中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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「支那」という言葉について考える

07年最後のエントリーとなる今日は「支那」という言葉を取り上げたいと思います。この言葉、多くの方には「差別用語」として、口に出すのも「ダメ!」と認識されている事と思います。

 

現在、実際のところ、この言葉が蔑称かどうか日本国内では意見が分かれており、議論の余地有りだそうです。従って(?!)現在は「放送禁止用語」でもなく、テレビにおいても発言時に「ピー」という音声が入れられる事もありません。某知事さんがマスコミを通じて多用する事は御存知の通りです。

 

現状の一般的な解釈としては「中国に批判的な人が使用することの多い言葉」といったところでしょうか。中国人でも日本に批判的な人が何でも「日本鬼(日本野郎、クソ日本)」を枕詞に使用するのと同じ感覚ですね。

 

日本の小・中学生の義務教育の教科書、また皆様のご家庭にもある日本地図、世界地図には九州の西方及び沖縄県の琉球列島の北及び北西側を指す海域の呼称として、東「シナ」海という表記が堂々とされています。当然この単語、日頃、多くの方々が特に違和感も感じず普通に使っています。ニュースでも『現在、台風○号は東「シナ」海を時速○キロの速さで北上中・・・』など台風シーズンにはおなじみのフレーズですね。

 

「シナ」も「カタカナ使用なら良い!」とか「漢字使用はダメ!」という討論はこの際止めましょう。口に出してしまえば発音・アクセント共に一緒であり、日本語が堪能な中国人の前で『あっ、今私が使った「シナ」という言葉は「カタカナ」の「シナ」だから誤解(気を悪く)しないでね!』などとは言えないでしょう。

 

では中国側はどう捉えているのでしょうか?こちらの方も千差万別というのが現状のようです。ここ大連ではパソコンで「支那」という言葉を検索しようとすると自動的にアクセス禁止になります。一方で「カタカナ」や「ひらがな」での検索は問題無く繋がります。まあ中国ですから「カタカナ」や「ひらがな」までもの検索(日本語フォント)は未対応というのが現状でしょう。日本人の「中国に批判的な意味での使用」に対しては当然のことながら認めない!でありますが、ではこの「支那」のいう言葉を完全に抹殺しているかというとそうでもありません。

 

ここに一枚の世界地図があります。大連の新華書店で購入した普通の一般中国人向け、中国製の物で、国名、地名などはもちろん全部中国語(漢字)です。

『世界全図』、出版は「ハルビン地図出版社」、発行は「2007年1月・第11版」、値段は6元でした。もちろん誰でも簡単に買う事ができます。

 

それを見ると中国雲南省とミャンマーの国境、そのミャンマー北部に「密支那」という都市があります。中国販売の世界地図に載っているぐらいの都市ですから中国側から見てそれなりの大きい都市、または何らかの意義がある都市と思われます。日本で販売されている日本人向け地図ではこの都市は「ミッチーナ」と表記されています。

 

私なりに調べましたところ、この中国・ミャンマー国境のミャンマー北部には四川省・雲南省の中国南部から日中戦争・及び国共内戦時の戦火を逃れるため、国境を越え、この地に移り住んだ方が多いとのことです。今ではこの多くの方々が「華僑」となり、実際、この地において小学校建設など「故郷」の再興、近代化に熱心に活動されている方は多いです。私は旅行先でこの方々とたまたまお会いした時、この「密支那」という地名の由来について聞いた事があります。

 

それによると

1、単に地名の「音(発音)」を漢字に当てはめた。

2、上記の歴史的背景を考慮した上で漢字を当てはめた。

の2つの意見を頂きました。

 

「支那」という言葉の解釈は今でこそ「日本人の中国に批判的な人が使用することの多い言葉」となっていますが、以前は逆でそうでなかったのは御存知の通り。中国側が自ら使っていた事も確認できます。

 

「自分に甘く、他人に厳しい」中国人、そして他国に対し内政干渉とも受け取られかねない行動もママ見られる中国政府、「支那」という単語のアク禁、そして言論・出版の自由が無い(検閲)というこの「性格」、現状を考えると、自国出版の老若男女、いや外国人まで誰もが買えるこのありふれた一般的な地図に他国の都市名とはいえこの単語を自ら(ここが大事!)使用、当てはめる、それも07年製現在の物にまで、ということは「決してありえない」、それどころか「極めて異常」と考えるのが当たり前なんですね。自国ならまだしも、どうでもいい他国の都市名ですから単なる当て字=似たような発音の漢字を当てるだけで良い。「中華」の国がわざわざこの「いわく付き」の字を選び、当てる必然性は無いのです。

 

蛇足ながらこの地図、日本海はしっかりと「日本海」と記されています(!)。どこかの国がわがままで主張する併記や改称はありません。

 

我が国の「東シナ海」呼称、表記、教育も「日中友好阻害、差別、反中・蔑視教育」を名目・理由に中国側から問題提起されれば「親中」福田政権、それも訪中のこの時、そして最大の野党も「親中」という今の「親中」一丸の日本の国会情勢では日本側としては対応せざるを得ない。「靖国問題」以上に相手(中国)側の主張に筋が通っている(正論?!)事が多い上、今の日本では「平等公平・格差是正」の実現には無条件に対応しなければならないということが「常識」になっているからです。でも実際、中国側はしてこない。「過去(自らの使用)」と「現在(「密支那」の使用)」があるからでしょう。

 

韓国の首都・ソウルもつい2,3年前までの呼称、表記は「漢城」でしたが、「マイナスイメージ」を含むという韓国側の提起もあって、今では韓国側の提起呼称「首爾」の使用が一般的です。実際今では大連の飛行場や港、またこの07年版地図でも呼称、表記は「首爾」です。お堅いイメージの中国が相手側提起による呼称、表記の変更をあっさりと「認め」使用しています(驚!)。大連からソウルまでは飛行機で片道約50分。各エアラインが計1日5往復も飛ばしています。空港での「首爾」表示となった時の新鮮さは今でもはっきりと覚えています。

 

「支那」という言葉に敏感な方も「東シナ海」という言葉を使っていないかというとそうではない。この方たちが「東中国海(?!)」、または中国での正式呼称「東海」を使っているかと言うとそうでもない。長期滞在日本人の「自称・日中友好論者」に至っても「東シナ海」を平気で使い、口にし、「東海」に至ってはその名も知らないなんてのがザラにいます。「超」敏感な方でも日本政府に「東シナ海」呼称、表記、教育の疑問・変更を提起していない。中国政府に「密支那」呼称、表記の疑問・変更を提起していません。

 

「シナ」は良いが「支那」はダメ(?!)、「東シナ海」は良いが「シナ人」はダメ(?!)、と言われると私如きの人間にはよく分かりません。「しな」という言葉、口に出したら「発音・アクセント」共に同じで、使った事には変わらないんですから。私程度の人間でもすっきり分かる「公式見解」の日中早期発表をお願いしたいぐらいです。

 

もはや「言葉狩り」です。

 

長々と述べてしまいましたが、多くの方のおっしゃりたい事は『一般認識では「支那人」というのは中国人に対する蔑称表現であり、使うべきではない』という事でしょう。それは私も十分に承知しています。私も「日中友好、平等公平、平和共存」の理想を持つ日本人です。でもやはり現実は難しいですよ。この地に来ると、仕事が絡むと、尚更です。

 

日本における中国人のイメージは決して良いものではなく、マイナスイメージの方が強い、現実に外国人犯罪も国別に見れば中国人が際立っています。凶悪犯罪も少なくありません。これは事実です。この日本人の持つイメージ、現実を裏切らず(?!)そのまま踏襲してしまう一部の人間が私にとってのこの区別対象です。先日のこちら大連におけるスタバでの事件、タクシーにおける事件もこのような人間による一方的な犯罪です。一歩間違えれば最悪のケースを迎えていたかもしれません。こちらは何も(ほとんど)非が無いのにです。

 

日本と違い、こちらの暴力による喧嘩では必ず「とどめが刺されます」。具体的に言えば相手が自分を追いかけてこられない状況にするということです。そのためには動けなくなるように目や胸などの急所もためらわずに狙います。勝てなければ仲間を呼びます。そして疾風の如くその場から逃げます。それがこの国の「現実主義」思想に沿った「当たり前」の喧嘩の仕方ですし、前王朝を頑なに否定し、その関係者は消すという、この国の歴史に沿った「常識」でもあります。極東の一小国・日本の文化「卑怯や武士の情け」はこの国では無いし、理解にも苦しまれます。こんな「具体的な事」も日本人は知らないし、知る由もありません。

 

私は中国人を「中国人」・中国人・「支那人」の3つに区分していると前々回のエントリーで執筆しました。お叱りは最もです。ただやはりどうしてもこういった前述の人間を等しく、同じに中国人として見る事はどうしても出来ません。またこの国、それも「満州帝国の玄関」と称されたここ大連に長期滞在している自分としては、何度現状分析を繰り返しても出来ないのです。どうしても「支那人」としか「括れ」ないのです。「かぎ括弧」を付けたのはせめてもの私の抵抗です。来年からは日本の教科書表記通り「シナ」とカタカナを使うようにする。これぐらいまでしか出来ません。

 

私の意図は「支那人」という言葉の使用を勧めるものではありません。あくまで私がこの弱小ブログ内で上記のような「人間」を「括る」ために使用した言葉です。最も御理解いただき易い言葉だと思ったし、この「支那」という言葉を自分なりに分析した上で「かぎ括弧」を付け、自分なりに区別を付けたつもりです。

 

面積は日本の約26倍、人口は10倍以上、56民族。やはり中国というのは本当に特殊な国です。中国を日本の感覚で何事も「一つに括る」のは無理です。初めてこの地に渡り、ある一人の日本長期滞在経験のある中国人との出会いを経て『この国では「全て」信じるな、日本とは「全て」反対と考えろ、多角的な視点を持つ人間になれ』と言われました。極論ですよ。初めは全く意味がわかりませんでしたが、最近は徐々にわかるようになりました。本当に最近です。

 

日本も今年一年を表す言葉に「偽」という言葉が選ばれました。少なくとも明るい一年ではなかったと言えます。また『「異・違い」を考えるという事も必要なのではないか』と改めて再認識、再確認され、これは同時に「市民権」が得られたことでもあります。個人情報保護法の呪縛、マスコミ報道の真偽、オレオレ詐欺、食品の偽装・・・。悲しい、認めたくない現実ではありますが、時代は確実に動いています。

 

最後になりましたが、読者の皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。今年一年、駄文にお付き合いいただきどうもありがとうございました。

 

 

                                                「中国遼寧省大連で生きるおっさん」管理人

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投稿者:dalian4649

緊急エントリー 「邦人が巻き込まれた傷害事件の発生について」考える

御愛読いただいている読者の「しばらく匿名希望」様より情報の御提供をいただきました。真にありがとうございました。今回は急遽、テーマを変更し、「緊急エントリー」という形でこの件を取り上げたいと思います。

 

1222日夜、日本人がタクシー乗車中に傷害事件に巻き込まれたそうで、「在瀋陽日本国総領事館大連(駐)事務所」(通称、「大連領事館」)のHPに事件概要と注意の喚起が記されていました。なおこの発表は事件発生から5日後の1227日付けとなっています。詳細は下記「参考」に譲ります。

 

日本人向けの大連タクシー乗車のコツ、危険回避は当ブログにおいて過去4回にわたってエントリーとして取り上げてきました。いずれも現地「中国人」との交流、過去の自体験から結論付けたものです。恐れながら、もう一度紹介させていただきます。

 

個人で乗ったにもかかわらずタクシーを値切る(1) (07915日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/2007-09.html#20070915

個人で乗ったにもかかわらずタクシーを値切る(2) (07917日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/2007-09.html#20070917

もう少し「大連タクシー考」 (07921日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/2007-09.html#20070921

もう少し「大連タクシー考」(2) (07922日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/2007-09.html#20070922

 

た在瀋陽日本国総領事館大連(駐)事務所(通称、「大連領事館」)に対する疑問も当ブログにおいて過去2回にわたってエントリーとして取り上げました。

 

「在瀋陽日本国総領事館大連(駐)事務所」を考える(1) (0774日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/2007-07.html#20070704

「在瀋陽日本国総領事館大連(駐)事務所」を考える(2) (0777日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/2007-07.html#20070707

 

事件の公式発表はたしかに有り難いですが、先日の「スタバ事件」同様、遅い第一報(第一報はとにかく早く!「事件詳細は分かり次第順次公表します」じゃダメ?)に加え、自己遭遇時のお勧めは「事件に巻き込まれたら警察(現地)に通報して下さい」だそうです。「お粗末!」としかいいようがありません。そんなこと日本・中国問わず、ガキでも知ってますよ(笑)。私のお勧めは『もう少し「大連タクシー考」(2)』に執筆済みです。

 

現地警察に日本語が通じるか、現地語がソコソコ出来ても事件詳細が伝えられるか、イタズラ電話に間違われないか、こんな現状で一刻も早い怪我の手当て(救急車・病院)まで同時に(いやこちらのほうが優先でしょう)出来るか、そもそもこの国の現地警察に電話をしたところで真剣に、迅速に、動いてくれるか(朝方に派出所に電話すると大体「交通事故処理に出かけていて誰もいません」)、現実・現状のしっかりとした把握、及びその対策こそが外国における日本政府機関のすべき仕事ではないでしょうかね?

 

大連在住の日本人・企業は増える一方であり、おまけに日本人学校まであります。「日本人」(ここが大事!)電話交換手による365日、24時間応対緊急ホットラインの開設こそが急務だと思います。大連と言えば「コールセンター」の街。「プロ」の「日本人」電話交換手の「即戦力」を「現地採用」で採用できる機会は決してないわけではないでしょう。日本政府に直属の機関で働くとあれば彼らだってモチベーションは違うと思います。

 

日本政府の機関なんですから日本人の、日本人による、日本人のための仕事を「目に見える形で」して欲しいものです。日本人職員は1,2名。さらに不在(出張?!)のことも多く、大安・仏滅も分からないで(国際)婚姻受付をしてる中国人職員(実話!)だけで運営されている、我が国の政府機関!では困ります。

 

話を戻します。

タクシーに乗り、目的地に向かう。最短距離で目的地に着いたらメーター提示通りの料金を支払ってさようなら。この日本では当たり前の当然、常識と言えることが海外に出ると当然、常識ではなくなります。言葉不安、交渉経験も無い、日本語の実践(実戦?!)対策マニュアルも市販されていない日本人にとっては「苦、不安」以外の何物でもありません。

 

私の経験から言うと、昼夜関わらず一見さんの外国人でもある程度安全にタクシーが利用できるのは東、東南アジアにおいては日本とシンガポールだけです。韓国(ソウル)では「模範タクシー」という料金割高設定のものでしたら大丈夫。政府公認で「一般タクシー」と区別しています。が、逆に言えばこの公認区別は「一般タクシー」では「模範タクシー」では保証されるものが必ずしも保証されないという公認認識でもあり、現に『地球の歩き方』等では「一般タクシー」における被害の体験談が載っていますね。

 

大連のタクシー事情に関しては過去4回にわたってエントリーとして取り上げ、殆ど述べ尽くしましたが、少し補足したいと思います。

 

私は中国人とはどんな人たちかと問われると、中華思想から来る「自己中心主義」、現実主義から来る「拝金主義」、面子(私の訳では見栄)から来る「言動不一致」の「3大注意事項」に定義しています。一方で中国はどういう国かと問われると「差(格差)、矛盾、不衛生」の「3大注意事項」に定義しています。

 

タクシーの運ちゃんも残念ながら中国特有の「差」が人間的に激しく、当然「運転技術」、「応対」、「サービス」の「質」も天と地の差があると言っても過言ではありません。中国では「人は見た目で判断しろ」という日本とは逆の鉄則があります。おどおどと乗ってきた日本人客の「料理」はあなたの乗ったタクシー運ちゃんの「質」次第です。悲しいことですが、これがこちらの現実です。

 

よくタクシーの会社で良い・危ないを見分けろというアドバイスをしている方もいますが、残念ながらこれもダメ。いい加減なアドバイスと言わざるを得ません。5つ星ホテル・フラマホテル専属の「ビジネスクラス」並みのデラックスタクシー(車内は広く、車によってはテレビ付き、でもメーターは変わらず8元スタート!運良く街中で捕まえたら一乗の価値有り)ですら遠周りは日常茶飯事です。

 

結局は運ちゃんの「人間としての質」、客としてのあなたの「見た目」、「雰囲気」、「語学(交渉)能力」に左右されるのは否めません。

 

でも「当たり」、それも「大当たり」の運ちゃんに出会うとそれはそれでその日を境に「長い友達=好朋友」になれます。私も電話番号、名刺交換どころか食事も一緒にしている運ちゃん(いや、もはや職業がたまたま「運ちゃん」というだけの「友人」)がいます。これは法則、ルール、理屈じゃないんです。

 

何しろ市内を中心に隅々まで日々走り回るのが彼らの仕事。朝、昼、夕方、夜、深夜のあらゆる姿の大連をリアルタイムに目にしています。情報も超新鮮。無線も常備していますから仲間を通してあらゆる情報交換ができる。そして老若男女、内外国人問わず日々いろいろな客と接しているから事実・嘘・噂など本当に良く知っている。また大連の今昔・世情・方言なども教えてくれる。聞けば学歴なんか全然無いけれども本当に、人間としても教えてくれるもの、得るものが多い。自分の誇れる「中国人」の友人です。年中無休という職業柄、頻繁に食事という訳にもいかず、たまに機会があった際はいつも時間が足りないぐらいです。

 

最近は大連のタクシーの運ちゃんも大連人以外の外省人が多くなってきました。一概に「大連は親日都市」だとか「安全都市」だと括るのは極めて危険です。外省人ではなく大連人でも反日、反韓の運ちゃんが少なくありません。言語が出来ても運ちゃんの会話、雰囲気に釣られ、会社名、住んでいる場所(特に高級マンション)、給料をついポロリと言ってしまうのはご法度です。

 

会社を聞かれたら「中国系(ここが大事!)の中小企業」と答える。

住んでる場所を聞かれたら「家賃1000元程度の部屋で中国人ワーカーと同居(シェア)している」と答える。

給料を聞かれたら「中国系(ここが大事!)の中小企業のため、2500元程度」と答える。「安いなあ。本当?」と聞かれても「中国系(ここが大事!)の中小企業のため、仕方が無い」と答える。

「日本語が上手いね」と言われたら「住んでいる家を中国人ワーカーと同居(シェア)しているから相互学習の賜物だ」と答える。

 

ほんの一例にすぎませんが、こういった会話が「郷に入っては郷に従え」、つまり中国の「郷」(=「言動不一致」=はっきり言って「嘘」ですが)にある程度従った、人間関係(日本人・中国人)を壊さない、相手の面子を傷つけない(職種・収入格差)、相手に不愉快・反感を懐かれない、そして危険回避という、一期一会という場面に相応しい、何よりも「具体的な(ここが大事!)安全対策・注意」というものだと私は思っています。

 

最後になりましたが、負傷された方の一日も早い快復をお祈り致します。

 

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参考:

邦人が巻き込まれた傷害事件の発生について  (07.12.27)

 

 22日夜、邦人男性等が同乗するタクシー運転手とこれに追突した車両の運転手等が口論となったところ、邦人男性等もその喧嘩に巻き込まれ、暴行され怪我を負うという事件が発生していますので、在留邦人及び旅行者の皆様は十分注意してください。

 尚、最近、ナイフ等の凶器を使用した犯罪に邦人が巻き込まれる事件が相次ぎ2件発生しています。また、年末から春節にかけて、酒に酔っての喧嘩や飲酒運転に係る交通事故等が多発することが予想されますので、邦人の皆様におかれては、野次馬が集まっている場所や中国人同士の喧嘩等には近づくことなく、その現場を直ちに立ち去るよう心掛けてください。また、交通事故に巻き込まれた際は、相手方運転手と話し合う前に、先ず警察へ通報する事をお勧めします。

  ※各種緊急電話番号:公安局110番、交通事故122番、救急車120番

 

事件概要:

1.邦人男性とその妻(中国人)を乗せたタクシーが停車中、後ろから一般車両(飲酒運転、男女2名が同乗)に追突され、運転手同士が口論となった。その間、邦人男性等は車両の中で待機していた。

2.口論の矛先が、邦人男性とその妻に対しても向けられてきたため、妻が自分の父親に助けを求めたところ、近所に住む父親が直ぐに別のタクシーで駆けつけた。

3.父親は現場の状況を見て直ぐに110番通報したところ、飲酒行為が警察に露顕してしまうことを恐れた追突車両の運転手とその仲間(後から呼び出された仲間3人)4名から殴る蹴るの暴行を受け全身打撲を負った。

4.邦人男性が仲裁しようと間に入ったところ、ナイフを持った仲間に刺されかけたが、それを庇おうとした妻が、そのナイフで左手を刺され3針を縫う大怪我を負った。

5.公安車両がサイレンを鳴らして駆けつけたところ、タクシー及び追突車両関係者等が逃走しようとした際、邦人男性が追突車両の逃走を阻止しようとして右足を負傷した。

6.その後、公安当局の事情聴取に対し、邦人男性はタクシーの領収書を持っているほか、追突車両の車両番号を記憶していたため、情報を提供したが、後で全て偽造された物であることが判明した。現在、公安当局は引き続き本件捜査中である。

http://www.dalian.cn.emb-japan.go.jp/regionalinfo_79.html

 

投稿者:dalian4649

このブログは差別主義者による情報?! (3)

今日のエントリーはかつての執筆シリーズ「このブログは差別主義者による情報?!」に戻ります。ある日本人女性ブロガーの主張を取り上げ、私なりに分析、語り、読者の方にも是非御一考いただける機会にという趣旨は変わりません。今日は彼女の主張の中から特に「犯罪に関係のない中国人やその他の国の人たちをラベリングし、批判や中傷をしたり、差別用語で表現するのは如何なものか」(要約、原文はもっと辛辣な言葉ですけど)を取り上げます。

 

中国ではあらゆる方面で「二重の構造」が常在しており、誰もがそれを当たり前と認識しているという点は当ブログカテゴリー『私論「中国人」と「支那人」』で事あるごとに述べてきたとおりです。具体的に言うと「言動不一致」、「階級社会」、「建前」と「本音」、「理想」と「現実」であり、これらがしっかりと区別、そして認識、更に当たり前とされているということです。

 

日本(人)はこの中国の現状、つまり「二重の構造」という存在を一方的に「悪」と捉え、目を瞑り、現実を受け入れないという現状があります。「郷に入っては郷に従え」とは言うものの、無意識に、都合良く解釈を変えてしまいます。「日本(人)の基準でマイナス面と思われる箇所は見るな、従うな、プラスの面だけを積極的に!」という解釈を足してしまうのです。そしてそれでも支障が出ないと考えているのです。

 

中国人というのは極めて「現実主義的な考え=損・得・見栄」しかしない民族です。「保障、補償、保証」の『3つの「ほしょう」』に無縁という国情も一因でしょうが、「自己中心主義」(自分が一番かわいいのは「当たり前」)、「拝金主義」(お金があれば何でも買える、手に入れられるのは「当たり前」)がとりわけ際立っている点は良い例だと思います。私はこの「現実主義」信仰を少しでも自制する事こそが「大人」、民度の向上、真の国際化に繋がると思っていますが、現状は全く改善されていないどころか、次世代も「小皇帝」の言葉が表している通り、「更に」悪化の一途。

 

日本も日中交流促進の副産物か、はたまた特定アジア各国との「思想共有」。そして「孤立」を避けるためか(笑)、最近この「現実主義的な考え」の導入、台頭が著しく、将来への危惧の念を抱かずにはいられません。今や決して「対岸の火事」では済まされなくなっています。

 

「二重の構造」の常在。「現実主義」思想。

こういう現状ですから中国人は自分以外の相手に対する「区別・分別」もはっきりしています。例を挙げます。上海人は自分が「世界の二巨頭国家」中国、しかもその中国の中でも最も発展した都市に住む(働く)人間であることに一際メンツを持っています。この事ははっきりと人前で口に出す人も少なくありません。他都市、省の人間と自分たちは違うとしっかりと「線」を引いています。まあ事実、上海でビジネスに関わっているはやはり収入も多く、有能な人が多いです。この街で一見さんの起業→成功なんてのは夢物語ですしね。わざわざ口にされたからといって強ち否定できないんです。事実ですから。また中国では未だに「都市戸籍」と「農村戸籍」という「区別・分別・差別」が存在し、この戸籍選択に自由が無いといった現状も上海人のこの「特別意識」を後押し、公的証拠(?!)となっています。

 

そうそう蛇足ながら上海人の「中国で最も発展した都市の人間というメンツ」、北京人の「首都人というメンツ」の衝突は一度ぐらい目や耳にしたことがありませんか?

 

このように中国では「区別・分別・差別」の常在はとりわけ珍しいことではありません。また戸籍の例のように実際、公的(?!)にも存在し、社会も中国共産党「のみ」という党治システムであるため、日本(人)であれば絶対揺るがない「差別はダメ、平等公平!」の考え方は「郷に従っていない」ということになります。

 

いやそれどころか党の人を前にして「平等公平」を声高に叫ぶのは人間関係を壊すばかりか、場合によっては危険ということになります。あなたへの評価も「二重の構造」が理解できていない=「中国が理解できていない」と侮られ、交渉などにおいては「組み易し」と確実にナメられます。耳に優しい非現実・理想的な言葉「友好、平等、公平・・・」を巧みに持ち出され、反撃を封じられます。

 

「二重の構造」が常在し、「超現実主義」思想である中国は当然、政府の外交も実に上手く、成果も必ず目に見える「実(じつ)」を取って来ます。交渉とははっきり言って「妥協」なのですが、地理的どころか経済も大国となった今では妥協などいざ知らず、「実」どころか「名(メンツ)」までも相手から分捕って帰ってくることが少なくなくありません。ビジネスや外交といった利益、国益の獲得がまず第一!といった席では「理想」よりも「現実」に凝り固まることがいかに大切か、日本(人)はその傾向と対策を真剣に学ぶ必要があるでしょう。

 

日本の外交はどうでしょうか。「実」など殆ど取れず、「名」も取れない。いやそれどころか交渉時に「主導権」ですら握れず、「カード」も使いこなせない(いや「無い」か?!)・・・。ただ、「勝つ」=「現実主義」に傾くには「非情」が避けられません。性善説の日本(人)には自己否定をも避けられない、大きな、厳しい課題と言わざるを得ません。

 

このように日本とはまるで逆。「区別・分別・差別」が当たり前(公認?!)の中国に滞在している以上、私は私なりに中国人をしっかりと「区分」して考え、付き合っています。

 

中国は社会主義・共産主義国家ではありますが、現状は達成されているとは言い難いです。教育、収入など差は広がる一方で、その格差は資本主義・民主主義国家である日本など比べ物にならないほど大きく、厳しい現実を見せつけています。

 

この格差。この国の仕組み、歴史、現状。そして言論、報道の規制。「二つの構造」、「超現実主義」。この国の「郷」を自分なりに分析し、考え、自分が「郷に従う」ためには、やはり中国人同様、この地に住んでいる人を個人的に分けざるを得ないのです。それが「用心、気をつける」ということに直結することであり、日々安心に暮らす第一歩、人間、社会の理解、ビジネスの成功だと考えているからです。

 

中国人の家族親族中心主義、人は見た目で判断する(相手をじっと見る、服装で判断)という基本常識はこの自己防衛の極めて初歩的な、いや現実主義の表れだと思います。中国人は初めて目にする、自分の知らない中国人(特にレストランの店員)などに対してはエラい高圧的、無愛想な態度で臨むでしょう?

 

在瀋陽日本国総領事館大連(駐)事務所(いわゆる大連領事館)もそのHPで「職にあぶれた労働者達が春節期の帰郷に際して金品の強奪を目的に犯罪に走る事件が増える傾向にあります」と表記しています。はっきり名指しこそしてはいませんが、「民工」と呼ばれる人々のことであり、日本的な考え方(=言葉狩り)からすれば「職にあぶれた労働者に対する侮辱、蔑視表現だ」ということになるでしょう。でもね、オブラートに包んで表現はしているものの、やっぱり「現実」は無視できないのです。領事館も「理想」で安全勧告をしない(仕事をしない)わけにはいかないし、防げないんです。

 

当ブログのカテゴリー『私論「中国人」と「支那人」』を全てお読みいただいた方はお分かりのことと思いますが、私は個人的にこの地に住む人を

 

1、中国人:中華人民共和国に住み生活している一般的な人々。

2、「中国人」:私なりに知識、仕事だけではなく人間的にも得る、学ぶ事が多い「中華」の名に劣らない中国人。現状はやはり海外渡航経験があり、自分の目で実際に見、しかも「分析・考える」ということが出来る人が多いのは仕方が無いところでしょうか。学歴は一切関係無いです。

3、「支那人」:2とは全くの対極的な位置にいる人々で言わずもがなでしょう。ただ某知事さんが多用する中国人全体を指す言葉としては使っておりません。ブログ開設以来、一貫して全て「かぎ括弧」を付け、個人的に意味、使用幅を限定した上で使っています。

 

の3つに分けて考えています。

 

一方で中国人の日本人に対する蔑称である「日本鬼子」も無条件に日本人全体を指す言葉として使うということには閉口ですが、時と場合による、「かぎ括弧」付きなら私は全然かまわないと思っています。例えば中国で「日本人の大人が飲み屋で泥酔し、娼婦と共に店員やタクシーの運転手に絡む」こんな状況なら日本人でも同胞意識が湧いて来ないし、「日本鬼子」と呼ばれていても個人的にはどうしても同情できないのです。

 

次回は「支那」という言葉について考えてみたいと思います。

 

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投稿者:dalian4649

中国の「2008年祝日改定」に思考回路が止まる日本人 (2)

前回、「2008年の祝日改定」について取り上げましたが、「建前」と「本音」とでも言いましょうか、本日付けの地元紙「大連晩報」によると、その「具体的な解釈」が掲載されていました。それによると法定休日(日本式に言えばカレンダーの「赤」)は

 

元旦:20071230日〜200811日の3日間
春節:26日〜12日の7日間
清明節:44日〜6日の3日間
労働節:51日〜3日の3日間(4日が日曜日なので実質4連休)
端午節:67日〜9日の3日間
中秋節:913日〜15日の3日間
国慶節:929日〜105日の7日間

 

が詳細、かつ具体的な「来年の祝祭日(休日)」のようです。

 

中国滞在における「朝令暮改」、「建前」と「本音」、そして「理想」と「現実」の理解、及び再認識は自分でも心得ているつもりでした。ですから2008年度のこの時期の変更、決定、発表は脳内処理できました。が、今年2007年の年の瀬の公定休日、つまり今年もあと2週間のこの場に及んでの今年度の公定休日の正式な増加決定はビックリしましたね。

 

旧正月を本格的に祝う中国では日本とは異なり、西暦の元旦はそれほど重視されてはいません。従来も旧年31日まで仕事、「1月1日」一日だけ休み、2日以降は仕事というのが普通、大半でした。しかし今回はこの祝日改定フィーバー(?!)に乗ってしまおうと言うことでしょうか。政府は2008年元旦一日の休みでは物足りず、どうせ今年もあと2週間たらずという考え方も加わったと思われ、30日(日)、31日(月)もついでに公定休日にし、3連休を正式決定してしまいました。30日はもともと日曜日だからいいものの31日は月曜日。こちら中国ではつい先日までの認識では平日です。それが新たに公定の「休み」となり、今日、広く報道されたわけです。

 

前回も書いたとおり日本ならば大混乱必至ですが、中国から見れば大したことは無い。いやそれどころかお上は「休みを増やしてやる、有り難く思え!」。人民は「休みが増えた、バンザ〜イ!」ってのが実際の反応でしょう。日本式にいえば国家規模の国民向け「ビッグなサプライズ」とでも言いますかね。う〜ん、それにしても今年の公定休日を今、それもこの年の瀬に再設定するとは!「自己中」もここまでくれば逆に「凄い!」に変わりません?

 

結果的に大幅に増えることになったこちらの休みですが、日本の旅行者は今回新設定された公定祝日(休日)の訪中は避けるべきです。交通、行楽・宿泊施設いずれも高くなるばかりか予約も取りづらくなりますしね。まあもともと日本は休みではなし大きな影響は無いでしょうけど。

 

一方で金融、交通、旅行関係者にとって突然の変更は頭の痛い問題でしょう。陰暦中心で具体的な日にちが毎年コロコロ変わるって事もありますしね。何とか知恵を絞ってチャンスに変えて欲しいです。

 

今回の事件(?!)は「やっぱり中国(人)と関係を持つのは難しい」というのが御理解いただける良い事例になったのではないでしょうか。

 

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投稿者:dalian4649

中国の「2008年祝日改定」に思考回路が止まる日本人

近は「このブログは差別主義者による情報?!」シリーズを執筆中でしたが、今日は良いブログ更新ネタがありましたので、このシリーズは一旦お休み。こちらのタイムリーネタを優先させたいと思います。お付き合い下さい。

 

当ブログ11月9日のエントリー「中国の祝日改定論議について思う」でも取り上げました、来年の祝日についてですが、このたび結果が出たようです。

 

本日付けの地元紙「大連晩報」の報道によれば「中華人民共和国国務院令513号、071214日、国務院総理・温家宝」として改定内容が発表されていました。簡単に要約しますと従来より法定祝日である元旦(1月1日)、春節(旧暦の正月。3日間)、国慶節(10月1、2、3日)は変化無し。変化した点は大型連休であった「労働節(日本でいうところのゴールデンウィーク)」が5月1日のたった1日(!)のみに、また新たに「清明節」(先祖の墓参をする日、春分から15日後)、「端午節」(夏の始まり、旧暦の55日)、「中秋節」(名月を観賞する日、旧暦8月15日)というようになり、08年1月1日を持って施行されるとのことです。

 

早い話が「世界標準との逆行」に加え「旧暦中心」にするということらしいです。当ブログで再三取り上げている「中国独自」です。

 

世界基準である「西暦」の新年(08年1月1日)まであと約2週間。日本人の感覚ならこの時期、しかもこの直前の変更についていけない、いやこの場に及んでの変更、決定、発表など理解できない(!)ことでしょう。特に職種問わず中国と何かしら関係を持っている企業、日系のみならず外資系企業なら来年のあらゆる面(製造、人事・・・)の予定変更、計画修正が避けられません。はっきり言って慌てふためきます。日本、いや先進諸国ではありえない、いや決してあってはならないケースだからです。

 

もし日本なら、中でも金融、運送、カレンダー製造等に関わる仕事についている人ならそれこそ一大事といったところでしょう。修正の手間に加え賠償請求は当たり前。内閣も支持率低下、大幅に信頼を失うどころか、国会野党もこの時ばかりと責任追及、そして当然のごとく辞任を要求。政権が変わりえるほどの大事件です。

 

では当の中国人はどう考えているかというとこの変更、決定、発表について「慌てふためく」なんて事は特に無いんですね。今のところ実際、大きい混乱は目にも、耳にもしません。何故かと言うと日常、自分の周りに当たり前のように存在している「直前決定」、「朝令暮改」の事例の一つに過ぎないからです。

 

さて今日の本題に入ります。日本(人)から見ると(ここが大事!)、中国(人)には「けじめ、計画性、責任感」の3点がありません。このことは「3大注意事項」ですよ!

 

「けじめが無い」=特に公私混同は当たり前です。日本では大問題ですが、こちらでは「問題議論」の対象にもなりません。例を挙げると職場の電話を使っての私用電話(国際電話も)は普通。警官を例に挙げれば制服・私服の使用区別無し。勤務時間中とはいえ制服の乱れ、爆睡、新聞閲覧、コンピューターゲーム、買い食い、サウナでひとっ風呂、パトカーで子供の送迎、買い物(マック・ケンタ)なんてのは長期滞在している日本人ならすべてのケースでは無くても目にしたことはあるでしょう。こちらの一般人はそれを見たからといっていちいち通報なんてしないんです。それだけ日常茶飯事の光景なんです。逆に通報なんてしたら「理想」と「現実」の区別がつかない奴、何かと眼の敵にされるだけですからね。普通はこんなちょっとの事(?!)でお上には逆らいません。漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公「両津勘吉」巡査長の「リアル版」(実写版?!)が普通なんです。当然笑いの対象にはなりません。

 

「計画性が無い」これも日本人には理解しがたいでしょう。日本人なら小学一年生から「夏休みの計画」等、計画を立て、沿うことの重要性を学ぶし、社会主義国家といえば「○○5ヵ年計画」というのが「お約束」であり、そのイメージが強いからです。中国では「当日決定」、「ドタキャン」、「朝令暮改」は常識、いや日常茶飯事。ですから文句を言うより「合わせられる」人間が重宝され、信頼を得ます。特に取引先や部下はね。既存の法律の遵守より変更のほうが当たり前です。「人治国家」の「人」は「法律を上回る存在だ」ということを日本人は理解できない。ですから今回のことで温総理が追い込まれることなど絶対に無いのです。まあもともと野党も無ければ一般人にも参政権は無いですけどね。

 

最後に「責任感がない」です。「自己中心主義」という思想ですから、いつ何時、どんなことで、誰と争っても悪いのは「私」ではなく「あなた」です。この考え方も常識です。まず、とりあえず関係無しに「謝る」などとんでもないことです。謝ることは「罪の全てを認め、責任の全てを取ること」=「メンツ、地位、実績、財産の全てを失う」ことです。また日本では相手を納得させるための話術の一つ「あなたが私に立場だったらどうしますか?」はこちらでは使えません。「私はあなたなんかとは全く違います。一緒にしないで下さい」の一言で終わりです。冷笑とともにね。この現実は怖いですよ。これはつまり日本人であるあなたの常識で考えている、期待しているような「裁判」、「弁護」の進行なんて望めない、いや無いということです。その上、「朝令暮改」で止めを刺されます。討ち死に必至です・・・。

 

あなたもこの「3大注意事項」が理解できるようになり、あわよくば使いこなせるようになったら一人前の対中ビジネスマン。「初級編」卒業です。常識は国が変われば全く違います。我々の常識などは世界では、いや東アジアでさえも通用しないのが現状です。顔や体も似て隣国ですけど中国人は日本人の延長ではありません。中国語は母語人口で世界最多を誇り、中国は日本の約26倍、広大な国土面積は否定できない事実なんです。「日本の常識に合わせろ」は日本のバブル期限定のもはや過去の言葉。今や言語習得意欲、能力共に低い日本人、「理想」と「現実」を混同する日本人、自国の常識に縛られる日本人では通用しないんです。

 

「郷に入っては郷に従え」という言葉があります。これには良い意味も悪い意味も含まれます。性善説の教育を受け、絶対信念を持つ日本人にとっては無念ですが、ある意味「悪い面」でも理解、享受しなければ現地人と同じ土俵にすら立てないんです。それが外交、ビジネスという「利」を追求する場面ならなおさら「本家」を凌駕するほどの理解・実用・応用が求められる(=極めなければならない)ことを知る必要がありますね。

 

 

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参考:

「中国の祝日改定論議について思う」(2007119日エントリー)

http://blog.livedoor.jp/japan_walker_2791/archives/50834325.html

 

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