近頃自転車で通勤している。
メタボリックシンドロームの兆候が顕著になったためとガソリン高騰のためである。
仕事の都合上、曲ろくを離れることがない。加えてタバコからも離れられない。運動不足である故だろう、一念発起した次第である。タバコは既に
「明日から禁煙する!」との標語を事務所の書架に貼った。
健康に最も良い食べ物は野菜である。野菜でも自然の野草である。
諸氏は「三葉」をご存知だろうか。クローバーでは無くセリ科の芳香が強く、吸い物に少々入れるだけでタバコに毒された身体に活気が与えられるような気がする。
当社の駐車場に少しだけ自生している。2〜30本を獲って、重曹を小匙で加減し、1分30秒煮るだけで素敵な「お浸し」が出来る。私の唯一の料理である。妻が甲状腺の手術を失敗(?)して食欲が落ちた時にそれを作ってやりめずらしく感謝された。
その「三葉」の山を自転車で帰途中発見したのだ。場所は某小学校の校庭の小山。子供達の運動のためか、大方の小学校に人工的に2〜3m土を盛り上げたものだ。しかし子供達は滅多に登らなく、勢い野草がはびこることになる。健康が日がな留意している私は自転車を降りて運動のために運動のためにその小山に登ったところ、その頂上に5坪ほどの「三葉の山」を発見したのだ。喜びの余り、50〜100本余りを獲り妻に料理してやった。
妻は喜び、その幸せを広げるべく、翌日リュウマチを病んでいる友人と共に、その山に登り、5坪のことごとくをむしりとり、山分けしてしまった。病んでいるから心が狭量なっているのか、無料だからと貪欲になったのだろう。私はそれを心で嘲った。必要な分だけ少しずつ収穫すれば再生し、霜が降りるころまで食べられるものを、と。
しかし、1ヵ月後、その畑は見事に再生し、若葉が無数に出た。私はそれを妻に内緒にした。そして会社の駐車場のものを20〜30本獲る。楽しみにして小学校へは行かない。
昨日、久し振りに帰途、その小学校へ行った。
驚くべき光景がそこには繰り広げられていた。全山虎刈りである。しかも、それを行ったらしく、まだ精気をとどめた刈られた「三葉の山」があった。
私は携帯で妻を呼んだ、「大きなゴミ袋を持ってすぐ来てくれ!」と。
収穫皆無がしばらく続きそうである。誰かに嘲われそうだ。
禁煙の標語に「
必ず」を入れた。


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