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カムチャツカ沖でM8.3=モスクワで揺れも
【モスクワ時事】米地質調査所(USGS)によると、ロシア極東カムチャツカ半島沖のオホーツク海で日本時間24日午後2時44分ごろ、マグニチュード(M)8.3の地震が起きた。ロシア非常事態省は、サハリン州に一時津波警報を発令したが、その後解除した。被害は確認されていない。
震源地はペトロパブロフスクカムチャツキーの北西約400キロ、震源の深さは約600キロ。
インタファクス通信によると、この地震発生時ごろ、震源地から約7000キロ離れた首都モスクワでもわずかな揺れを観測した。ロシア気象当局者は「オホーツク海の地震の影響だ」と関連を指摘した。(2013/05/24-18:17)
気象庁◆ 平成25年05月24日14時57分 気象庁発表
5月24日 14時47分頃(日本時間)地震がありました。
震源地はサハリン近海(北緯54.7度、東経153.4度)で、
震源の深さは約590km、地震の規模(マグニチュード)は8.2と推定されます。
日本で一番揺れたのは 秋田県 と 宗谷岬 です。
基本1)太平洋プレートの 深発 地震です。
地球(プレート)は 球体の立体的に考えないといけません。
深部の岩盤で地震が起こったとき、地震波の速度は浅い場所と違い早いです。
途中150〜240km辺りの火山帯でマグマが活発に生成されていると減速します。
アスペリティなど様々な要因と レンズ効果(プレートは球体です)などで 地震のツボ のような場所が存在します。
地震波が 杭が打たれた場所や、折り曲げられた場所を進み、 一転に集中し増幅する場所。
カムチャッカ と 秋田 は そういう場所に当たることが判りました。
基本2)深発地震のセオリーとして 一番揺れた場所が また揺れることになる(影響)
※ 地震計が無い 海底などの場合考慮にいれておく必要があります。
基本3)太平洋プレートの 深発 地震ですから、 プレートの進行方向の プレート境界部、及び 太平洋プレート内部の地震が 本震となります。
直リンクにつきコピペして開いて下さい。
ttp://ofgs.aori.u-tokyo.ac.jp/~okino/map/etopowalltecmap_a3.merc.jpg
つまり、サハリンの 南部、南東沖の 太平洋側 が 本震となります。
一般的に 1ヶ月後、 遅い場合 半年後に起こる場合が多いです。
深発の地震波によって 火山帯(150〜240km付近)のマグマが生成されます。
この圧力によって 内陸部の 活断層も動くことになるのですが、
この付近は 火山の活動が非常に活発で ガス抜きが十分出来ており、
境界部が本当に動くのか???の部分もあります。
備考: 桜島が良い例です。 Hi-netでも良いのですが、日向灘南東沖に 地震の空白域があります。
この場所は桜島と フィリピン海Pの進行方向の元にあたり、桜島でガス抜きが出来ている限り、動く心配は無い場所です。
基本4)境界部が動くと、今度は太平洋Pが自身の自重に耐え切れなくなり、境界部のさらに海側で 大きな地震が発生します。 これがアウターライズド地震です。
いずれ起こることになるでしょう。 津波の発生に要注意です。
前々から指摘していますが 上記リンクの太平洋Pの進行方向を見て下さい。
基本4)過去の地震で判るのですが、その場所によって 正断層、逆断層、横ズレ など決まっていて、
ある場所で どういう地震が起きると どこに繋がるのかはおおよそ検討が付きます。
http://mekira.gsi.go.jp/project/f3/ja/index.html
東日本が 東にズレているのは、 境界部のタガが外れたためです。
北海道が西に動いているのは、 境界部のタガがまだ残っているためです。
このようなことから 今回のサハリンの深発を含めて想定すると、 横ヅレ断層型の アメリカ西海岸が 近年中にも スーパー大地震が遅うことになると予想されます。
この場所は、中国の四川大地震と同じように 起きるときは一気に、デカイです。
東海、東南海地震は、 房総沖で現在引っ掛かっている 太平洋P と フィリピン海Pの タガが外れた後だと思います。
外れるきかけは この近辺での 火山活動かもしれません。
