めぐって  






傷つきながら 傷つけながら

居心地のいい場所を探している

それはきっと

見下すために 見下されないために


守ることだけで必死な僕らは

イス取りのように

今日も見えない争いをする

いつまで続くか分からない優越感

とつぜん訪れる絶望感

恐怖と不安を背負いながら

今日も1人 戦いを挑みます


言葉という名の武器を

うまく使いこなせないまま


今僕が座っているこの場所は

きっと誰かが望むイスで

きっと僕も望むイスで

それなのに

もうほかのイスが輝いてみえるよ

あんなにほしかったこの場所も

手に入れば もう当たり前

犠牲の上のこの場所で

笑っている僕が後ろめたい

笑っている周りにさえも嫌気がさして

ふいにこんなことを思う僕は

根っからの偽善者なんだね

また半歩 後ろに下がった気がした


傷つくと 見えない周りがもっと見えなくなる

大したことないはずなのに

自分のなかで おおきく おおきく

僕だけじゃない 分かっているはずなのに

その暗闇は 思いまでも染めてしまうようで

また一歩後ろに下がる


散々傷つけてきた それなのに

思い出すのはいつも 自分のことばかり

僕はどこまで僕を愛しているの?


その偽善ですら 愛おしく思える



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