中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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日本から大連に「こたつ」を空輸する

11月も中旬に入り、大連は最低気温が零下の毎日。まさに日本人のイメージする「満州」(=酷寒)になりつつあります。名物の「強風」も加わると、体感温度は凄まじいものがあります。

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満州の最南端とはいえ、大連の冬は酷寒ですから、基本的に建物の中はどの部屋にも「暖気(nuan qi)」というスチームが設置されています。この「暖気」内に温水が駆け巡り、その熱で室内が暖まるというシンプルな仕組みです。中国では大連のみならず、基本的に「北方」に区分される地域に、この「暖気」は「常識」として設置されており、「南方」に区分される地域には存在しません。

しかしこの「暖気」にはいろいろと問題もあります。

1、稼動時間帯が基本的に朝(6,7時頃〜9,10時頃)と夜(4,5時頃〜9,10時頃)のみに限定されていること。

2、稼動期間日が決まっており(毎年11月15日〜翌年3月31日)、期間日以外はどんなに酷寒であろうと「前倒し稼動」されない(試運転期間は除く)。

3、スイッチが無いので、自分の意思で勝手に稼動させたり、ストップさせる事が出来ない。使いたくなくても(例:帰国留守)、稼動該当期間、該当時間は毎日勝手に作動する。稼働時間、稼動期間の決定は全て「お上」による意思、決定であり、「消費者」である我々には稼動決定権等の一切が無い。

4、使用費は「ひと冬分」の一括、そして強制徴収となっており、理由の如何を問わず、拒否できない。

5、使用費は決して安価とは言えない(家の「使用面積」ではなく、「建築面積」が課金対象となり、1平方メートル当たり23元の徴収)。

さて、私は大連では7度目の越冬ですが、日本では「関東人」に属する私にとって、大連での越冬は結構厳しく、「暖気」停止の日中であっても、また公的に定められている使用期間(=政府認定厳寒期)の前後であっても「耐えがたい程の寒さ」というものを経験しています。ということで過去、日本から空輸してきた越冬グッズ2点を紹介します。

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まずは「湯たんぽ」です。500円前後という安価に加え、日本で売られているものは軽く、お湯の温度の持続性もかなり長いです。一晩を越し、翌朝でもまだ暖かいぐらいです。中国で売られている湯たんぽとの決定的な差が、この暖かさの持続性です。更に私は「エコ・リサイクル」精神で、朝の洗顔はこの湯たんぽのお湯を使っています。朝の洗顔には、程よい暖かさだし、水量も十分です。歯磨きまでいけます(笑)。家族は閉口していますが・・・。

次に「こたつ」です。
「日本から大連にこたつを空輸?!」
そうです。殆ど手ぶら、キズ無し、壊れずに持ってこられる上、特別な輸送費はゼロなのです。意外に簡単です。

JALのビジネスクラスを利用すると荷物は「30キロ」まで運べます。また日本国内の荷物の移動、つまり自宅から空港までは「縦×横×高さ3辺の和が160cm以下かつ重量が30kg以下」の荷物1個を「無料」で、宅急便で、運んでくれるというありがたい付帯サービスがあります。JALの費用持ちで、宅急便の会社が指定日に、わざわざ荷物を自宅まで取りに来てくれ、それを空港まで運んでくれ、更には出発日まで空港で大切に保管してくれるんですね。このサービスを利用するのです。

私は75センチサイズ(正方形)のこたつを空輸してきました。箱入り総重量は10キロ程度ですが、こたつの外箱は結構大きいので、この「無料運搬」の「大きさの規定」を超えてしまいました。でも「おまけ」してくれました。大きい荷物の空輸は事前にJAL予約センターに受付確認が必要ですのでお忘れなく。

日系エアラインの場合、大連到着までは基本的に日本人スタッフが監視、管理、作業に当たってくれるので仕事は丁寧ですし、トラブル時も日系エアラインならではの「3つのほしょう(=保障、保証、補償)」がある程度効きます。ビジネスクラス利用客となると尚更です。大連空港においても離発着時は現地駐在の日本人スタッフが対応してくれ、実に親切、安心です。つまり日本の自宅から中国の大連空港で荷物を受け取るまでの全工程に、何かしら日本人が関わってくれるということなんですね。

こたつには「壊れ物・破損注意」のタグは当然として、ビジネスクラス利用客ということで「プライオリティ(優先受け取り)」のタグも付けてくれます。大連空港では他の客に先駆けて、しかも大きい荷物ということで、真っ先に「こたつ」が受け取れます。周囲の日本人客からの「おい、こたつだよ!」という注目度も結構凄いですけど(笑)。実際に空輸してみると、こたつの外箱(ダンボール)に目立った傷は全く付いていませんでした。流石に「質」の高い仕事ぶりです。

次なる課題は「関所」突破。つまり大連空港の税関の突破です。大連の税関職員は来日経験の無い中国人ばかりなので「こたつ」なんて一体何なのか知りません。結構大きな荷物をカートに載せて税関前を通り過ぎようとするわけですから、まず呼び止められますね。外箱にこたつの絵でも書いてあれば、それを見てもらう事で話は早いですが、無い場合は日本式の机とでも言っておけば、特に問題も無く「放免」してくれます。一応、税関「様」から「いちゃもん」をつけられたり、「小遣い」をせびられた時のことを想定して、念のために購入時のレシート(=安価の証明)を用意しておきましたが、不要でした。開封確認も有りませんでした。最悪、税関「様」に「絡まれた」としても、日系エアラインならスタッフがすぐ側に居るので「通訳、弁明、安価」という「無罪証明」を依頼できます。これまた「プライオリティ」のタグを付けている、ビジネスクラス利用客なら尚更です。

話を戻します。近所のホームセンターで手頃なこたつを購入、価格は税込みで3980円でした。まあこんなもんでしょう。日本で買ってきたこたつは中国国内で売られている製品とは違い、日本国内での販売対象品ということで「質」も極端に悪くありません。実際、上海など日本人が多い大都市では中国の電圧に合わせた「現地仕様」のこたつが売られており、確認もしているのですが、価格が1000元(約13200円)前後もする上、商品の性能、耐久性、アフターサービスは未知数です。また上海から大連に持ってくるにしても運搬作業は中国人、中国企業に任せなければならないので破損、盗難、そして「3つのほしょう」(=保障、保証、補償)が無いという中国の「常識」が頭をよぎります。中国の郵便物って到着時にはボロボロですからね。安心できませんよ。まあ全てにおいて「悪い事尽くし」でメリットが無いんですね。

日本:こたつをホームセンターから自宅まで車で運ぶ。
大連:空港から自宅までタクシー(後部座席に斜め立て掛け状態でスッポリ入ります)で運ぶ。

これだけが自分の仕事です。あとは全てJALが実に丁寧にやってくれます。電話を掛けて自宅に取りに来てもらう日時、そして大連へのフライトの出発日(搭乗日)を告げます。出発日当日、成田のJALカウンターの近くにある宅急便のカウンターに行くとちゃんと保管されています。

成田空港での搭乗手続きの際も当然の事ながら注目度は抜群です。搭乗手続きの際にこたつという事を改めて告げることで、とりわけ繊細な、注意深い運搬をしてくれます。こたつという物が何なのか、どういう取り扱いをしなければならないのか、日本人スタッフだからこそ「分かっている」のです。

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現在住んでいる私の部屋の床は「板の間=フローリング」なので、やや厚めのじゅうたんを敷き、さらにその上に毛の長いじゅうたんを敷いて、こたつの「アンダー部分」を「大陸仕様」で構成しました。底冷えは全く無し。厚すぎず、薄すぎずで程良い「フカフカ感」。まさに極楽です。「アッパー部分」の構成はセミダブルサイズの布団をこたつの掛け布団として代用しています。そしてその上には薄い布地を敷き、見た目にも明るくしました。布団がかな〜り大きく、縦長なのでこたつに入ったまま寝る事も出来ます。浪人、大学生時代を思い出しますね。写真は現在の私の部屋の様子、「暖気」と「こたつ」の「コラボレーション」です。

ここ大連は満州国(関東軍租借地)、つまり日本統治時代があったとはいえ、地べたに直接座ったり、ましてや「こたつ」などという文化・風習はありません。そのためこたつ用の掛け布団・敷き布団に最適な「正方形」のものなどは手に入りません。当然、日本のようにセット、一式になって売っているなどということもありません。まあ軽いし、それほど大きくもない、購入時は持ち運びを考えて非常にコンパクトにまとめられているので、こだわりのある方(?!)はこれも日本から空輸してきても良いと思います。

蛇足ながら布団や毛布、じゅうたん、タオル、布、生地関係は「二七広場」が「問屋街」で、かなり安く購入できます。

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忘れてはならない必需品が「変圧機」です。せっかく日本から持ってきても中国のコンセントにそのまま挿してしまったら、あっという間に「ボン!」。一瞬にしてショートして壊れ、全てが終わりです。中国の電圧は220ボルト、日本は100ボルトだからです。変圧器は大連駅裏の巨大ショッピングセンター「大菜市」が安いです。使用する電化製品の容量(ワット数)に合わせて購入すれば良いでしょう。容量が小さいもので構わなければ値切って30元〜で、ソコソコ容量があるものでも200元(約3000円)もしません。変圧器は日本で買って持ち込むより、大連で買ったほうが「圧倒的(!)」に安いです。ちなみに今回、このこたつ使用のために新たに購入した変圧器は1500ワットまでOKのもので、値段は値切って135元(約1800円)でした。

ということで満州の長く厳しい冬を乗り切るために、「1,2年の短期滞在予定者」には「湯たんぽ」を、「3年以上、または帰国予定未定、無し」の長期滞在予定者には「湯たんぽ」&「こたつ」の空輸をお勧めします。
共に手軽に持ってこれます。共にその「質」、「性能の高さ」は身近な中国人に絶賛されます。

最後にJALビジネスクラスの利用ですが、「成田〜大連」間の場合、10000マイルでエコノミークラスから「往復(!)」アップグレードOKなので、決して「敷居」は高くないと思います。

暖かい暖房器具、そして加湿器の併用で風邪&インフルエンザ予防もバッチリです。
旧満州、そしてリアル「三丁目の夕日」の街・大連。こたつは実によく似合うアイテムです。

御参考までに。

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投稿者:dalian4649
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