凍結  

同じところをぐるりと回って
安心しているわたしと
焦っているわたしと
諦めているわたしが
向かい合って笑い合う毎日

激しくぶつかっても
穏やかに手を取っても
現実は1ミリも変わらなくて
時間だけが過ぎていく
些細な瞬間が積み重なって
高く高くそびえる壁になった

消えたくなる衝動が
やめたくなる衝動が
時々襲ってくるよ
その度に傷ついて絶望する
またここに戻ってきた
やり直せるのはあと何回?
わたしはいつまでここにいられるだろう

他人と端から端まで比べてみる
惨めで惨めで死にたいな
目を合わせられないよ
前を向いて歩けない
わたしのランクがまた落ちた
下を見下ろして
胸をなでおろす日々

これがずっとずっと続いていくの?
苦しいな、変えたいな
吐き出しても泣き出しても
この人生は終わらないのでしょう?

朝がやってこなくなって
真っ暗闇で貴方に会えたらいい
傍で話してくれたらそれでいい
わたしがどう思ってるかなんて
知らないままでいい
繋がっているときだけは
別のわたしに生まれ変わるから

温室でわたしを育ててよ
内側から腐らせて
そのまま切り刻んで飲み干して


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灰  

寒い日の白い息と
タバコの白い息と
同じようで違ったものを
向かい合って吐き出している

どんなものでも区別できない
都合がよくて曖昧な
わたしときみがいつまでも
平行に続いていけたらいいと思っているよ

連れ出してくれることを
面倒だと思う気持ち
嬉しいと思う気持ち
どちらもぶつからずに
ゆっくりわたしの中を泳いでいる

好きだと思うから
勘違いだとも思うから
寝かせていたら落ち着いてくれるだろうか
少しずつ育っていくだろうか

与えられる養分で
わたしは生かされている
電子端末からの信号で
一喜一憂して今日が終わった


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花の舟  

眠気の波にさらわれて
深く深く沈んでいく
泥のように重く絡みついて
わたしはゆっくり落ちていた

景色が視界の中で流れていく
切り取られた先で
変わらない毎日が待っている
長く続くこの道に
いつか終わりがくるように
移り変わる季節にと同じように
人の気持ちも
変化してしまうのだろうか

同じものを見ても
同じものを食べても
一つにはなれないのに
すり寄って温めあって
わたしたちはどうなりたいの
単調の中に紛れた
感情をすくい上げる作業
行為の切れ目切れ目にみた
ふとした愛情をかき集めて
つまらない毎日を過ごしていきます

代わり映えのしない退屈な毎日が
より一層思い出を輝かせるなら
いくらでも時間を捧げよう
どうしたって老いてしまうけど
お世辞でもずっと
褒めてほしいと思っているよ

感情的になりながら
時々冷静になりながら
過去に悩まされて 未来に悩んで
わたしは今を不格好に生きている
おなかがすくよ ねむくなるよ
脳は 身体は まだ生きたがっている
溢れ出るエネルギーはないけど
まだもう少し 過ごしていようと思う



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