10月30日(火)18:30〜21:00 大井町きゅりあん、小ホールにて、コミュニティビジネスのシンポジウムが、品川区主催、広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会共催、関東経済局後援で開催されました。
タイトルは「都市型コミュニティビジネスの展望」−みんなで創る品川のコミュニティビジネス−
内容は次のとおりです。
開会主催者挨拶 品川区長 濱野 健
第一部 : 基調講演:「都市型コミュニティビジネスの現状と展望」講師:永沢 映 広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会代表幹事
(講演内容は、近日中に 「CBしながわ」ホームページにアップロードします)
第二部 : パネルディスカッション「品川のまちづくりをコミュニティビジネスで実現するには」
パネリスト CBしながわ 事務局長・理事 松田誠一
品川区商店会連合会副会長 綱島信一
コクヨ鰍qDIセンター課長 配島正道
品川区産業振興課長 金子正博
レポート
企画に応募してこられた人は約150名を超え、この2年間に少しは「コミュニティビジネス」という言葉が認知されたのかと感じた。しかし、まだまだ「コミュニティビジネスって何なんだ?」と言う方が多いということもわかった。
●濱野区長は、行政は自身が考えた仕組みの中できちっと進めることは得意なのだが、地域の活動と連携、協働することはなだなだ苦手。これからのコミュニティビジネスには取り組まねばならないと同時に期待していると述べ。また、写真集から品川の35年前を引き合いに出され、いろいろな地域ニーズに合わせた小さなお店があったのを紹介した。
基調講演は、従来の地域商店街、東京に集中している大企業、そのCSR(地域貢献でもって、その企業の社会的価値やイメージをあげていこうという活動)との連携し、コミュニティの課題を解決し、安全・安心の暮らし実現を提案した。
パネルディスカションはそれぞれの立場がとてもよく表現され、参加者にはその多様性を理解するとともに。自身が考えている立ち位置が明確になったようだ。「その考えには反対」と述べる綱島氏の持論展開がシンポジウムを盛り上げ、「面白かった!」という反響が多く、刺激的だったディスカッションを伺わせた。
●「CBしながわ」は、志をもった人たちが連携し、それぞれの専門性・得意技を集め、知恵を働かすことで、明るい・元気な町を創れる。また、地域住民の問題解決サービスには、対価を払う文化を創りたい。それは、提供者は励みになり、受益者は内容に改善点を注文でき、結果サービスの質を上げることになる。多くのスモールなコミュニティビジネスの起業はコミュニティを活性化させ、クリエイトな地域文化ができる。「CBしながわ」は今後、起業支援を本気で取り組んで生きたいと結んだ。
●綱島氏は、20年以上の町おこし活動実績、起業との連携、イベント運営実績から、持論を述べた。コミュニティの課題をビジネスにすることは「継続すべき」という観点から絶対必要。しかし現状では、取り組みの数は多いが、ほとんどと言って成功していない。「みんな」でやろうとすること自体がダメで、「自分がやる」という主体性と血が出るようなガンバリがないとダメだ。先週、全国商店街サミット品川大会・大崎夢桟橋に10万人動員し、商店街ではペットボトルを年間620万本回収することで、環境と商店街回帰を実現した。品川区は全国有数の元気な町だと述べた。
●配島氏は、企業のCSR活動は地域からの要望を掴みかねて、模索している状況だ。地域から提案があれば、企業の価値が高まる活動であれば支援するだろうと、経団連は、利益の1%をCSRに向けようと動いているなど、事例を紹介。自身の部署では、起業を応援するコンテンツの開発なども視野に入れていると述べた。
●金子氏は、行政の産業振興を預かる立場から、退職後や子育て終了後、地域に還流する人たちが、その経験や専門性を生かした活動をすることで、地域はもっと活性化する。それが、起業・創業に繋がる動きになるようにしたい。
(文章:松田)