更衣室  


聞こえた悲鳴に
重荷をのせて消していく

押し潰して、もう
美化しつくした
過去と未来も一緒に

すべてを精算したら
わたしの手元にいくら残る

逸らし続けた信じたくないその景色が
今の現実

膨大なひとつひとつに
向き合わなくていいよ

逃げる数を減らそう
そのために
場数を減らそう

戦闘を避けよう
衝突を避けよう

裏切られて悲しいなら
嫉妬するのが嫌なら
僻むなら 妬むなら

はじめからもう
期待するのをやめよう

そうなってしまうなら
先が読めるのなら

わざわざつっこむことないよ
どうせ悪いところは全部
わたしがかぶるんだから

まっくろが広がる度に
押し流して押し潰して
そうやって今まで
生きてきたけど

もう大人になるから
わたし、こどもじゃなくなるから

全部負うことをやめる
被りにいくのやめるね

自分の身を
一番に考えたいと思うよ

向き合いたくないから
世話を焼くんだよ
面倒見のよさは逃げ道に変わる

焼いている内は
考えなくていいからね

淡い期待もゆるい夢も
なくした方が気負わない

重い夜の味方は
わたししかいないので
0

消えるか残るか  


誰のためでもなく
自分のためでもない

ぼんやりして忙殺されてぼんやりして

はやく今日が終わればいいと思いながら
眠れない毎日が続く

これで最後になっても
なんら変わらず過ごすんだと思う

嬉しいこともよかったことも起こらない毎日なら

頑張ろうなんて奮起することもなくて
負ってしまう傷の数を
少しでも減らすことができるのに

優しくされなければ
煙たがりながら
一人で生きていけるのに

頑張る努力なんて
しなくていいのに

自分を追い詰めることを
しなくていいのに

どうにもならない
不幸に襲われても
わたしはまだぼんやり
生きているの

嫌になりながらも
まだ居続けるの

はやく断ってしまいなよ
落ちてしまいなよ
飛び込んでしまいなよ

少しでも躊躇してしまうのなら
いっそ道を踏み外してしまえばいいのに

ここが嫌なら別に移ればいいのに

残しておきたい
思い出も関係も才能もないでしょう

空っぽなあなたに
0

★  


この行為がこの先
影響を与えなくても

憂さ晴らしにもならないくらい
無意味でも

そんなことがあったねって
思い出せなくても
言い合えなくても

ぼんやりとその色がまだ
残っていたら
そっと塗りつぶして

これで最後にしよう
一緒に全部忘れようか
0




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