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「時が熱狂と偏見をやわらげた暁には、また、理性が虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には、そのときこそ正義の女神はそのはかりの均衡を保ちながら、過去の賞罰の多くに、そのところを変えることを要求するであろう」 ラダー・ビノド・パール判事の判決文より。 ランキング支援クリック受付中 ![]() |
【安倍政権でホントにいいのか!】 2006年9月26日 掲載 加藤紘一(元幹事長) 安倍晋三さんが書かれた「美しい国へ」はコンパクトですぐ読める本ですが、内容はいただけない。通奏低音は「先の戦争は間違っていなかった。そのことを証明したい」ということです。これは靖国問題やA級戦犯問題で中国とぶつかるだけでなく、米国と真正面に対決することになる。A級戦犯を決めた東京裁判は主任検事のキーナンをはじめ米国の主導でした。 中国と険悪になることには、米国でも懸念が広がっていて、米議会の下院外交委員会でも取り上げられました。 安倍さんのブレーンといわれる評論家が「米国と仲良くすれば中国もついてくる」と言っていますが、米国は北朝鮮問題もイラン問題も中国との協力が不可欠になっています。国連の北朝鮮決議も米中のレベル以上のものはできなかった。安倍さんの考え方では日本は米中のお荷物になってしまうでしょう。 (以下略) gendai.netより http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=28544 |
A級戦犯をめぐる誤解 「A級戦犯」についても誤解がある。「A級戦犯」とは、極東国際軍事裁判=東京裁判で、「平和に対する罪」や「人道に対する罪」という、戦争の終わったあとにつくられた概念によって裁かれた人たちのことだ。国際法上、事後法によって裁いた裁判は無効だと、する議論があるが、それは別にして、指導的立場にいたからA級、と便宜的に呼んだだけのことで、罪の軽重とは関係が無い。 (略) ところが同じ「A級戦犯」の判決を受けても、後に赦免されて、国会議員になった人たちもいる。賀屋興宣さんや重光葵さんがそうだ。賀屋さんは後に法務大臣、重光さんは、日本が国連に加盟したときの外務大臣で勲一等を叙勲されている。 日本はサンフランシスコ講和条約で極東国際軍事裁判を受諾しているのだから、首相が「A級戦犯」の祀られた靖国神社へ参拝するのは、条約違反だ、とという批判がある。ではなぜ、国連の場で重光外相は糾弾されなかったのか。なぜ、日本政府は勲一等を剥奪しなかったのか。 それは国内法で、かれらを犯罪者とは扱わない、と国民の総意で決めたからである。 『美しい国へ』P70 |
(講和条約第十一条を引用して) つまり日本国内で服役している戦犯について、日本政府が恩赦、釈放、減刑などを行いたいときは、連合国の了解を得ればよい、という意味だ。 第十一条を定めているのは、これ以上でもこれ以下でもない。もとより、すでに命で償った人たちにたいして手を合わせることなど禁じていないのである。 『美しい国へ』P72 |
第十一条は、ジャッジメンツ、つまり諸判決を受けれたのであって、東京裁判そのものを受け入れたわけではない、という議論もあるが、わたしは、判決と定められた刑については受諾して、今後は異議申し立てはしない、という意味に解釈している。 しかもかれらは、すでに刑をまっとうしているのである。いいかえれば、日本は講和とひきかえに、服役中の国民を自国の判断で釈放できるという国際法上慣例となっている権利を放棄することよって、国際社会に復帰したのだ、といってよいのではないだろうか。 『美しい国へ』P72 |

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