2013/11/30

沖縄でも、晩秋は寒いのだ  短歌

一昨日から三日間は、妻と初めての沖縄旅行に来ている。前日までは26℃だったそうだが、我々の到着日からは一転して最高気温でも16℃へと、グンと下がった。

その結果、九州でも初雪が降る全国的な寒波に歩調を合わせたような寒さが我々を待ち受けていた。特に地元の人達は、この秋一番の寒さに震え上がっていた。それでもやはり大阪と比べたら沖縄は5〜10℃くらい暖かい。

しかもきょうは一転して暖かく、昨日よりも10℃も高い。冬の気温が日によって落差の大きいのが沖縄の特徴だと聞いて納得した。風の強い日が多いそうだが、そんな時はグンと寒く感じる。服装の判断に困る土地である。

今年の2月には台湾に行ったが、沖縄からは距離が近く緯度も近いせいか建物などは台湾との共通点も多かったが、食材や味付けにしても空気にしても沖縄のほうが断然快適である。ここはやはり日本であることを再認識した。

「常夏の国と覚へて沖縄に来たれど冬の寒さに戸惑ふ」

「初めての沖縄旅行の印象は日本の中の南の楽園」
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2013/11/27

母校の「学生自主創造科学センター」活動に共感した  短歌

先日、母校のホームカミングデーに参加した。この行事は卒業生や地域の人達を学内に招き、大学の近況や活動を知ってもらおうという取り組みで、今年で三回目を迎えたものである。

その中で、私は『学生自主創造科学センター』という組織とその活動を初めて知り、感動に近い共感を覚えた。それは、四つの学部を越えたプロジェクト活動であり、学生による自主的な活動であることと、活動経過がきちんと蓄積され後輩達に引き継がれていることが特長である。

プロジェクトのテーマは、ソーラーカーづくりとレース参加、町興しのための地元紹介の映像制作、成層圏まで気球を上げて地元でそれを回収するという、一見したら文系中心の学生の活動とは思えないものまで様々である。

それを実現するために、学生達は地域の企業と連携の交渉をしたり、学外からの寄付を集めて予算を募ったり、役所への申請業務をこなしたりしている。もう四、五年前からやっているそうだが、うかつにも私は知らなかった。

これこそ、今の大学生や若者に欠けている「考える力」「主体性」「創造性」を育む有力な取り組みであり、大いに意を強くした。と同時に、実態をよく知らずに「最近の大学の状況は」などと批判めいた感想や意見を述べていた自分が恥ずかしくなった。

「士別れて三日なれば刮目して相対すべし」、久しぶりにこのことばを思い出した。

「自主性を育むための取り組みの知らぬ間に育ちつつあり」

「独創を育む試み大学で見事に成果出せるも嬉し」
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2013/11/25

愉快なドイツ人の友人ができました  短歌

先日の週末に大阪で有名な紅葉の名所の箕面(みのお)にハイキングに出かけた。ここは二週間前に行った東京の高尾山を起点とする東海自然歩道の終点でもある。

好天に恵まれた箕面は見ごろを迎えた紅葉を求める行楽客でごった返していた。しかし、さすがは昔から多くの人に愛されている紅葉の名所である。森は深く、渓流の瀬音は心地よい。

約2時間かけて大滝まで往復したあとは、駅の近くの観光ホテルで入浴することにした。ここは今年の10月から「大江戸温泉物語」が入り、大人気である。週末でも1980円で入場でき、温泉だけでなく大衆演劇や吉本のお笑いや、比較的安価で美味しい飲食が楽しめる。

たっぷり4時間あまり過ごしたあと、メンバーの内3人で駅前の立ち飲み屋に立ち寄った。しばらくしたら、客の一人が急に尺八を取り出して歌謡曲やジャズを演奏し始めた。それを聞いていた客の中に背の高い外国人が混じっていた。

彼は日本語がうまいので色々話してみると、ドイツのシュトゥットガルト在住で保険会社勤務の42才だが、訪日は6回めで今回もプライベートな旅行だという。

話は弾み帰りの電車も一緒だったので、梅田駅前の老舗の居酒屋へ案内し、おでんやタコの旨煮など一般の外国人旅行者が口にしないようなメニューを教えてあげた。居酒屋では、彼は箸袋を手際よく折り畳んで箸置きを作っていた。

地下鉄で本町駅まで同行し別れたのだが、彼は難波まで行く私をホームから見送ってくれた。さらに驚いたのは、帰宅したあとすぐに彼から、居酒屋でのツーショットの写真を添付したお礼のメールが届いていたのである。

これほど常識があり、日本人的な感覚を備えた人だからこそ日本のことが大好きなのだろうと納得した。素敵なドイツ人と友人になれて、楽しい秋の一日であった。

「旅慣れて日本各地を訪れしドイツ野郎と友になりけり」

「六度目の訪日なりと言ふ彼は日本語操りおでん食ひたり」

 彼が手際よく作った、箸置き
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 梅田の老舗居酒屋「たこ梅」にて
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 箕面・大滝の紅葉
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2013/11/21

「がんばらない」という生き方  短歌

「がんばらない」という本を読んだ。著者は鎌田實という、諏訪中央病院の名誉院長である。この人は最近のベストセラー「○に近い△を生きる」の著者でもある。「がんばらない」という書名は、入院している重度知的障害患者の書の作品からヒントを得たものだそうである。

主題は「○に近い△」にも共通しており、何かと一つの「正解」のみを求めがちな日本人の生き方に疑問を呈し、「正解」は一つだけではない、×との間に無数にある△つまり「別解」を求めるようにしよう、という考え方を提起されている。私も昔から、この世の中は黒か白かではなくその中間のグレーの中にほとんどの解があると考えていたので、この考え方はすぐに受け入れることができた。

折しも、一つの「正解」だけを求める大学教育のあり方についての反省が文科省はじめ角界から指摘され、○×式や穴埋め式から論述式への改定が検討され始めている。これらはすべて、「考える力」の欠如への反省から来ているようだ。これは先日読んだ「なぜ日本の大学生は世界で一番勉強しないのか」の主張ともみごとに一致している。

まさに「自律」が求められている証であり、「多様化」時代の中で教育のあり方が問われている。

「多様化の時代にありて教育も考へる力求めらるなり」

「これからは正解求め生くるより最適解を求むべきなり」
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2013/11/18

「名山会の歌」をつくりました  短歌

わが登山クラブである「名山会」は17年の歴史をもっている。同じ会社の同じ独身寮の同じ部屋の四名が50才を前に山登りを始めたものである。

節目の年というわけではないが、クラブソングを作ってみた。タイトルは「山への誘い」である。私にとって、初めて作詩作曲をした歌である。拍子は四分の三、調子はA、速さは♩=112のAllegretto(速い目に)で作ってみた。歌詞は次のとおりである。

1.春の山は明るい 山へ入り行こうよ
  日差しあふれ野原は みんなを招く
  四月の山は 花でいっぱい
  シャツの袖をまくり さあ行こうよ

2.夏の山は楽しい 山を目指し行こうよ
  南へ北へアルプスの 峰が待ってる
  今年はどこの 小屋に泊まろか
  トレーニング積んで さあ行こうよ

3.秋の山は楽しい 山へ友と行こうよ
  歩けば少し汗ばむ ベストシーズン
  十月の山は 風もさわやか
  澄んだ青い空 さあ行こうよ

4.冬の山は厳しい 寒さこらえ行こうよ
  アイゼン、スパッツ履いて ダウン着込んで
  二月の山の 樹には霧氷
  白い雪を踏んで さあ行こうよ

5.季節問わずみんなを 誘い山へ行こうよ
  辛い登り坂も あとわずか
  立ち休とって ひと息ついて
  行けばもう山頂だ さあ弁当だ

楽譜は下記のとおりである。できれば多くの人に口ずさんでほしいものだ。

oiyj.xls


「十七年経(ふ)りし我らの名山会 幾星霜を会歌に託す」

「会の歌つくりし我の思ひ出は涙と汗の姿なるべし」
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