃先は、韓国、日本、米軍しかありません。そして北朝鮮に勝ち目がないことも国際社会は理解しています。
戦争というのは「リスク」ですが、このまま北朝鮮の核開発を放っておくと核兵器が拡散し、小型核兵器によるテロも懸念される状況となります。すべての国が核兵器テロに怯える状況よりは、今の段階で北朝鮮と戦争をしたほうが「リスク」は低い。
今日の戦争より、明日のテロのほうが怖い。国際社会はそのように判断をしているのです。
■核テロの恐怖
左よりの方は、戦争を否定するわりにはテロを肯定する傾向がありました。しかしながら、戦争よりもテロが怖い時代になりつつあります。
核兵器の場合、破壊力が大きいのでかならずしも目的地まで運ぶ必要がありません。例えば、東京を狙う場合、東京湾で炸裂させるだけもかなりの効果が見込めます。日本海側で炸裂しても、風向きによっては「死の灰」が首都東京を襲うことになりますので、「テロ」という視点でみれば十分な効果があります。
また、テロに対しては「核の抑止能力」も期待できません。そもそも報復する相手がどこにいるのかもわかりませからね。
日本が核武装をしようが、ミサイル防衛網が完成しようが、「核兵器テロ」を直接ふせぐことはできない。これはアメリカや中国、ロシア、と言った軍事大国でも同様です。だからこそ核の拡散を防ぐ為に「船舶検査」が必要なのです。
国際社会が共同で対処しているというのに、山崎拓さんはこういった「今そこにある脅威」がわからないでしょうかね。
色ボケ、平和ボケここに極まると言った感じです。今の時代、危機意識に欠ける政治家は必要ありません。
国民の為にならないどころか害にすらなります。そろそろ引退されたほうがよいのでは?
北朝鮮への武力制裁を推進するクリック→

0