2017/6/25

賢島グルメツアー  短歌

昨日は曇り空であったが、妻の節子さんと二人で海鮮グルメを楽しむために三重県の賢島まで出かけてきた。今回の旅は近鉄の無料乗車券をいただいたので、それを利用しての日帰り旅である。1週間くらい前までにはネットで特急の座席指定と、海上レストランの海鮮バーベキュー「活伊勢海老の残酷焼き」の予約は済ませておいた。

先ずは鶴橋まで出て、そこから賢島までは近鉄の特急である。鶴橋を出たら次の駅は伊勢市であるから、2時間半くらいの乗車時間のうち1時間半はノンストップという訳である。こんなのは新幹線でも経験がないくらいの長時間ノンストップである。(「のぞみ」でも名古屋から新横浜まで1時間20分くらい)

土曜日のせいか乗車率はまずまずで、家族連れや若い女性のグループの大半は伊勢市や宇治山田駅でかなりが下車する。どうやら伊勢神宮とその周辺への旅行なのだろう。それを見送った我々は終点の賢島駅で下車する。目的の海上レストランは駅から歩いて5分の近さである。

店に着いて名前を告げると、目の前に活の大あさりやサザエ、バタ貝などが出され、早速焼き始める。続いて待ってましたとばかりに、足やヒゲをバタバタと動かしているまさに活の伊勢海老が出てきた。鉄の串に刺されたままコンロに載せられるとなおさら足をバタつかせるが、手慣れた女性店員にしばらく押さえつけられていると、すぐに動きは止まる。名前どおりの「残酷焼き」である。生ビールと冷酒で味わう海鮮グルメはたまらなく美味しい。

食後はすぐ近くの港から「賢島エスパーニャ・クルーズ」と銘打った50分間の阿児湾内クルーズを楽しむ。静かな湾内には、真珠や鮮魚の養殖の網が所狭しと並んでいる。下船後は、これも予約してあった近鉄の観光特急「しまかぜ」に乗車する。1日に大阪、京都、名古屋との間をそれぞれ1便ずつしか走っていないレアな特急である。通常の特急料金のほかに特別料金がかかるが、それでも縦に3列しかない革製の特別シートは新幹線のグリーン車よりも座り心地が良い。

こんな少し贅沢なゆったり旅行なら日帰りでも十分楽しいね」とは妻の節子さんの感想であった。私自身は往復の車内で持参したスコッチを水割りで楽しんでいたせいか、少々酔っ払って疲れた旅ではあった。

 海鮮グルメ「活け伊勢海老とサザエ、大あさりほか」の網焼き
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 近鉄の観光特急「しまかぜ」
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2017/6/20

一流と二流の違い  短歌

日経新聞の最後のページの「私の履歴書」欄は私の楽しみにしている欄である。経営者や産業分野だけでなく、芸術や研究など様々な分野の有名人が毎月交代で書かれた文章を読むのは楽しみなことである。

現在執筆中なのはやはりある建築家であるが、10日くらい読んだところでもう読むのをやめた。理由は、面白くないからである。ではなぜ面白くないのであろうか?

以前にも、安藤忠雄氏やその他の建築家が登場したときには最後まで読んだのに、今回そうならないのはなぜか?私なりに考えた答は、内容が建築の実績のことばかりだからである。

これまでの登場人物は、建築家であってもそこに彼の人生観や溢れるような教養の深さが滲み出ていたように思う。ところが今の登場人物にはそれがなく、いわば建築物という「ハード」の羅列だけであって「ソフト」がない、ということだろうか?

採用面接に提出される実際の履歴書にも同じような印象を受けることがある。書いた本人の人物像が浮き彫りになるものと、そうでないものがある、ということだろうか。

何ごとにも、一流と二流の違いというものがあるのではないかと感じた次第である。
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2017/6/15

組織を知らない大学人  短歌

昨年からある大学の職員として毎週1回のペースで大学に勤務している。そうすると、これまではあまり見えなかった大学内の事情や実情がよく見えてくる。例えば、教職員にもピンキリがあること、などがそれである。
 
私は卒業した学部の同窓会の理事であり、全学部を合わせた同窓会と大学後援会の理事でもあるが、その理事会の運営を通じても、先般の野球部の全日本選手権大会への出場を通じても、そんなことを痛感することに出くわした。

具体的には、大学人という存在はおよそ組織的な仕事の進め方を知らない人が多い。だから、学内外に何かを頼む場合でも、誰が、誰に、何を、どのように頼めばよいかわからずにただオロオロしたり、無駄なことや逆効果なことをしたり、甚だしきは逆ギレして暴言を吐いたりする始末である。もちろん全員がそうだとは言わない。

あくまでも一部なのだろうが、その「一部」にはある法則というか共通項があるように思える。階層で言えば、民間企業経験のある今の学長などのトップや、若手層(教員なら准教授以下、職員なら係長以下)は我々一般人の言うことが理解できるし通じる人が多い。一方、中間管理職層(教員なら教授、職員なら上がりポストの課長クラス)は全般に理解力が弱く頭が固い。いわゆる「岩盤」であり「抵抗勢力」である。前例のないことは決してやらないし、新しいことを提案しても理解しようとしない人が多い。

とまあそんな具合で、どんな組織や集団にもピンキリがあるのだなあと再認識した。
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2017/6/8

和歌山大学の卒業生であることに誇りを感じた日  短歌

先日ここで触れた和歌山大学硬式野球部の活躍の続編を報告する。

近畿に5つある大学野球のリーグの中の近畿学生野球リーグの一部で、創部から95年.、連盟加入からでも50年で悲願の初優勝を成し遂げた和歌山大学チームはくじ運よく第一回戦は不戦勝となり、初戦の第二回戦ではあの近畿大学を倒した岡山商科大学と対戦した。ドラフト候補のピッチャーを擁する強豪である。当然ながら私は取るものも取り敢えず神宮球場に駆けつけた。

和歌山や大阪からだけではなくOB会の東京支部や東京の和歌山県人会にも働きかけた甲斐あり、300人を軽く越える大応援団のおかげもあってか、相手チームのエースの立ち上がりを捉えて瞬く間に3点を先取し、そのまま4対1で逃げ切った。これで準々決勝進出である。国立大学のベストエイト進出は2010年の北大以降7年ぶりのことらしい。

さてそうなると一泊しか予定していなかったのを急遽変更して翌日の準々決勝も応援していくしかない。ホテルの確保に苦労はしたが何とかした。翌日の相手は今年の優勝候補の一角の関東地区の私学である。さすがに試合運びがうまく、立ち上がりの当方のエラーに乗じて3点また3点と追加され、7対0まで引き離された。そんな負けムードを払ってくれたのはOBOGの期待に応えた和大の9番バッターの3ランホームランであった。しかしながら、勝負はそこまで。最終的には11対4で7回コールド負けである。やはり全日本の壁は相当に厚い。

しかしながら、我が方にとって得るものはたくさんあった。それは、選手達が大きな自信をつけたということであり、今までなかった応援団の出現である。急な要請にも関わらず、関西でも有数のレベルのブラスバンド部は見事な演奏を果たし、それとピッタリの応援をリードした、にわか応援リーダー達の働きには目を見張るものがあった。さらには、急な要請にも関わらずたくさん駆けつけてくれたOB、OG達の熱意には感動した。

今朝の日経新聞によれば、多くの企業からの地方の国立大学への期待が急速に高まっているそうだ。スポーツ新聞にも曰く「国立大学の星」だとか。私も、さもありなんと膝を打った。同時に、私にも母校に対する大きな誇りを感じさせてもらえたこの数週間であった。
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2017/6/2

野球を「科学する」  短歌

先日の新聞のスポーツ欄に「2番主砲説に脚光」という記事が出ていた。かつては、主砲と言えば4番バッターと決まっていたのだが、米大リーグでは「強打の2番」が今や主流であるという。日本のプロ野球においても、DeNAや楽天などで、そして日本ハムのあの大谷選手も4月のロッテ戦では2番に起用された。

経験則だけでなく、この背景には「セイバーメトリクス」という野球統計学の考えがあるそうだ。膨大なデータを分析し、最も合理的な戦術を探るのである。「走者を置いた場面で、少しでも多く強打者を打席に立たせよう」というのが基本的な発想だそうである。

1番から順に打つわけだから、打順が一つ下がるごとに打席数は年間で15〜20減る。最も打席が多い1番は走者なしの状態が多いため、長打力のある2番を強打者にした方が得点効率は上がりやすい。従来2番の仕事とされている送りバントは「費用対効果」がいいとは言いがたい。

投手心理から見ても、「立ち上がりに1番を出して2番に強打者がいると、大量失点の危険性が広がるので、面倒くさい」ということなのだそうだ。「下位打線が出塁したとき、気落ちした投手に畳みかけるにも強打の2番は効果的」という見方もあるらしい。

野球にも「科学する」人たちはいるのだ。夏の都市対抗野球ではまだ優勝のない松下電器(現・パナソニック)の野球部だが、かつて「人事を科学する」ために使っていた個性分析ツールを活用して打順検討に加わり、社会人野球選手権での初優勝に貢献した私とすれば、大学野球においても母校に貢献できることがあるのかもしれない。

スポーツも、身体だけでなく頭でもやるものだという考え方を実践するチームのほうが堅実に上位に残れるのかもしれない。
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