2013/10/29

「なぜ日本の大学生は世界で一番勉強をしないのか」  短歌

今年の5月からほぼ毎月1回のペースで、母校の大学のあるゼミで8名のゼミ生への演習のお手伝いをさせていただいている。

夏休みはゼミも休みであったが、担当教授から学生には宿題として課題図書が示され、その本の要約が課されていた。その本は「なぜ日本の大学生は世界で一番勉強しないのか」という強烈なタイトルであった。

その本によれば、中教審の調査では、日本の大学生の勉強時間は小学生にも劣るという結果が出たそうだ。海外の大学と比べても日本の大学生の不勉強は明白だという。

しかしながら、この原因がどこにあるかというと、学生でも大学でも企業でもなく、その三者の「負のスパイラル」にある、というのが著者の意見である。これを放置すれば日本の国力の衰退につながりかねない。

負のスパイラルを逆転させるには、「考える力」を鍛える授業と、その成果を客観的に評価する授業が必須だという。そのために必要なことは、ゼミなど少数の授業の中で学生に考えさせる質問を次々と出すことと、事前の課題を与えておくことだそうだ。

評価においても、出席点などは加味せず純粋に試験の結果により評価する。その試験も選択式ではなく論述式の問題がよい、ということである。もちろん評価は甘すぎず辛すぎず、しかも適度に分散させるべきである。

組織も国も人材次第。本気で大学教育のあり方を見直さないとこの国はたいへんなことになる。来月のゼミでは、これを踏まえて一つのトライをやってみせたい。

「この国の環境激しく変はれるに育成もまた変はるべきかな」

「この国の未来を託す若者を鍛へるためにひと肌脱がむ」
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2013/10/24

応任の乱に学ぶ  短歌

先日のNHKの番組「BS歴史館」で応任の乱を取り上げていた。1467年からの11年間にわたるこの戦は、私だけではなく専門家からみてもその原因や目的がよくわからない戦であるらしいことがわかった。

しかしながら、政治経済の上でも文化の面でも格別大きな「下剋上」が引き起こされたのが最大の特徴と言えるかも知れない。乱の影響で、幕府や守護大名の衰退が加速し戦国時代に突入するきっかけとなったのがその象徴であろう。難を避けるために多くの公家たちが京都から地方へ落ち延び、これに伴って京文化が地方へ展開されたことも見逃せないできごとである。

この時期は、既成の価値観を覆した「価値観の転換点」の時期の時代であったと言えるが、番組ではこの現代もまた応仁の乱に次ぐ、日本人の価値観の転換点の時期だと述べていた。確かにそうかもしれない。各家庭内での父親と母親の役割・位置づけの変化や、上司と部下の関係、多くの分野での女性の活躍、企業のグローバル競争の激化など、枚挙にはいとまがないくらいである。

ただひとつ応仁の乱の時期と違うのは、その大変化が戦争や大火を伴うものではなく、平和裡に、静かにまたゆっくりと進行している点であろう。早く、しっかりとその変化を見極めてきちんとした対応ができなければ、いわゆる「ゆでガエル」となり、気づいた時にはゆで上がっているかもしれない。心したいものである。

「蟻の目の大切さをば知りぬるも鳥の目なくて乱世過ごせず」

「目の前の変化見逃し過ごす身がやがてたどるはゆでガエルかな」
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2013/10/15

タブレットの用途を再発見  短歌

2年くらい前にガラケーからスマホに買い替えたが、電池の寿命の短さと両手で操作せねばならない不便さのため半年でガラケーに戻し、併せて7インチのタブレットを購入して、2台持ちとなった。

ただしタブレットの用途はガラケーに送られてきた添付書類を読む時やインターネットで調べ物をする時などに限られている。一方、スマホのほうはその後かなり性能が上がり使いやすくなってきたので、またスマホに乗り換えようかとも考え始めていた。

ところが最近、タブレットの新しい用途を見つけたので今後も使い続けることを決意した。その用途というのは、電子書籍用の端末機としてである。

私の場合毎月アマゾンで購入する書籍は数万円になるが、一番困るのは書籍の保管場所である。そこで最近はビジネス書以外の小説などはタブレットから購入し、タブレットで読むことにしたのである。

これなら自宅の本棚は場所を取らないし、外出先へは何冊持ち出しても重さやボリウムは変わらない。これこそがタブレットの有益で有効な使い方である。

頭ではわかっていたことだが、実際に体験してみてそれを実感した。今では、慌てて買い替えずによかったと思うし、何か得をしたような気になっている。こういうことは他にもありそうだなと感じた次第である。

「刈り取りを終へた田んぼに立ち昇る煙のにほひ懐かしく嗅ぎ」

「焼き畑の匂ひの残る秋の朝 野鳩の数羽何をかつひばむ」
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